TOP > メルマガ購読・解除 > メルマガバックナンバー

メルマガバックナンバー

2022/03/08号
自分に恥じない仕事
BLOCKS MAIL MAGAZINE ..:*○o。+..:*○o。*894



     人と組織の“元気”応援レター

     【メルマガDOIT!】

       2022/3/7



○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。





平素は、ブロックスのDVD教材やセミナーをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。



世界情勢が日々深刻化しています。先日ある方が新聞にコラムを掲載していました。その中で「人の憎しみが戦争を起こすのではなく、戦争が憎しみを育てるのです」とありました。本当にその通りだと思います。アスリートにまで影響しているこの状況に胸が痛みます。



(メルマガ編集長 與田麻由子)



========================================

(1)コラム「いい会社、いい仕事」

========================================



自分に恥じない仕事



 先日、何百年も前に建てられたお寺などの建築物などを修繕したり、建て直をする、宮大工の方のお話を読みました。古い建物は一度すべて解体し、傷んだ部分を直し、できるだけその古材を利用して建て直すのですが、解体してみると、外から見えない部分が見えてきて、当時、この建物を建てた大工さんの技術が見えてくるそうです。

 外側から、見えないところにこそ手寧な仕事が施されているそのきめ細やかな技術を見ると、「自分に恥じない仕事をしよう」という当時の大工さんの心が伝わってくる、解体に携わった宮大工さんは、その当時の職人さんの誇りや仕事への姿勢に、とても感動されていました。



 裏側の部分だから、もし手を抜いても誰も見ていない。怒られることはない。しかし、それでよしとするかどうか、決めるのは自分です。しかし、いちばん見ているのは自分。

もし、手を抜いてしまったら、その人はその建物を通る度に胸が痛くなるかもしれません。その前に立てなくなるかもしれません。

 出来上がったお寺の前に立って、誇れる自分でいたい。きっと、それがその職人たちの想いだったのではないでしょうか。仕事の判断基準は、自分の「良心」です。



 翻って今の自分の仕事はどうか。

本当はもう一度やり直した方がよいものができるのに、安易に妥協していないか。

早く納めることばかりに意識がいって、品質を下げていないか。

 仕事の質は、追求すればするほど、さらに上が見えてきて、なかなか100点が見えてきません。

 納期、予算、スピード、全体の生産性・・・いい仕事の前にはいろんな壁があり、どこかで妥協しなければならない。しかし、数百年前の大工さんの時代でも、もしかするといろんな制約があったのではないか。しかし、彼らは、その厳しい制約の中でも、自分に恥じない仕事をしようと闘っておられたに違いありません。
 どこまでいい仕事をやり抜くか。自分の良心に誇れる仕事をしていきたいです。



(株式会社ブロックス 代表 西川敬一)





======================================

(2)セミナーレポート
 
「未来×幸せ経営フォーラム 第3回 ~夢中で働く心を育てる~」

======================================



 先日、3月4日に「未来×幸せ経営フォーラム 第3回」を開催しました。

 今回のテーマは、「夢中で働く心を育てる」。弊社の教材志GOTO人シリーズで取材させていただいた、いきいき働くお二人、ナップヘアーの櫻木さん、ドコモショップの神崎さんと、様々な金メダリストのメンタルコーチをされているスポーツドクターの辻秀一さんをゲストにお迎えし、どうすれば、日々前向きな気持ちで仕事に向かい、いい結果を出せるのか、「心のあり方」の大切さを学び合いました。



 先般の北京オリンピックで注目された女子カーリングで、緊張する場面でも、メンバーが笑顔で試合に臨む姿が話題になりましたが、今、スポーツ界では、良い結果を出すには心(メンタル)が大事だということが当たり前になってきました。

 金メダルを獲らなければ、良い結果を出そうと思えば思うほど緊張して、いい結果が出ない。しかし、まず、今、ここを楽しもうと自分の心に集中すると、良いパフォーマンスが生まれる。どのような心で臨むかが問われています。辻先生は、その心の状態を「ご機嫌」と呼び、30年前からスポーツ界やビジネス界で心のあり方を指導されてきた方です。



 しかし、どうすれば、そんな気持ちになるのでしょうか。ライバルがいい成績を出した。周りの人が結果を出せと言っている。私たちはつい、外側のことが気になり、心が乱れます。ビジネスも同じです。

 その脳の働きを変え、自分の心や感情に向かっていくことが大事。もし、嫌なことがあったとしても、無理にポジティブにならなくていい。まず、「自分は今、イライラしている」と感じること。そこから、自分の心をご機嫌にしていくことにトライする。言葉や態度を変えていく。

自分の為ではなく、誰かを喜ばせたいと思うことで自分の心がプラスになる。

笑顔でいることで、自分の心が落ち着いてくる。一流のアスリートはそのことを知っています。

 私たちの仕事も、いい仕事をしている人は、心がいつもご機嫌です。仕事を楽しむように働いています。登場していただいたお二人もまさにご機嫌な心を持っておられました。

不安な要素がたくさんあるこの時代。ますます、自分自身の「心のあり方」が大事になってくのだろうと思います。



 次回の「未来×幸せ経営フォーラム」は4月14日(木)です。

 ゲストには、社員がいきいきと働くことで注目されるカーディーラー「ネッツトヨタ南国」の創業者 横田英毅氏と、原田教育研究所の所長、原田隆史氏をお迎えし、「人間力が輝く組織づくり」をテーマに、「社員が自ら考え、自ら行動する、自律型組織づくり」について学びます。

皆さまのご参加をお待ちしております。



詳細はこちらへ

https://www.doit-fun.jp/blocksseminar/20211202_20220414





編集長のひとりごと

「大学生の長男が帰ってきて、弟たちはベタベタ嬉しそうです。見ているこちらもうれしくなりますね。」