2005/05/10号
DOIT!「サント・アン」鮮烈語録
┏━ VIDEO DOIT! E-MAIL MAGAZINE ━━━━━━━━━━━━━ 088号
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繁盛店事例研究マガジン 【メルマガDOIT!」】 ~MERUMAGA DOIT!~
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読者の皆様、こんにちは!
いつもメルマガをご愛読頂きまして、ありがとうございます。
大阪DOIT!チームの伊原です。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?
私は1年半ぶりに帰省して参りました。
大阪から遠く離れた山形へ。
今回はリッチに飛行機を利用しての初めての帰省です。
伊丹空港の搭乗ゲートからバスに乗せられ、飛行場の
はじっこに連れて行かれました。
貨物用飛行機の隣にあったのは、50人乗りの小さな小さな飛行機。
タラップで乗り降りするタイプです。
風で吹き飛ばされてしまうのではないかと思う程の小ささ。
でも、飛んでしまえば快適な空の旅(と言いながらも飛行機が未だに
怖いのですが・・・)。
富士山やアルプス山脈を見下ろしながら、たったの1時間で山形へ無事到着。
空が広い!空気がおいしい!母の作るご飯が最高においしい!
それから5日後、私はまるまると太って大阪へ帰ってきたのでした。
(編集部 伊原美保)
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◇今号のメニュー
・鮮烈語録!
DOIT! 59号「サント・アン」(洋菓子店)
代表取締役 塚口 肇さんインタビュー(DOIT!59号より)
・DOIT!編集部より
■鮮烈語録! ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
59号で取材した「サント・アン」は別に有名パティシエが開いたお店という
わけではありません。立地がいいわけでも決してありません。でも地域の
お客様の心をつかんで離しません。人口11万人の兵庫県三田市において
年間3億円以上の売上を上げる驚異の洋菓子店。その秘密はお店が
お客様を温かく迎える雰囲気を絶やさないからでしょう。いつもお客様の
ために最善を尽くす洋菓子屋さんから学ぶものは大きいですよ。
(編集部小出)
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【取材企業】 DOIT! 59号「サント・アン」 (洋菓子店)
【特集テーマ】 この感動にファンが広がる!
~お客様の要望にとことん応える洋菓子店~
★代表取締役 塚口 肇さんインタビュー★
「一回来て頂く最初の新規顧客この人が次来たいなと思って頂けたら
それで良いわけですよね。その人が何回か来てるうちに『クチコミした
いな』と思って頂けたらそれでまた良いわけだから、だから何回か来て
頂く中にクチコミに乗るか乗らないかというのは、クチコミする側も考え
てらっしゃいますからね。だからやっぱり下手な店紹介できないってい
うのがクチコミの一番怖いところですから、クチコミをする側にとっても。
まあそれでだんだんと伝わってくるというのが、一番ゆっくりだけど確実
なやり方じゃないかなと。」
「(アンケートはがきについて)私が言うよりたくさんのお客様がきちっと
正しいお客様が思って下さることを伝えて頂いた方が(社員の)説得力
・納得力高まると思うんですよね。だからやってるようなものですけど。
ただ形だけやってもお客様は瞬時に見破られるわけで、ですからどこ
まで心入れるかいうのが(重要)」
「例えばその有能な人があってそこに入ってくれたらすぐ機能するかと
いったらそうでもないですよね。だから育てていきながら、不十分かな
と思いながらその役に抜擢すると、その人は役を今度はこなしていく、
演じていくという風にきちっとやれるじゃないですか。私だって最初から
満足に出来たわけではないし、自分のこと忘れて社員に今度は言い
ますよね『出来てない』って。それ言われても社員は辛いですからね。
その場にやり場を与えてやるというのが、一番成長できるんじゃないか
なと。無理やりでもちょっと背伸びしたところにポンっと置いてあげた方
がその人は一番嬉しいでしょうしね、正直。」
「販売マニュアルは全くないですね。開いたことないんじゃないですか、
店長も。逆に考えれば無い方がいいわけですからね。マニュアルとい
うのは最低限なことをある一定レベルまで求めることに使うわけで。
でそこを超えたときに対応できないのがマニュアルの欠点ですから。
だからいっそのことない方が『考える』じゃないですか。」
「商売の何とか見通しはついてますから、あまりこのビジネスを拡大
しようとかいう気持ちも無いんですよね。あまりというか全然無いん
ですよね。(Q、もう一店舗増やすとか?)それも全然無いですね。
それよりもいいものを作ろう、いいサービスをしようとか、ある一定
レベルを求めようと思ったら、よっぽど優秀な人材をどんどん輩出で
きるような力があれば別ですけど、まあそういう発想に至らない方が
いい仕事が出来るんじゃないかなと。逆に言ったら今ある地域のお
客様を裏切らないことに繋がるんじゃないかと思うんですよね。」
★製造 チームリーダー 隠居 肇さん★
「やっぱりお客様がこうやって下さい、こんなケーキ作って下さいとか
こういうサービスして下さいというのにどれだけ応えているかという事
のやり合いだと思うのですよ。じゃあ僕らはそのつくり方は手間だか
らしないとか、こんなサービスやったらお金がかかるからしないとか、
そんなことではなくて、お客様がやってもらいたいこと、こうしてもらっ
たら嬉しいということに僕らもどれだけ近づいていくかというそのボク
シングで言うところのジャブの打ち合いだと思うんですよ。」
★製造 チーフ 松田 淳一さん★
「(製造部で修行という考え方がない点について)職人職人しないのが
いいと思うんですよ。僕は超一流の職人だとかそういうのあんまり嫌い
なんですね。だから普通のというとおかしいですけど、あくまでも技術
者は技術者だと思うんですよ。職人と技術者が違うような所があって。
お客様に対したら、お客様対作ってる人というのは、私であろうがアル
バイトさんであろうが全く一緒だと思ってるんで、忙しい部分は手が空
いてたらそこに行けばいいんで。それがお客様に対して失礼でなけれ
ば、誰でもいいと思っているので。(パートさんでもアルバイトさんでも
どんどん仕事を任せることについて)任せたら任せただけ応えようとし
てもらえる。やっぱり勇気いりますけどね。でもお願いする。そのやり
取りがお互いのコミュニケーションになるし向上するのであれば、や
っぱり任すしかないでしょ。」
★「サント・アン」ホームページ
http://www.saintan.com/index.html
★DOIT!59号のご注文は・・・DOIT!ホームページから!
http://www.blocks-net.co.jp/item/details/059.html
■DOIT!編集部より ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◇GWにキャンプに行きました。
山間のキャンプ地で、割と地味な場所ですがオートキャンプの人たち
もそこそこ居て、テントをはったりバーベキューをしたりと、楽しんでお
られました。
よくよく観察していると、キャンプ場のお父さんは本当によく働いています。
さっきテントを張っていたかと思ったら今度はバーベキューの用意。
奥さんがテーブルに材料を用意して、せっせと焼いているのは旦那さん。
子供たちがそこらでボール遊びをしてる時も、テントの調整やら、テーブル
の位置換えやら、なんやかんやと動きまわっています。
つくづく男って何かしてないといられない動物なんだな、と思いました。
でもきっとそれが楽しいんでしょうね。
自分が役に立つ人間だと実感できることこそが、生きがいとかやりがいとか、
そういうものにつながって、そして力を発揮することが出来るんでしょうね。
それが家族のためなら尚更ですよね。
(編集部 藤原福次)
◆「『素晴らしい経営』の実現をめざす実践学習会」に参加されませんか?
私たちは、ビデオのお届けを通してユーザーの皆様とお話しする機会が
あります。多くの皆さんはDOIT!を社内改革のツールとしてご利用になら
れているのですが、皆さん熱い人ばかりです。
「なんとか会社を良くして行きたいんだ!」「将来DOIT!に出る企業のよう
になりたいんだ!」そんな言葉を頂戴し、私たちも熱くなって帰ってくるの
ですが、そんな皆さんの思いにもっとお答えすることはできないだろうか?
私たちにしかできないことはないだろうか?といつも思っていました。
そんな時、いつも「DOIT!は世の中を良くするビデオなんだから頑張って
ください」と応援をして下さっていた大久保寛司さん(人と経営研究所)から、
会社を変えたいと思っている中小企業の皆さんにお役に立つ学習会のよう
なものをしてみては?とアドバイスをいただき、今回の企画をスタートする
ことにしました。
ご存知の方も多いと思いますが大久保寛司さんは、日本経営品質賞の
創設に関わられたり、日本を元気にしようと各地で組織の活性化をテーマ
に講演されるなど素晴らしい活躍をされておられます。
今回は、その大久保寛司さんのファシリテートによって、DOIT!に出てくる
ような「素晴らしい経営」、つまりお客様本位で、社員が生き生きとして
働く組織をどう実現してくのかを熱い思いを持った皆様と一緒に考えて
いこう、実践していこうという企画です。
そしてただ会議室で勉強するだけじゃなく、毎回会場を変え、DOIT!で
ご紹介した企業(バグジーさんや四国管財さんなど)をご訪問しながら、
経営者のお話を聞いたり、社員の皆さんと語りあったり、実際の「素晴ら
しい経営」に触れていただくという、ブロックスらしい企画になっています。
年間5回、延べ8日の長期間の勉強会(6月~11月)です。
今回は定員を30名とさせていただいておりますが、まだ数名分、席に
余裕があります。もし「ぜひ、我が社も参加してみたい」と思われる方は、
ぜひ、ご検討ください!
中小企業の経営者、または次世代を担う後継者の方、
この機会に「素晴らしい経営」を一緒に実践していきませんか?
(編集長 西川敬一)
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「『素晴らしい経営』の実現をめざす実践学習会」
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主催:株式会社ブロックス
第1講「お客様への理解を深める」 6月1日(水) 《東京》
第2講「組織風土を見つめ直す」 7月6日(水) 《東京》
第3講「仕事の質を高める」 8月2日(火)~3日(水) 《高知県》
※「四国管財」や「ネッツトヨタ南国」の会社訪問・講演など
第4講「リーダーシップを考える」 9月7日(水)~8日(木) 《福岡》
※「BAGZY」の会社訪問・講演など
第5講「自己研鑽と人間力を考える」11月10日(木)~11日(金)《沖縄》
※「沖縄教育出版」の会社訪問・講演など
■コーディネーター 大久保寛司氏(人と経営研究所)
■内容:全5講/8日間
■定員:30名限定
※人間力の経営をめざす中小企業の経営者、および経営者に準ずる方
※業種は問いません
■参加費:1名38万円(税込)/1名追加につき18万円(税込)
※1社2名までとさせていただきます。(経営者以外に社員1名様)
※交通費・宿泊費は個人負担
※費用には合宿時の食事・喫茶代を含みます。
ご希望の皆さまに詳しい資料をメールにてお送りします。
ご希望の方は、下記アドレスに「資料希望」とご記入のうえ、
お申込みください。
「『素晴らしい経営』の実現をめざす実践学習会」事務局
mailto:info@blocks-net.co.jp
■最近私のまわりで話題の本
最近、私の周辺で話題になっている本を皆さんにご紹介させて
いただきます。私の周りの方から教えていただいた本なので、
皆さんの中には、直接的、間接的にお聞きになられている方も
多いかもしれません。でもクチコミはそういうものですね。
『他の店が泣いて悔しがるサービス』 三笠書房(533円+税)
著者:香取貴信さん(香取感動マネジメント 代表)
http://tinyurl.com/abuot
ヤンキーだった香取さんが東京ディズニーランドでの上司や
お客様とのふれあいの中で「サービス」に目覚め、その体験を
書いた著書「社会人として大切なことはみんなディズニーランド
で教わった」。ロングセラーの素晴らしい本です。今回、その
香取さんが、DOIT!でもお馴染みのBAGZYのことやネッツトヨタ
南国、リッツカールトン大阪での感動体験を書かれました。
鬼澤さんという方が体験したリッツのサービスの話など泣いちゃ
います。DOIT!のことを「成功企業に学ぶ感動のドキュメンタリー
で日本を元気にしている『DOIT!』というビデオ」と、紹介して下さい
ました。もう感謝、感謝です。香取さんありがとうございます。
『グレートスモールカンパニー
~小さな企業に学ぶ奇跡の企業哲学~』
現代書林(1200円+税)
著者:瀬戸川礼子
http://tinyurl.com/e3uwp
DOIT!66号でご紹介した行列ができる工務店「近代ホーム」、
松本社長の経営哲学に出会って感銘を受けた瀬戸川さんと
いう方が書いた感動の書籍。DOIT!の取材交渉で松本社長に
出会って感じた「何か」を、瀬戸川さんも感じたのだと思います。
それほど近代ホームは奥の深い企業、奇跡の企業です。
「ぜひ建てて欲しい」と、順番を待っているお客様がいること、
お客様だった人が「働きたい」と言ってくる・・・。4月20日の当社
のセミナーでもホンダクリオ新神奈川の相澤社長が「最近感動
した本」と言っておられましたが、本当にいい本です。
『いい会社をつくりましょう』文屋(1200円+税)
塚越寛(伊那食品工業株式会社 代表)
http://tinyurl.com/9odo2
「ここ数年間の間に読んだ本で一番感動した」と大久保寛司さん
に教えて頂き読んだこの「いい会社をつくりましょう」という本。
本当に感動しました。この間、実際に長野の伊那食品工業様に
お邪魔しましたが、本当に素晴らしい経営をされておられる会社
でした。私が訪問してから間もなく、沖縄教育出版の川畑社長も
ご訪問されたそうですが、「経営の目的は社員の幸せだ」「売上
など気にしない」など、塚越会長とのお話は本当に盛り上がった
そうです。「目標にする会社がここにあった」と感動されておられ
ました。今日もお電話で聞いたのですが、この本を7回も読み直
したとか・・・。
「急成長はひずみがくる」・・・最近の列車事故を見ていても、
まさにこの通り。皆さん、もう、ゆっくり成長でいいじゃないですか。
いい会社をつくりましょうよ!チカラを合わせて・・・。
今回は3冊ですが、またこんな企画を続けます。
でも、考えてみたら、こういう企画はゴールデンウィーク前に
やるべきでした。皆さんの「つっこみ」が聞こえてきそうです。
次回は、冬休み前に特集します!
(編集長 西川敬一)
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株式会社ブロックス DOIT! 編集部
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