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2003/08/11号
DOIT!「セブンプラザ」最新号のご案内

┏━ VIDEO DOIT! E-MAIL MAGAZINE ━━━━━━━━━━━━━━046号┓


繁盛店事例研究マガジン 【メルマガDOIT!」】 ~MERUMAGA DOIT!~


┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(2003/8/11号)━━━━┛


「メガネ21さん」の放送(Nステ)が延びました!


前回のメルマガで、8月5日に、DOIT! 30号で取材させて頂いた広島の

「メガネ21」さんが、「ニュースステーション」(テレビ朝日系列)で

紹介されます!とご案内しておりましたが、放送内容の変更で、放映

日がずれてしまいました。皆様には本当にご迷惑をおかけしてしまいま

した。すみません。


次回の放送予定日は8月18日(月)だそうです。(報道番組の都合上、

放送日が変更になる場合もあります。)


どんな内容になるんでしょうか?楽しみです。


◇DOIT!ホームページ「メガネ21」(メガネ専門店チェーン)

http://www.blocks-net.co.jp/?item/details/030


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◇今号のメニュー


・DOIT!最新作のご案内

・鮮烈語録!

・DOIT!編集部より


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■「DOIT!」最新作のご案内  ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


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DOIT!Vol.74 「蘇れ!地域密着家電店!」セブンプラザ(家電専門店チェーン)

 ~お客様本意の商いで集結する地域家電店グループの挑戦~

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巨大店舗で地域の需要を根こそぎ奪う家電量販店の資本力パワーに劣勢を強い

られる地域家電店。そんな売上不振に悩む地域店が最後の望みを託して参加す

る家電店チェーン「セブンプラザ」が注目を集めている。量販の隙間をいく地

域密着の商いを、小さな店が共に支えあい励ましながら実践し続け、着実に業

績を伸ばすこのグループ。彼らの活動から見えてくるものは?激戦時代の地域

店生き残りの可能性を探る!




【DOIT!がこの企業に注目する理由!】


● 目指せ便利な電器屋さん! ご近所客を魅了する“コンビニ家電”!

● 量販店からお客様が戻ってきた! 見事に復活するパパママストア!

● 経営数値はすべてオープン! 本音で語り合う勉強会「セブン会」!

● 「売り込まない」から来たくなる! 来店率50%のお得意様ご招待会!

● メーカーから主導から小売主導へ! お客様志向で革新する地域店経営!




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DOIT!ホームページ「セブンプラザ(家電専門店チェーン)」

<http://www.blocks-net.co.jp/>


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■鮮烈語録! ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


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「セブンプラザ」山口社長の言葉(DOIT!74号より抜粋)

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▼「地域店は人柄ですよというのはベースなんですよ。結局、いや、どん

なに立派なシステムの場があっても、その商圏エリアを広くとってすぐ商

売じゃないですから、我々の場合は。近場のお客さんどう利用してもらう

かとなると、「あそこのおやじはいいよ」と、「あそこの奥さんはものす

ごういい人だよ」と、こうあって、いいシステムとノウハウが乗るんです

よと。で、今、人柄の悪い人は5年がかりでいいから改造しなさいという

んですよ(笑)。」


※書く原稿はこの線↓内に収まるように改行する。(メルマガにしたとき、

変なところで改行されてしまうから。)

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▼「独立した時とは、この、お客様の反応がだんだん違ってきたんですよ

ね。歓迎されなく、だんだんなりつつあった時期があるんですよ、訪問販

売を。歓迎されてないな、っていう(笑)。また売り込みに来たなという

感じのですね、感触は分かります。それと、やっぱり子供が、えー、あと

を継ぎ、継いでくれるということでしたので、子供に継がせる時は、外販

では継がせたくはないという思いがあったんですよ。というのは、あのー、

まあ、我々が育った環境が、非常にこの苦しい時代、それから、まあ、ど

んな苦労も惜しまない時代があったわけですね。だけど、今の子供にはそ

れは無理だろうと。子供が継いでくれるんだったら、

店売りに変えようという思いがあったわけですね。」


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▼「極端に言うと、日に、日に、「あ、お客様が増えてるなー」というの

を実感として感じましたね。駐車場がいつもいっぱい、夕方になるとか、

もう2年目ぐらいから、しょっちゅうそういう状況でしたから。だから、

手に取るように、こう、肌で感ずるんですね、あ、絶対これは間違いない

っていうのがですね。」


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▼「うちは、まあ、発足当時からですね、やはり修理と販売というのはまあ

車にとって言えば両輪であるという、まあ、社長の考え方ですから。だから、

むしろまあ、修理のほうは、最近はですよ、やはりそういう修理とか工事の

ほうは重要視される向きがあるわけですよね。というのは、こうして競争が

激しくなってくると、どうしても価格だけでは追いつかないと。そしたら、

あとは何があるかちゅうと、あとはまあアフターサービスですね。だから、

こまめにまあアフターサービスをする。そこに重点が置かれてきているよう

な感じがするんですよ。」


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▼「だから、みんなその店売りをしたいというのが原点だと思います。スター

トラインだと思うんですね。そして、グループができて、その結果、まあ、仕

入れコストも下がっていったと。あるいは、チラシのコストも下がると、いろ

んなその販促物のですね。だから、今みたいになるということはもう予測もし

てませんし、これだんだん、だんだん、仲間が増えて、もう今は加盟店の人た

ちが、まあ、電器屋さんをあなたも入ったらいいよということ、誘って今、来

る状況ですよね(笑)。」


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▼「だからまあ、小さくてもー、店売りができるコンビニタイプを、じゃここ

までのにしてスタートしようかと、いうのが今のうちの原点なんですよね。小

型店の。」 「これはいけると。それはもう、いけるっていうのはもう自信が

あったですね。」


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▼「2つ、ま、2台もしくは3台ですね。冷蔵庫も。基本、基本的には品ぞろ

えの第1条件として、お客様が来て持って帰れるものっていうのを中心に。

今まで外販をしていたわけですので、大きいものというのはカタログで商売し

ようと思えばいくらでもできるということを前提に、せっかく来ていただいた

ので、そこで小物商品だけはできるだけ充実させて。換気扇フィルターとかで

すね,糸くずフィルターとかですね。こういうものをちゃんと品ぞろえしておけ

ば、わざわざ遠くまで行って買わなくても、もう近所で済んでしまうと。」


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▼「ま、電池を買われるお客様と、例えばデジタルテレビを買われるお客様も、

感謝の気持ちは一緒ですよと、よく話をするんですけどね。電池を買われるお

客様でもコーヒーをサービスをしましょうと、お店に見えたらですね。電池を

買われる人もおうちに帰ったら、電化製品全部あるんですよと。たまたまきょ

うは電池だったんだと。差別はしたら駄目だと。」


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▼「だから、お客様という物差しの当て方が金額じゃないわけですよね。まず

利用してもらった人は全部お客様だということです。お客さんを増やさない限

りは、売りは長いスパンにおいては、瞬間的にはぱっと上がるけど、これはも

うお客様の数に比例しますから。だから、やっぱり1年、2年、3年、もう電

器屋を続ける以上は、永久に増客をしていくと。」


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▼「普通の展示会っていうのは、招待状を出して、まあ、来場記念品ですよっ

てやってるのに、あのー、記念品だけもらいに来ると、やっぱりあんまりいい

顔して記念品を渡さないとかいうのあるんですけど、うちはとにかく、あの、

来場、来店記念品なんで、もうとにかく買い物あってもなくても、日ごろ買っ

ている、まああの感謝の気持ちを込めて、気持ちよく渡しなさいということを

やってるんで、それをだんだん積み重ねてくると、やっぱりお客様も、きや、

店に来店しやすいっていうのがあって、だんだん来場率っていうのは上がって

くるんですね。」


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▼「だけど、100パーセントお客様がその固定客になるんじゃなくて、それは

もういろんな都合がありますので、店としても洗い替えはしていきますよね。」

「名簿の、固定客名簿の洗い替え。一応お得意さんになって、なっていただく

つもりだったけど、あ、この人はやっぱり、そのー、一時のお客さんだったのか

なっていう人はもうずっと落としていって、それを繰り返し、繰り返しずっとや

っていくわけですね。」


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▼「日ごろからもう、口が酸っぱくなるぐらいもうほんと、うちの本部長のほう

で、「もう気持ちよく記念品渡しなさい」って。自分が招待状を出して、来店記

念品でやってるのに、来店したら、お買い上げ記念品じゃなくて来店記念品だか

ら、ほんと気持ちよく、来店されたら気持ちよくやりなさいっていうんですね。

だからだんだん切り替わっていって、だんだん分かってきて、お客様がいっぱい、

だんだん来店率が上がるごとに、したらだんだん売上も、そのとき上がらなくて

も後で上がってくるんでしたら、店の人も、加盟店もだんだん分かってくるんで

すね。したら気持ちよく、徐々に気持ちよく渡せるようになってくるっていう

(笑)。」


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▼「例えば、きょうドライヤーのたまたま1000円、あるいはラジオの1000円を買

っていただいた。そのお客様にもコーヒーサービスをする。で、少額利用のお客

様にも1週間ぐらいしたら、お礼状を差し上げると。で、その1000円のラジオ、

ドライヤーのお客様でも向こう1年間は繰り返し、うちのお得意様招待会に招待

をすると。これが一応ベースなんですよね。」


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▼「だから、まあ、普通のチェーンとは違って、全部法人別なんだけど、やって

ることは完全な同一企業的な活動ですね。営業活動。、研修をする時は社員さん

も一緒に参加してもらうと。それとか、もちろん、セブン会というのが、オーナ

ー会だけじゃないんですよ。今月はオーナー会、ある時は夫婦同伴のセブン会、

ある時は、後継者会議の使い分けをしているんですよね。」


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▲「私はその、人生の中で、何が幸せかとなると、何にもせずに1日を過ごすと

いうのが幸せなのか、あるいは、お金もうけのために一生懸命がむしゃらに働く

のが幸せなのか、というふうに、その人生の価値観というのを考えると、物、金

じゃないと思うんですよ。物、金ではないと。だから、自分が健康だったら一生

懸命、このー、残された人生をチェーンの皆さんのために使いたいと。だから、

チェーンができることによって私は利益を得る、もうかるという発想、全くない

んですよね。」


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セブンプラザの人たちをまのあたりにして、やはり、人は何のために生きるのか、

という永遠の問いかけに思いをはせないわけにはいきません。そして、人に喜ば

れて働くことが、いちばん充実して生きることだと改めて気付かされるのです。

(DOIT!74号:ナレーションより)




■DOIT!編集部より∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


鹿児島の電器店の皆さんに「元気」をもらった!


DOIT! 編集部の西川です。皆さん夏休みはいかがお過ごしですか?今回は鹿児島に

撮影に行ってまいりました。今回のDOIT! で紹介する企業は「セブンプラザ」とい

う家電店のチェーンです。このチェーン店は普通のフランチャイズのような組織で

はなく、小さな店が集まって、お客様本位の商いを開き言葉に、お互いに切磋琢磨

しながら厳しい環境を乗り切ろうと頑張っているグループです。集まっている店は、

松下電器などの系列のお店など、いわゆる街の電器屋さんですが、ここ数年、急速

に加盟数が増え、量販店の攻勢で経営が悪化して廃業の危機に瀕した家電店が最後

の望みをかけて参加する「駆け込み寺」のようなチェーンです。しかしここに加盟

するとどの店も見違えるほど業績があがるということで今。全国的にも注目されて

いて、私たちが興味を持ったのも「家電不況」「地域店劣勢」が叫ばれるこの時期

に「何故そんなに業績があがるのか?」という理由からでした。


取材交渉で初めて鹿児島を訪れて、本部のある鹿屋市で山口貞利社長のお話を聞い

たとき、「新規加盟店の業績推移」という表(この表はビデオでも紹介)を見せて

戴いたのですが、その表には、加盟後数ヶ月で前年比150%とか、300%とかという

凄い数字が並んでいました。私は思わず「これは本当の数字ですか?」と言ってし

まいましたが、どうやら本当の数字のようです。セブンプラザに加盟すると店を改

装し品揃えをやり直し、接客やサービスを変え、気持ちを新たに再出発するのです

が、しかしたったこれだけでうまく行くものなのか?量販店が撤退した訳でもなく、

スタッフが増強された訳でもなく、商圏人口が増えた訳でもないのに、前年比200%

とか300%というのはどういう理由なのか?今回のDOIT! で追求したのはここです。


量販店に行かなくても本当は近くで買い物をしたいというご近所のお客様のニーズ

をしっかりと吸収したこと、訪問販売型商法を店頭来店型に変えたことなど、品揃

えや店づくりを従来の家電店にはないシステムにしたことなど、解説者的に言えば

こんなことになりますが、取材を通して実感したのは「売る人の気持ちが明るくな

ったこと」が最大の業績向上のポイントのように思いました。メーカー都合が優先

しがちな従来の売り方を根底から見直し、本当のお客様本位の商いを実践すること

で見えてきた「未来への希望」。同じ課題に立ち向かう仲間がお互いに経営数値を

公開しながら、本音で語り合うことで得られる「安心感」。そして量販店へ流れて

いたお客様がだんだんと戻ってきてくれたことに対する「喜び」・・・・。セブン

プラザに加盟した人たちの「明るさ」はこの不況の時代の日本に希望を与えてくれ

る感じがします。


セブンプラザの取材を通して・・・。お客様は不況だから買いたくないと言ってい

ませんでした。量販店だけがいいとも言っていませんでした。小さな店が頼りない

とも言っていませんでした。お客様の声にキチンと耳を傾けて、素直に応えていけ

ば大きくは儲からないかもしれないが、確実に業績を上げることができるのです。

「不況だから売れない」というのは嘘。「打つ手がない」というのも嘘。まだまだ

やることは山のようにあるはずです。がんばりましょう!日本の中小企業の皆さん!

(DOIT! 編集部 編集長西川敬一)




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