2001/11/02号
DOIT!「ダン(タビオ)」鮮烈語録
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■今週の鮮烈語録! ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「ダン 越智社長」 (DOIT!49号より抜粋)
DOIT!49号で紹介した「ダン」。噛んで品質を確かめるというほど、靴下にこだわる
越智社長。そのこだわりは品質のみならず売り方にも波及し、アパレル最強と賞される
SCMでも注目を集めています。
今回は、そんな越智社長の言葉をご紹介します。
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▼「食べているのではない。赤ちゃんをかむようにやさしくかむ。
そしたら靴下の復元力に合わせて返してくる。ふわっとね。
そしたら、この靴下やさしいねとわかる。」
(靴下の品質を歯で噛んで確かめる)
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▼「今さかんに言われているサプライ・チェーン・マネジメント、そんなことは
全然知らなかった。私はサムライ・チェーンをつくった。サプライ・チェーンなんて
道具みたいなもんや。店頭からなんぼ情報まわってきても、24時間体制に
すぐ切り替わるサムライがいなかったらどうします、コンピュータ出力で何が出来ます?」
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▼「私は孫悟空みたいにあちこち走り回ってるけど、靴下の手のひらでうろうろしただけや。
不思議な人生や。これ(靴下)持ってたらすごく落ち着く。家にも置いている。
靴下さえ持ってたら、私は怖いもんはない。 気分的にすーっとする。」
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▼「専門店というのは、百貨店よりもどこよりもいいものを売ってるのが専門店やと
思っていました。それがいつの間にや拡張政策で、店にも販売員にも貫禄が
なくなっていた。靴下の値段もちんぷんかんぷんになっていた。
アルパカの自慢の商品を冗談で1000円にした。儲けはありません。
ところが返品がバンバンでた。靴下がろくに扱われてない。足のつめが長い人とかね。
かかとには体重の1.6倍から1.8倍のものがかかる。そんな高級なものを靴にはいたら、
無茶苦茶です。デメリット表示もしていたのに、誰も説明していない。私はどたまにきた。
本部に乗り込んで行って、量販店とどこが違うんや!と言ってね。
専門店と違うんか、と言ってね。そういう矛盾をもっていた。
専門店とは何かと言うことを、私はもだえていました。」
(靴下の製造・卸をしていた当時)
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▼「私が一生懸命つくっても、販売員さんが、このおっさんアホかというような
顔をしていたら、買ってもらえん。にこやかに応対してもらってはじめて、
いい靴下店だと思ってもらえる。僕がなんぼ頑張っても50点、あの子らが
合計100点にしてくれる。だから大事に思っている。全国の小売店の女の子といったら、
私の一番強力な見方です。店の主人公は販売員さんです。それくらい大事に思ってる。
私にとっては、天皇陛下みたいなもんです。」
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▼「いいものはこんなんじゃなけりゃ、という靴下がある。
かみつきたくなるような。理想の靴下は、はいているかどうかわからないようなもの。
意外と女性より男の人の方がうるさいんです。靴下には。
はく靴下というのは、 まんべんなく履いているわけではない。
ワンシーズンに5.6足をとっかえひっかえ履いているだけなんです。
そのとっかえひっかえはかれる靴下を、私は作ろうとしている。」
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ダンに集う沢山の方に会いました。
皆さんニコニコと元気で熱い人たちばかりでした。
そんな元気を生み出してきたのは、やはり越智さんの靴下にかける情熱です。
最先端のシステムを生み出したのも、その志があったればこそです。
今回私たちは、まさにその志というもののすごさに、圧倒された思いです。
(DOIT!49号:ナレーションより)
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◇DOIT!ホームページ「ダン」(靴下専門店チェーン)
「一品入魂、商人道!」 ~不屈の信念が生む情熱と品質のネットワーク~
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■メルマガDOIT!編集部より∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
いかがでしたか、ダン越智社長。強烈です。
靴下にかける情熱は尋常ではなく、これほど靴下を愛している人を
僕は他に知りません。好きであること、その情熱が全ての原動力であると
感じました。越智社長の厳しさの中にある優しさ、可愛らしさが回りの人たちをも
動かすのでしょう。靴下を作るまでが50点、売る人が居て初めて100点になる、
という言葉から、モノと同時に販売にこだわる姿勢が伝わります。
前回の風花石原社長同様、越智社長も強烈な渦の中心から、ぐるぐると、
商売の楽しさを回りの人たちに伝えていらっしゃるようでした。(藤)
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