2024/06/04号
100-1=0
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人と組織の“元気”応援レター
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2024/6/3
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いつもブロックスメルマガをご愛読いただきありがとうございます。
私が住んでいる町内では、毎月1回ゴミ拾い活動があります。最初は少人数だったこの活動も、声掛けでどんどん広がってきて、今では50人ほどが参加しています。そのメンバー同士で別の企画が生まれたり、自分たちの活動の告知をして盛り上げたりして繋がりが出来てきました。大人も子供も交流できる場所があるのはいいですね。
(メルマガ編集長 與田麻由子)
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(1)コラム「いい会社、いい仕事」
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100-1=0
帝国ホテルに入社すると、新入社員はまず、「100-1=0」というサービスの心得を教わるそうです。
これは、社長、会長を歴任された藤居寛氏の教えとされています。
ホテルでは、お客様をドアボーイがお迎えし、フロントでチェックイン。そして、部屋に案内され、滞在中レストランで朝食を食べたり、ロビーでくつろぐ。帰りに精算し、最後にまたドアボーイがお見送りをします。滞在中にいろんなスタッフからおもてなしを受け、こうした一連の体験を通して、良ければ「またこのホテルに来よう」と思います。
しかし、この体験中に、いろいろな人がどのような素晴らしい対応をしても、たった一人でも、ミスを起こしてしまえば、すべてが台無しになってしまう。たったひとつのミスで、「もう、このホテルを利用しない」ということにもつながることもある。「100-1は99でなく、0」なのだ。帝国ホテルはこの意識を最も大切にしている。そう新人に教えるそうです。
確かに、私が街のレストランで食事をするという時でも、いくらいい食事をし、いいサービスを受けて満足していたとしても、帰ろうとした時に、最後のレジ対応で嫌な気持ちになったとすれば、そのレストラン全体の印象が悪くなります。場合によっては、「もう利用しない」と思うかもしれません。
普通「100-1=99」と考えます。1つのミスくらい大きな影響はない。例え一人のお客様を逃がしたところで、そんなに大したことはないと考えがちです。これは、高いブランドを誇る帝国ホテルだから通用することだ。顧客の期待も大きく、小さなミスでも「あの帝国ホテルが・・・」ということになる。そういう高級ホテルだから「100-1=0」の高い意識が必要なので、私たちには関係ないと考える人もいるかもしれません。
ただ、最近でも、例えば、チェーン展開している企業のたった1店のトラブルが全国に影響したり、バス会社のたったひとつの事故が倒産まで追い込まれることがあるように、たった一人が「まあいいか」と手を抜いた結果が、マスコミやSNSで広がり、経営にまで大きな影響を与える時代です。「あの企業はとてもいいサービスをしてくれる」という期待でお客様が来る。それは、それまでの期間に、いろんな先輩が積み上げてきた信用・信頼があるからこそ。それが一気に崩れてしまうのがマイナス1の怖さ。その陰にあるのが、自分くらいいいか、これくらいいいかというような「100-1=99」の意識なのでしょうか。
しかし、そうはいっても、ミスは誰でも犯してしまうことがある。その時に99人がその一人を見捨てず、みんなでカバーしていくことも大事なことかもしれません。
いずれにしても「100-1=0」はプロの仕事としての基本的な姿勢。サービス業のみならず、すべての業種に必要な姿勢だと思います。
(株式会社ブロックス 代表 西川敬一)
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(2)製造業の社員教育にお勧めDVD 「楽しむ力 切り拓く情熱」(事例:ニチレイフーズ)
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いきいきと働き、成果を生み出す「人」や「チーム」の事例をドキュメンタリーで紹介する教材、志GOTO人シリーズ「楽しむ力 切り拓く情熱」は、冷凍食品メーカーの大手、ニチレイフーズの工場で働く若手社員を取材しています。
同じ作業を繰り返すことが多い。現場で働いていると外からの感謝の声もあまり聞こえない。「若手がやりがいを感じられず、辞めていく・・・」。製造業の皆様から、そんな声をお聞きします。
そうした時代の中、今回の映像でご紹介しているのが、ニチレイフーズの冷凍食品工場で、いきいきと働く一人の社員の事例です。
「言われたことだけやる」という仕事の限界を感じ、どうすれば、もっと生産性が向上するのか。どうすれば、もっとみんなが働きやすくなるのかなど、「自ら考えて自ら行動する」ことにやりがいを感じる一人の社員を紹介しています。
映像の中では、果敢に行動し成果を上げる若手社員の取り組みだけなく、その人を温かく見守る組織風土など、社員の活力を引き上げるニチレイフーズの取り組みもご紹介しています。
シリーズでは初の製造業の映像です。ぜひ、貴社の社員教育ご活用いただければ幸いです。
■「志GOTO人シリーズ」~楽しむ力 切り拓く情熱~
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編集長のひとりごと
「今朝の地震、皆さま大丈夫でしたでしょうか?アラームが鳴り響いても寝続けていた我が子・・・。」