2003/05/26号
DOIT!「クレヨン」鮮烈語録
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DOIT!31号で紹介したモクモクファームに家族で行ってきました。
寝坊して昼過ぎに到着した僕らは、通常の駐車場に留められず、第二駐車場
というちょっと離れたところに車を止めて、そこからバスで送迎という形でした。
県外ナンバーの車も多く、かなりにぎわっていました。4年前の取材当時より
施設も充実していて、ミニ豚ショーのお兄さんはビデオで取材した方と同じ人
のようでしたが、とても慣れた感じで会場を盛り上げていました。
最も感動したのは帰りに道、昼に食事したレストランで書いたアンケートの返答が
早速メールで送られてきたことです。これが帰って次の日とかだったら驚かなかった
でしょう。「クイックレスポンス」大切なキーワードだと痛感しました。
また7月になったらきっと行ってしまうでしょう。
モクモク手づくりファーム
(※6月からリニューアルオープンされるようで、今日現在工事中です。)
http://www.moku-moku.com/
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◇今号のメニュー
・鮮烈語録!
・関連リンク情報
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■鮮烈語録! ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「クレヨン(婦人服製造・販売) 田中洋社長」
(DOIT!27号「物語(ストーリー)を売れ!」より抜粋)
ここ数年増収増益を続ける婦人服の製造販売業「クレヨン」。ロイスクレヨンなる
架空の人物をイメージし、彼女に似合うであろう服のみを製造販売する独自の
ストーリー・マーケティングは、他社との差別化を図り「信者」を育てる。自らの
首をしめるだけの「バーゲン販売」を廃止し、正価で売り切る販売力とその
マーケティング戦略を学ぶ!
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▼「(ロイスクレヨンの服は殆ど社長の作りたい服?)
殆どじゃなくてイコールです。専門店として生き残っていくために必要なことは、
差別化。その基準を一人の人が持っていることが絶対的差別化につながる。
田中洋という人は世の中で一人しかいませんので。」
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▼「この辺がきついとかで売れなくなる。それはひとえにパタンナーの腕。
だからここを大きくするとか小さくするとかで大きく違ってくるので、パタンナー
というのはすごく大きな要素。」
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▼「法学部を卒業してまさか洋服屋になるとは。ただ洋服屋をやってすごく
面白いと思ったのは、自分の考え方をお客様に提案して、買って頂いて
「ありがとう」と言ってもらって、お金をもらって、こんな面白い事ないなというのが
未だに続いている。」
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▼「2年後にどうなっているのかはわかりませんが、その時もロイスクレヨンです。
いまああいう色目ですが、ああいう色目が今のロイスクレヨンを表現しやすいから
そうしてるだけ。ただ澁谷なんかで売れてるセクシー系は、アホが着るもんだと
思っているから一切やらない。」
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▼「こういう風に考えて、ロイスにはこういう着方がベストだと思うので、こういう
ジャケットやスカートを作っている。で、この時期にこのくらいの枚数入ってくる
からお店としてはこういうスケジュールですすめて欲しいというのが大前提。
お客さんの意見を聞いて、それを作る方にフィードバックさせるのではない。
うちは半消費者志向と言っている。何でもいいからお客さんの意見をと言っても、
何もいいませんから、こちらから提案する。その中で取捨選択する」
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▼「洋服って共通の価値観がない。99.99の金のかたまりのようにはならない。
嫌いな服は雑巾にもならないし、好きなものは何といっても好き。共通の価値観
のないものを赤の他人に売るとき、関わっている人間が共通の価値観がないと
売れないというのが商売の私の基本的な考え方」
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▼「店が増えてスタッフが増えてきた時、楚々としたという字がわからないと
言われた。それをきっかけに頭にあった女の人に名前をつけて家族をつくって、
お互いの基本的な考え方を共有化できるのではとやったのが、CIというか
ストーリー・マーケティング。」
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▼「MDとエリア長が、ああでもないこうでもないとやり、MDはMDで売れると
思って作り、お店へ出して残すことくらい、自分の仕事に対するプライドが
許さないことはない。そこからスタートしている。」
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▼「本部在庫も持ち越し在庫もゼロ。(それは普通の話?)いや、60店舗以上
やってて、この業界にいる人は皆信用しない。税務局も信用しなかった。
4年前に、お客はどこにでもある、いつでもある、どうせすぐ安くなる、足元を
見られてるなと思い、これを何とかしようというのが今みたいなビジネスを徹底
し始めたきっかけ。最初の5、10店舗まではこういう商売をしてた。仕入れを
してたので在庫を持たなくても出来たし、月の回転率が3回転だった。それでも
プロセスのところで物をつくりはじめて在庫が増えたりしてきた。不景気になって
他と同じように在庫を持って商売したらダメだから、ここで在庫持たない、
バーゲンしない、売り切ろうと決めて、今現状生きてる。」
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▼「2回続けて来てもらったら脈があるから。それ以上は店のスタッフの意欲の
中で固定化を図る。顧客管理というのはウソ。お客様の方が店を管理している。
デパートが顧客の囲い込みだなんて言ってますけど、安いからそう思っている
だけで、苦しくなってやめたら、すぐにお客は去る。」
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▼「5店舗は顔を見てそうしてよと話せばすんでた。ところが20店舗くらいに
なると、説明しにくくなってきた。で、その時分から思っていること、感じたことを
書いてきた。少しでも価値観の共有化ということで。そのたまったやつが
「This is CRAYON」なんです。」
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▼「僕らの仕事は誰が判断すると言うと、他でもない、お客さんです。お客さんが
公平に評価してくれる。いい接客をすればきちっと買ってくれますし、手抜きを
すれば買ってくれません。業務の仕事とは違い、販売に仕事はお客様が公平に
判断してくれて「いいわよ」という言葉と同時に買ってくれて、売上という形で
出てくる。」
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仕事をする以上、まず自分の仕事に誇りを持って欲しいと考えています。
そしてお客様に喜んで買ってもらうことに最大の意味があるとも考えています。
(DOIT!27号:ナレーションより)
■関連リンク情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◇DOIT!ホームページ「クレヨン」(婦人服製造・販売)
「物語(ストーリー)を売れ!」
~絞り込むコンセプト!拡がる顧客満足!~
http://www.blocks-net.co.jp/link_ed/027.html
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■「DOIT!」最新作のご案内 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
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DOIT!Vol.72 「主役は社員!感動はここから生まれる!」ほてる大橋(旅館)
~働く人のやる気を引き出す逆ピラミッド組織~
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旅行代理店から次々と送り込まれる団体客を相手に、そこそこの料理や当たり
障りのないサービスをしていれば儲かった好景気の時代から、心を込めた本物の
サービスを提供し、ガッチリと固定客をつかまなければ生き残れない冬の時代を
迎えた旅館業界。お客様個々のニーズを理解し、その場その場で感動を与える
心のサービスを提供するには、女将が目を配り厳しく指導するという旧来型の
マネジメントでは不可能だ。求められるのは社員一人ひとりが主体性を持ち、
自分たちの判断で提供する心のサービス。
今月のDOIT!はその品質向上に取り組むある旅館の奮闘ぶりを紹介する!
【DOIT!がこの企業に注目する理由!】
●全員参加で「経営品質」向上!意識を高める「業務改善チーム」活動!
●全社員で拾い集める「小さな不満」!顧客の声を集める仕組み、活かす仕組み。
●アナログで集めた声はデジタルに!顧客の満足・不満を全部門で情報共有!
●社員中心の環境をつくり後は口出しせず!これが逆ピラミッドのリーダーシップ!
●この経営理念が旅館を変えた!社員の心の拠りどころ『サービス宣言』!
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DOIT!ホームページ「ほてる大橋(旅館)」
<http://www.blocks-net.co.jp/
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■ちょっとしたご案内 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
モクモクファームから届いたメール、ご紹介します。
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From: mokumoku [mailto:info@mokumoku.com]
Sent: Sunday, May 25, 2003 6:33 PM
To: fukuji@blocks-net.co.jp
Subject: ありがとうメール
藤原 福次様
本日はモクモクにおこし頂き、また、パパビアをご利用頂き、誠にありがとう
ございました。アンケートを読ませてもらいましたが、パパビアの雰囲気を気に
入って頂けたようで、とてもうれしく思います。
(ちなみに、天井のダクトは冬は暖房、夏は冷房になる空調になっております。)
パパビアでは、2、3ヶ月に一回のペースでメニューを替えておりまして、次
回は7月から、夏野菜をたっぷり使ったお料理を予定しております。
その頃には、天井のぶどうにも実がなっており、とてもきれいですよ。
これからも、皆さまにもっと楽しくお食事して頂けるよう、スタッフ一同がん
ばりますので、是非また遊びに来てください。
心よりお待ちしております。
パパビア 広沢
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。○ 農事組合法人伊賀の里モクモク手づくりファーム
__Π
/\ ◇◇ \ 〒518‐1392 三重県阿山郡阿山町西湯舟3609
/_ □__\ ____\ Tel0595‐43‐0909/Fax0595-43-2100
|mokumoku 田 | メールはこちら--> info@mokumoku.com
ホームページ-- >http://www.mokumoku.com/
2003年6月からアドレスが変更になります。
新しいホームページアドレスはhttp://www.moku-moku.com/
メールアドレスはinfo@moku-moku.com
です。アドレスの変更とご理解をよろしくお願いいたします。
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■ご意見・お問い合わせは mailto:mag@blocks-net.co.jp までお願いします。
(株)ブロックス DOIT!編集部 メルマガDOIT!編集部
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