2023/08/29号
やる気と行動
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人と組織の“元気”応援レター
【メルマガDOIT!】
2023/8/28
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いつもブロックスメルマガをご愛読いただきありがとうございます。
週末に、地元の大きなお祭りが開催されました。4年ぶりということもあって、コロナ前以上の出店、出演、人の多さでした。街が活性化するようなイベントなどはいいと思うのですが、やはり残念なのは、終わった後のゴミ。後片付けをして感じたマナーの悪さが、町民としては残念でした。それも含めて、運営側の体制やルールなどを考える必要があるなあ、と学びにもなりました。
(メルマガ編集長 與田麻由子)
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(1)コラム「いい会社、いい仕事」
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やる気と行動
私たちは日頃、「やる気がある」「やる気がない」という言葉を使いますが、そもそも「やる気」というのは、どんなことなのでしょうか。
最新の脳の研究によると、脳が諦めた時にやる気がなくなるのだそうです。
私たちの脳は、いつも結果を予測してから実際に行動し、その時に得られた結果との誤差を埋めようと調整し、その情報を蓄積していくのだそうです。例えば、100点を取ろうとテストを受けて、何回受けても30点しか取れないというような「小さな誤差」が続くと、脳は「どれだけやっても無理だ」と予測して、その行動を諦めてしまう。その結果、治癒にエネルギーを回すようになり、何も行動する気が起こらない、やる気のない状態になるのだそうです。
会社でも、いつも営業成績が最下位になる。提案を上司からいつも否定される。よかれと思って行動したことが逆に怒られたりする。こんなことが続くと、脳は「どうせやってもムダ、言ってもムダ」と予測して、行動しなくなる。つまり、行動する気がない、やる気のない状態になっているということです。
ただ、こういうやる気がない状態であっても、車が突然目の前に飛び出してきたとしたら、人はとっさに逃げる。実は、人間は、やる気の有無に関係なく、行動するものなのだそうです。つまり、脳科学を研究している人によると、「やる気」というのは、人間が作り出した言葉で、実は実体はなく、結果をあれこれと思考して行動がとれなくなってしまうことが習慣になっているだけなのだとか。
だから、いかにこの習慣をなくしていくか。思考するだけにとどまらず、まず行動することで次の結果を得て、次の思考に移るという習慣を作っていくことが大事だと言われます。
確かに、あれこれ考えるより、行動すると違う結果が得られることがあります。過去に否定された提案も、状況が変わった今では役立つかもしれないし、上司が怒ったのはその時の気分かもしれません。やってみれば、結果は変わるかもしれない。新人が上司のことを素直に聞いて行動した結果、あっさりと成績を出すことがあります。ましてや現在は、過去のやり方が通用しないVUCAの時代。正解は誰も知らないはずで、やってみないとわからないことの方が多いのではないでしょうか。
まず、やってみて(行動)、そこで得られた情報で次を考える。実体のない「やる気」という言葉に左右されるのは本当にもったいない。小さくてもいいから、まず行動してみる習慣をつくる。それが「やる気」の一番の解決策なのかもしれません。
DO IT!
(株式会社ブロックス 代表 西川敬一)
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(2)映像活用体験セミナー
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先日、定期的に開催している「ブロックス映像活用体験セミナー」をオンラインで開催しました。
今回は、その内容をご紹介します。
このセミナーは、「ブロックスの映像教材を購入したが、よい活用法を教えてほしい」というお客様の声から生まれたセミナーです。映像で紹介する「好事例」は、ただ見せるだけでも学びになりますが、「自分達にどう活かしていくか」と社内で話し合っていくことで、さらに気づきが深まります。
実際の映像教材を題材にした「社員研修」を実際にご体験していただき、「対話の進め方」「映像の活用法」を学んでいただくセミナーです。
8月25日に開催したセミナーでは、志GOTO人シリーズの「ニチレイフーズの事例」を活用し、リーダー職の皆様と若手社員の育成について学びました。
若手社員の離職や主体性の低下が課題になる中で、いかに仕事への「やりがい」を高めていくか。それぞれの体験、意見を話し合った上で、いきいきと仕事に取り組むニチレイフーズの社員の事例を視聴。そして、上司の関わり方や若手の成長をどう支えていくかを話し合いました。若手社員のやる気を引き出しているニチレイフーズ様の風土や取り組みから、参加者の皆さんからも、個々のやりがいをわかってあげること、一人ひとりとしっかりとコミュニケーションをとることの大事さなど、様々な気づきが生まれました。
「やればできる」という自己効力感を高めるには、小さな成功体験を積むことの他に、先輩やロールモデルなど他者の成功体験など、「代理体験」を多く持つことも大事だと言われています。
良い事例にたくさん触れることが、気づきになり、やる気を高めることにつながります。
お買い上げいただいた映像教材。
一度見せて終わりではなく、社内研修など、様々な場面でご活用いただければ幸いです。
●映像教材の活用方法のコラム
https://www.doit-fun.jp/shopping/howto.html
●ニチレイフーズの事例教材
https://www.doit-fun.jp/shopping/products/detail.php?product_id=218
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編集長のひとりごと
「上のコラムの続き。残念だと思ったこと。運営スタッフが楽しそうじゃなかった。それではしんどいだけですもんね。」