2005/08/10号
DOIT!「伊那食品工業」最新号のご案内

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　　繁盛店事例研究マガジン 【メルマガDOIT!】 ～MERUMAGA DOIT!～

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メルマガ読者の皆さんこんにちは！

いつもメルマガDOIT!をご購読いただきまして、誠にありがとうございます。

もう8月も中盤、お盆ですね。

既に夏休みに入っている方も多いのではないでしょうか。

弊社も12日から16日までお盆休みを頂きます。

私は実家の岐阜へ帰省する予定です。

皆様はどんな夏休みを過ごされますか？

のんびりいい休暇をお過ごし下さい。

（編集部　小出敏裕）

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◇今号のメニュー

　・最新号のご案内

　　DOIT!85号「伊那食品工業」（寒天等製造販売）

　・鮮烈語録！「伊那食品工業」

　　代表取締役会長　塚越寛さんインタビュー（DOIT!85号より）

　

　・DOIT!編集部より

■最新号のご案内 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

皆さん、こんにちは！暑い夏、いかがお過ごしですか？

さて、お待ちかねのDOIT!最新刊、Vol.85号「いい会社をつくりましょう。」

が完成しました。今回ご紹介する企業は、寒天の製造販売で有名な

「伊那食品工業」さんです。社員の幸福を追求するという経営で47年

連続増収増益という素晴らしい発展を遂げる注目の企業です！

◎　経営の目的は社員の幸せ

伊那食品工業の社是はとてもシンプル。「いい会社をつくりましょう。」

というものです。経営の目的の第一は社員の幸せ。社員の幸福づくり

を通して社会に貢献し、関わる人から「いい会社だね」と言ってもらえる

ことだと。急成長することや、利益を追求することが経営だといわれる

世の中にあって、独自の道を歩んできたのが伊那食品です。以前、

大手スーパーから取引の申し出があった時も「無理な拡大はいずれ

反動がくる」「社員を酷使してまで拡大したくない」と取引を断ったそう

です。

また、伊那食品は過去一度も社員の首を切ることも、給料を下げる

こともしていません。それでも毎年成長を続け、47年間連続増収増益

というのですから、その経営に注目が集まらないわけはありません。

◎　目先の利益より将来の「種まき」

普通、企業は「儲かるところ」に資源を集中させるもの。しかし、そこは

他社も集まる激戦市場。パイの奪い合い、消耗戦が待っています。

伊那食品はこの道を選びませんでした。苦しくても自らつくる新しい

市場こそ豊かな未来が待っていると、常に「種まき」を行います。「寒天」

は元々和菓子材料。小さな市場で用いられてきたものですが同社は

寒天を徹底的に研究し提案することで、医薬品や化粧品業界など、

あらゆる業界に活路を切り開いてきました。今話題のゼリータイプの

ドリンクや落ちない口紅などにも寒天が使われていますが、その市場

を切り開いてきたのが伊那食品です。無益な競争に翻弄されるのでは

なく、将来を見据えた長期的視点の経営。これがこの会社の強さです。

◎　社員が安心して働ける企業をつくる

取材の時、寒天ブームで生産が追いつかない工場で、会長の塚越さん

は社員に「これ以上皆さんに負担はかけません」と受注を制限する話を

されていました。目先の売上でなく常に気を配るのは社員のこと。創業

以来ずっとこんな風だそうです。塚越さんは言います。「世の中、急成長

がもてはやされるが、それが社員にとっても社会にとっても不幸を招いて

いる」確かにそうですね。短期的な売上や利益追求に走るあまりに社員

の人間性を無視したり、追い詰めたり、安心して働くどころではありません。

何かおかしくなっています。「いい会社をつくりましょう。」心に響く言葉です。

私はこの取材を通して企業のあり方を深く考えさせられました。ぜひ皆さん

も、伊那食品の生き方に触れていただきたいと思います。豊かな気持ちに

なりますよ、きっと。（編集長　西川敬一）

★DOIT! 85号★------------------------------------------

【取材企業】 　「伊那食品工業」　

　　　　　　　　　（寒天等製造販売　　長野県伊那市）

【特集テーマ】

　　 　　　　　　 いい会社をつくりましょう。

　　　　　　　～「社員の幸福」を追い続ける、遠きをはかる経営～

【DOIT!がこの企業に注目する理由！】--------------------------

●　急成長より年輪のような安定成長！

　　 47年間成長し続ける自然体経営！　　

●　社是は「いい会社をつくりましょう」

　　 社員がつくる社員のための理想郷！

●　最高のチームワークは家族の心！

　　 助け合い高め合う「結（ゆい）」の精神！

●　ノルマなし！リストラもなし！

　　 安心感が生み出す社員パワー！

●　商品へのこだわりが生んだ「新・用途」！

　　 目先の利益より、未来の種をまけ！

　　

【会社概要】--------------------------------------------

社　 名　：　伊那食品工業株式会社

所在地　：　長野県伊那市

代表者　：　代表取締役会長　塚越寛さん

創　 業　：　1958年

売上高　：　144億1,106円（2004年度）

社員数　：　352名

■鮮烈語録！ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

★代表取締役会長　塚越寛さんインタビュー★

「人の作ったトレンドをね、後追いするんだったら、やらないほうが

いいと思うんです。いつも後追いはね、うまくいかないと思いますよね。

だから、そうじゃなくて、それはトレンドっていうのは、絶対的な価値

じゃありませんから。そうでしょう？あくまで流行ですからね。

そうじゃなくてねえ、あのー、進歩軸って勝手に私が言っているんです

けれど、みんなが幸せになりたいとかね、より快適になりたいとか、

そういう気持ちっていうのは永遠のものでしょう、人間の。　

戦争をなくしたいとかもそうですけども、平和を望む心もそうだし、その

方向へね、迷わず自分のビジネスをちょっとでも近づけるようにしてく

ことが大事だっていう結論を持ってるんだよ、私は。勝手に自分で。」

「私の基本的な考えは、みんな幸せになるにはどうするかっていう問題

だと思うんですよ、それは。だから、私が非常に若いころ貧乏してね、

病気と闘って貧乏をして、それから貧乏な会社で苦労した。だから、

ものすごい強いね、幸せに対する願望が、私のこの中にはあると思う

んですよ。だから自分も含め、社員も世の中もみんなが幸せになったら

いいだろうなって、こう、強く思うようになってるんだろうと思うんですよ。

と思います。私がこのごろ自分で、こう、分析してね、自分を。ものすご

い強いものが根底にあるだろうと思うんですね。ですから、そういうこと

から考えてくと、今よりも明日、明日よりもね、明後日、今年よりも来年、

来年よりも再来年というような思いがいつもあるわけですよね。それが、

その人のイメージにつながってね、それが事業計画になったりしてるん

じゃないかと思うんですね、ええ。」

「要するに、えー、寒天しか知らないってことですよね、早い話がね。

だから、寒天を一生懸命やっていれば、何かになるかもしれんという

思いはありました、１つはね。それからね、途中から天職と考えてね、

寒天。自分の仕事を天職と考えようというのは私の持論ですからね。

で、その天職を、とことん掘り下げてみれば、何か通じるんじゃないか

って、その専門家になろうということでね。」

「末広がりって大事にしてるわけですよ、私は。『八』、８ですね。

皆さん、算用数字の８、どうして８がいいか知らんが、何となく、こう、

縁起がいいと思ってる。本当は、こういうね、末広がりですよね。

漢字から来るね。それがどんなに素敵なことかっていうことを、先人

たちはみんな知ってるわけですよ。末広がりが一番幸せだと。だから、

八の字を大事にしていたわけですよね。だったら、自分の人生でも、

会社でも、世の中でも、行政でも、みんな末広がりにすればいいわけ

でしょう。ところが残念なことに、素晴らしいことだって分かっていなが

ら、末広がりを志向しない人が多いじゃないですか。で、私はそうしよ

うと。そうするためには、限りなく成長を抑えていつでも少しずつ上が

っている状態がいつでもこれは末広がりでしょ？　それがみんなの

ためになり、引いては国家のためにもなりますよね。世の中の価値

観がね、特に経済界の価値観が急成長すれば立派だとか。発展と

か急成長なんていう字をむしろ褒めるでしょう。それが諸悪の根源

だと私は思っているというわけです。」

★「伊那食品工業」ホームページ

http://www.kantenpp.co.jp/

★DOIT!85号のご注文は・・・DOIT!ホームページから！

http://www.doit-fun.jp/basket/goods_detail.php?id=1_105

■DOIT!編集部より　 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

◆伊那食品工業の本があります！

読まれた方もおられると思いますが、伊那食品工業の本が静かな

ブームになっている本があります。私もこの本を読ませていただき

本当に感動したのですが、ぜひビデオと一緒にお読みになれると

より一層この会社の素晴らしさがわかると思います。

本のタイトルは「いい会社をつくりましょう」。伊那食品工業の塚越

会長が自分の経営論をまとめたもので、文屋という会社から出版

されています。このビデオを作成する時に何度も読ませていただき

ましたが、本当に感動する話ばかり。２１世紀の経営の「あるべき

姿」はこれた！と何度も叫びそうになるような内容でした。

書店では手に入りにくいかもしれませんので、お求めはアマゾンなど

が便利だと思います。ぜひ読んでみてください！

http://tinyurl.com/drvya

（ＤＯＩＴ！編集部　西川）

◆スタッフ同行記

DOIT!メルマガ読者の皆様こんにちは。

ブロックス制作部の川崎です。

今回は、DOIT!86号「伊那食品工業」の取材同行記をお届けします。

伊那食品さんは、長野県伊那市に本社をおく、寒天の製造販売メーカー

です。 「いい会社をつくりましょう。」という本で有名な塚越寛さんが会長で、

ご存知の方もおられるかと思います。

伊那食品さんがどのように素晴らしい会社であるかは、ビデオをご覧に

なっていただくとして、今回伊那食品さんの撮影で私が衝撃を受けた

飲み物について書きたいと思います。

「飲む寒天」

皆さんはご存知でしょうか？

私は初めて見ました。そして飲みました。

現場での撮影取材というものは中々に重労働です。

しかも、今回は6月末の撮影でしたので喉の乾きも一層です。

そんなとき私たちスタッフの喉を潤してくれたのが、

伊那食品の方の優しい心使いと、「飲む寒天」でした。

感想を簡潔に述べるなら、「噛めるスポーツドリンク」といった

ところでしょうか。

「飲む寒天」皆様、是非一度チャレンジして下さい。

(私は美味しくいただきました）

（制作部　川崎健太郎）

※川崎さんはDOIT! 初参加。アイドルのような顔立ちのナイスガイです。

ホームページに似顔絵がアップする予定ですので、また見てください！

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◆DOIT! ビデオに対する感想受付中！

DOIT! ビデオをご覧になられた感想をお待ちいたしております。

どんなご意見でも、短くても長くても結構です。ビデオや取材企業

の感想をお寄せください！！　お待ちしております。

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■ファックス： ０３－５３１２－１８３６

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株式会社ブロックス　DOIT! 編集部

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