2012 年 12 月 29 日 19:53
おかげさまで
今年を振り返って浮かんできた言葉は「おかげさま」です。
いろんなことができた後ろには、みんながいて支えてくれたから。
特に会社のみんなは、こんな社長を良く見捨てず、支えてくれました。
選んでくださったお客様や、何かと応援してくださる皆さんのことも
浮かんできます。家族もそうです。今年はいろいろと支えてくれました。
全部の仕事が終わって、しみじみと感じる今年の年末です。
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2012 年 12 月 29 日 19:53
おかげさまで
今年を振り返って浮かんできた言葉は「おかげさま」です。
いろんなことができた後ろには、みんながいて支えてくれたから。
特に会社のみんなは、こんな社長を良く見捨てず、支えてくれました。
選んでくださったお客様や、何かと応援してくださる皆さんのことも
浮かんできます。家族もそうです。今年はいろいろと支えてくれました。
全部の仕事が終わって、しみじみと感じる今年の年末です。
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2012 年 12 月 27 日 11:50
今年を振り返って
年の瀬も押し迫ってきました。
ブロックスのスタッフも、お客様からご依頼されている「映像制作」の仕事の年内納品に向かって七転八倒。夜遅くまで頑張ってくれています。
おかげさまで、今年も、たくさんの会社の皆さまと出会い、いろんなお仕事をさせていただくことができました。
「試写交流会」も、今年も全国各地で開催することができました。地方の皆さんにお目にかかるチャンスが少ないので、この試写交流会がいちばん楽しみです。
DVDの活用法について、だいぶ皆さまにお伝えすることができました。
「セミナー」については、今年いちばん頑張ったのが「第13回日本を元気にするセミナー」です。半年以上も前から、ゼロベースでセミナーを見直し、全員参加で練り上げてきた企画だったので、達成感もひとしお。たくさんの皆さまに感動していただけて、これも嬉しかった仕事です。
また、今年は、いろんな会社様から、「自社でやってみてくれないか」とお声をかけていただくようになり、私も全国を飛び回っておりました。
社内で実施するセミナーについても、いろんな挑戦ができました。
何よりも収穫は、会社の中に入って、課題を肌で感じることができたこと。もちろん、同時に「人のやる気」も感じることができて、「かぶさっている蓋」を開くことができれば、組織は元気になってくるということも改めて感じる一年でした。
「映像制作」については、こちらもおかげさまで、予想を上回るご依頼をいただくことができました。特に「顧客満足・感動」についての教育用ビデオのご依頼が多く、いろんな切り口で作成をさせていただきました。
その他にも、「理念」の映像化や、「会社の心を伝える映像」にも挑戦。いろいろと成長できた一年でした。
また、「DOIT!シリーズ」も、現在新しい作品(2月頃に発売予定)を制作中です。
だいぶ時間がかかってしまいましたが、本当に素晴らしい会社に出会えました。撮影中も何度も涙が流れてしまったのですが、こんなに人に優しい会社はありません。
ぜひ楽しみにしていてください。
今年を振り返ってみて、いちばん嬉しいことは、うちの社員の人達の成長です。
何だかんだありましたが、この一年でも、本当にひとりひとりが成長してくれました。やっぱり大事なのは、「挑戦すること」。
失敗を恐れず挑戦した人が成長していきますね。
この喜びはいちばん。来年もこの喜びを感じられるように、みんなと共に頑張っていきます。
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2012 年 11 月 30 日 15:21
「応援したい会社」に選んでいただきました。
私たちと同じ志で頑張っておられて、私の尊敬する会社のひとつが「スコラコンサルタント」さんです。代表の高橋社長をはじめ、プロセスデザイナーと呼ばれる人達が「良い会社づくり」に全国に飛び回っておられます。
そんなスコラさんのプロセスデザイナー、與良(よら)さんが「応援したい会社」プロジェクトというものを立ち上げられました。
その中になんと、私たちブロックスを選んでいただき、その記事をアップしてくださっています。数ある会社の中で、どなたかが、推薦してくださったとか。ありがたいですね。
私たちも、DOIT!を通して「いい会社」を全国に広げていこうと頑張っていますが、こうした新しい動きとも連携して、さらに加速していければいいなと思います。
http://ouenshitaikaisha.blog.fc2.com/
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2012 年 11 月 30 日 14:59
ヨリタ歯科さん、移転オープン
DOIT!90号で取材させていただいた、大阪の歯医者さん、「ヨリタ歯科クリニック」さんが移転オープンされ、その内覧会に行っていきました。
今度の医院は、駅を挟んで反対側。前の医院は、商店街の中の本当にわかりにくい場所でしたが、新しい医院は駅前のビルの中。3階のフロアをまるごと使った広い広い歯科医院でした。
医院に入ると、新しい制服のスタッフの皆さんが、いつもの笑顔でお出迎え。「どうぞご案内します」と新しい医院を寄田先生が案内してくれました。
言葉で表現するのは本当に難しいのですが、ひとことでいうと「これまでどこにもなかった歯医者さん」です。ホテルのような待合室。美容室のような色使い。外の景色が見渡せるチェアやビップ専用のチェア、子供たちのスペースもあります。もちろん最新の機器もそろって、東京の一等地にあってもおかしくない、近代的な歯医者さんでした。
でも、こんなに洗練された医院になっても、ヨリタ歯科の大切な雰囲気、「あたたかさ」は健在。寄田先生をはじめ、スタッフの人達が皆さんを温かく迎えています。
ぜひ、皆さんもこの新しいヨリタ歯科クリニックさんへ行ってみてください。
きっとこれまでの常識が壊れてしまうと思いますよ。
写真は、寄田先生と新谷さんです。
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2012 年 10 月 19 日 16:46
「日本を元気にするセミナー」 感動の一日
昨日10月18日は、我が社の一大イベント「第13回日本を元気にするセミナー」でした。北は北海道から南は沖縄から、全国各地から220人ものお客様に集まっていただき、開催させていただきました。
とにかく元気になって帰っていただこう、いいセミナーだったと言ってもらえるようにせいっぱいやっていこうを合言葉に、ここ数カ月みんなが頑張ってきたものだったので、とにかく気合が入りまくり。今日は、その反動でぼーっとしてますが、昨日を振り返ってみたいと思います。
(プレ・セミナー)
今年はセミナーをいちから見直していこう、新しいことをやろうとスタートしたのですが、その第一弾が、午前中に開催した「プレセミナー」。
DOIT!のご縁からセミナーや映像制作のお手伝いをさせていただいた企業をお招きして、「いきいきとした会社づくりのプロセス」をご発表いただきました。
1社目が「昭和グループ」さん。福岡を代表する自動車会社ですが、みんながいきいきと働ける会社を目指して、取り組んでこられました。わが社も「創業者の理念映像」を作らせていただくなと深いお付き合いをさせていただいています。
もう1社が「ミニメイドサービス」さん。家事代行の大手です。「DOIT!のリッツカールトンを見てから考え方が180度変わった」と山田社長が言ってくださいます。
その2社の方の改革のプロセスをお話いただきました。
やはり大事なことは、明確なトップの目標と諦めない心。そこに付きますね。
(日本を元気にするセミナー、スタート)
そして、午後からは「日本を元気にするセミナー」です。
今回は「社員の心を燃やす経営」と題して、タビオの越智会長、未来工業の山田相談役、ネッツトヨタ南国の横田会長をゲストにお招きし、大久保寛司さんも交えて講演とパネルディスカッションをさせていただきました。
でも、今回のセミナー、少し今までとは違います。
会場のテーブルを全部、島にしてグループでの話し合いも間に入れて行う形にしてみました。
ただ講演を聞くだけでは面白くない。気づいたことを語り合ってみるとまた違った気づきが生まれる。気づきを深めやすくなるように考えたのが今回のプログラムです。
映像の活用から生まれたブロックスらしいセミナーなんです。
(山田相談役の講演)
さて、講演では山田相談役のお話からスタート。
とにかく「他とは違うことをしていこう」と会社を経営されている方ですから、講演も普通の講演とは違います。
「ほとんどの会社は儲かっていないのだから、そんな会社の反対をすれば儲かるんだよ」といきなりそんな話からスタート。未来工業のやり方「ホウレンソウ禁止」「残業禁止」「管理しない。教育しない。強制しない」などの様々な「社員のやる気を高める経営」をお話くださったのですが、「社員に餌を与えればモチベーションがあがるんだよ」というように、少し口の悪い?(シャイな方なんだと思います。決して本意ではありません)山田さんの話は聞く人を戸惑わせながらどんどん進んでいきます。
「なんだか新しい話だし、怪しそうだけど、確かに理屈に合っているな」きっと皆さんそんな感じて話を聞いておられたのでは?(笑)。
(タビオ、越智会長)
そして、次はタビオの越智会長。元気セミナーには2度目のご登壇です。
越智会長が控室で「西川くん、今日は細かい経営の術的なことは話さんよ。そんなことよりも一番大事なこと“立志”“信念”“素直”について話したいんや」と仰るので、まさにそういうお話をお聞きしたいと思っていたので、「ぜひそれでお願いします」と返事をしました。
数か月前にお会いした時に今回のテーマをお話していたので、ずっと考えていてくださったようです。普段はたくさんの冗談が入るのに、今回は最初から真剣モード。
強い想いが全体から伝わってきました。
「例えば福岡に行こうと思うと行き方なんて何ぼでもあるやろ?大事なのはどこへ行くかということ。お金がなくても歩いてでも行くのが経営者や」というようなお話からはじまって、「志を持つこと」「限りある人生を思い切りすすんでいくこと」を熱く熱く語ってくださいました。
ホワイトボードにお墓の絵を描き、「みなさん、最後はここへ行きますのやろ?」「人生のスピードを知ってますか?手の付け根を抑えてみなはれ。ドクドクと音がしますやろ?それが命のスピードなんですよ」。経営の話の前提にある人としての生き方の話。聴けば聴くほど、マネジメントとかマーケティングなんていう「術」の話など、どうでもよくなっていきます。
確かにそうだ。こんなに不透明な時代、どこに行くか、何のために働き、どんな夢を実現したいかということがハッキリしない限り、どんな商売もうまくいく訳ありません。
越智さんのお話が、先ほどの山田相談役のお話とだんだんダブってきます。
そして、ここで話し合い。皆さんで気づいたことを語り合っていただきました。
(映像とパネルディスカッション)
後半スタートです。
まず今回のセミナー用に新しく撮影した「未来工業」「タビオ」の映像をご覧いただきました。社員の生の声です。燃えて働く社員のいきいきとした映像に皆さん釘づけ?先ほどの講演と重ねながらご覧いただきました。
その後、山田さんと越智さん、そしてここからネッツ南国の横田さんにもご登壇いただき、大久保さんにも加わっていただいての「パネルディスカッション」の時間です。
私がコーディネターに挑戦しましたが、これだけのメンバーを前に、少しどころかかなり緊張してました(笑)。
でもやるしかないと気合いを入れて、「社員のやる気を高めるには?」ということを深めていきました。ここでネッツ南国さんの「新しい映像」をご覧いただきました。
これも誰からの指示命令もなく、主体的にイキイキと働く社員の映像。
横田さんに解説をしていただきながら、「社員を管理しない」ことがいかに大事であるか、根本の違いはどこにあるかを考えていきました。
根本にあるのは、何を大切にして経営を考えているか。
社員は売上をあげるロボットでも動物ではない。幸せをめざす人間なのだという、あたり前の原則を大事にされているかどうか。そんなことを感じるパネルでした。
信じないから、信じないように動く。信じるからそれに応えようとする。人間はしごくあたり前の原則で動いていることを、3人の経営者が言葉を変えて語りかけてくださいました。
(会場のゲストに)
実は今回のセミナーには、会場にも素晴らしい方がおられます。
バグジーの久保社長、沖縄教育出版の川畑社長、元ザ・リッツカールトンの高野さん、川越胃腸病院の望月先生。忙しいなか、かけつけてくださいました。
パネルディスカッションと講演の感想を伺いました。
さすが、いきいきとした会社を実現されてこられた形ばかり。コメントひとつひとつが勉強になります。
そんなコメントをお聴きしていると、このセミナーの大きなテーマが浮かび上がってくるようでした。「みんな同じ目的に向かっている。登り方は違っても、ここにいる経営者の信念は同じだ」そう感じたのは私だけではなかったはず。何かとても感動的な瞬間でした。
そんなパネルディスカッションも終了。
最後にブロックスの作成した今日のテーマ映像をご覧いただき、振り返っていきました。
終了後、皆さんに感想をお聴きしましたが、本当に良かったよと言ってくだって、ホッと一息。
いろんな方が、「今までの中でいちばん良かった」という言葉をかけてくださったので、私たちも感動をたくさんいただきました。
「喜んでもらって良かった」「頑張ってよかったな~」と、打ち上げの時には社員みんなで泣きながら、喜びをかみしめていました。
「喜びに包まれながら働けるのは素晴らしいことなんだよ」。
打ち上げにも参加してくださったバグジーの久保さんが社員に話してくれたこと。本当にそうだなあと思います。
失敗もいっぱいあって、反省だらけですが、喜びのエネルギーと悔しさのエネルギーを賭けわせて、次回はもっといいセミナーをやっていこう。そう語り合って打ち上げを終わりました。
ご参加いただいた皆さま。本当にありがとうございました!
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2012 年 08 月 24 日 11:00
ブログ復活!
しばらくブログ更新を怠ってしまっていましたが、がんばって更新していこうと思います。
今日の夕方は、仙台へ。
仙台で初開催の「試写交流会」です。もう48人もの人が集まってくださっています。
楽しみです。
その翌日は、福島での「試写交流会」。
こちらは、障がい者の方が元気に働く「匠カフェ」さんとのコラボ。
13:00~17:00までの長い時間ですが、
皆さんと語り合っていきます。
大震災で大きな被害があった宮城と福島。
少しでも元気になっていただきたいです。
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2012 年 05 月 03 日 15:12
塚越会長の本「幸せになる生き方、働き方」
ゴールデンウィーク後半は雨のスタート。
私は会社で雑務をしていますが、この休みの間に読んでみたい本が届きました。
伊那食品の塚越会長の本です。
タイトルは「幸せになる生き方、働き方」(PHP研究所 1000円)。
どん底からのスタートから七転八倒しながら会社を立て直し、ただひたすら社員の幸せを願って日々努力してきた塚越会長の経営の中での気づき、実行されてきたことが綴られています。
はじめにの中の文章の最後にこんなことが書いてあります。
企業に属して働く人も、企業を経営する人も、いずれも「気づき」の連続によって成長していくものです。最も重要な気づきは自らの体験から得られます。本書の役目は、その体験による気づきを補完したり、あるいは気づきを誘発するきっけづくりであろうと思います。
半世紀を超える私の経営者としての体験が、少しでも皆さんの役に立つことを願ってやみません。
・・・数々の困難を乗り越えてこられた塚越会長の言葉は重みがあります。
一歩でも近づきたい。
まずはこの本から読んでみます。
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2012 年 05 月 02 日 15:18
仕事の時間は誰の時間?
先日、ある会社の若い方とお話をする機会がありました。
その中で「仕事の時間も自分の時間もどちらも大切にしたい」と仰っていました。
確かに「働くばかりの人生でなく、自分の時間を大切にしたい」という考え方は、ワークライフバランスなどの考え方の普及と共に日本でもだいぶ馴染んできたと思います。
でも、その時私がふと思ったことは、「自分の時間」と「仕事の時間」と分けるとすると、
「仕事の時間はいったい誰の時間なのだろう?」ということでした。
その若い人は、仕事も情熱を持ってされている人なのでただプライベートも大切にしたいという気持ちで言われたのだと思うのですが、「自分の時間」という言葉使う人は増えています。
会社に行き、仕事をするというのも、自分が選び、毎日「会社に行こう」と自分が決めている
自分の時間のはず。
なのに、「仕事の時間」と言ってしまうのはなぜなのでしょうか?
自分の時間じゃないとしたら、誰の時間を生きているのでしょうか?
どこかで自分で仕事をしていない、「やらされている」という気持ちがあるのかもしれませんし
自由に自分の考えや自分らしさが発揮できていない毎日が続いていることが、そんな気持ちにさせるのかもしれません。
一日の大半を使う「仕事の時間」が楽しくなり「自分の時間の一部」と思えるようになれば
もっと人生は楽しくなると思うのは、もう古い考え方なのかもしれませんが、私にはやはり違和感が残ります。
仕事もプライベートも全ての時間の体験や学びが「自分」を創り出しているはず。
切り離せないものでしょう。
若い人にこんなことをいうと「うっとうしい親父だな」と思われるかもしれませんね。
でも、少し時代遅れと思われようが、毎日の中で仕事にも、それ以外にも自分らしく関わり、
熱い思いを持って取り組んでいく楽しさをもっと伝えていこうかな、と思います(笑)。
(メルマガより)
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2012 年 04 月 21 日 15:56
元気の「杖」になりたい
久しぶりのブログ更新。
最近はフェイスブックばかりでなかなかブログを書けなかったので反省しています。
さて、昨日は昔から親しくさせている「経営品質アセッサーフォーラム」という会の中で講演をさせていただきました。
こちらの理事会の皆さんは、皆さんDOIT!のファンの方ばかり。
なので、苦手だからとお断りすることができません。
私が取材を通して感じたこと、体験したこと、自分の仕事に対する思いなど、映像を交えてお話をさせていただきました。
経営品質といえば、DOIT!で取材させていただいた川越胃腸病院さんが先般「日本経営品質賞」を受賞され、その受賞用報告会で使う映像を制作させていただきましたので、私にとっても深い関係のある活動です。
といって私が日本経営品質を実践している訳ではありませんので、偉そうなことはいえません。
でも「いい会社とは何か」を真剣に追求されているこのグループの皆さんは、昔から同士のような気持ちでいます。
皆さんも目指しているのは、人がいきいきと幸せに働く会社。]
登る道や登り方は違っているのかもしれませんが、山の頂上はきっと一緒なんでしょうね。
同じ山を登る皆さんは他にもたくさんいます。
すそ野は広いので、なかなかすれ違うことは少ないのですが、上の方にいけば、せまくなり、道も限られているので、きっとどこかで一緒になっていくような気がします。
映像は心を伝えたり、観る人の心を動かしたり、元気になっていただくツールです。
どの道を登る人にも、「この杖があったから元気に登ることができたよ」と言っていただけるような、「元気の杖」になりたい。改めてそんなことを思いました。
経営品質アセッサーフォーラムの皆さん、ありがとうございました。
カテゴリー : 思うこと
2012 年 03 月 06 日 08:16
「組織と人の向上セミナーin山形」と3月11日
3月2日、震災から約1年ぶりに山形に行ってきました。
震災の当日、昨年の3月11日に行っていたのが
「組織と人の向上セミナーin山形」でした。
途中までは普段通りのセミナーでしたが、休憩をしていた2時45分に
大きな揺れを感じ、速報ニュースで被害を知った我々はそこでセミナーを中断して
参加者の皆さんに地元に帰っていただきました。
それから1年。
もう一度、この場所で、もう一度あの時のメンバーで
最後まで体験していただきたいと願っていた「組織と人の向上セミナー」が
ようやく開催することができました。
あの時のメンバーには相馬市役所の人もいて、今回は全員という訳には
いきませんでしたが、新しいメンバーも加わって、組織のあり方、
自分のあり方を語り合い、気づきを深めることができました。
それにしても、あの3月11日はいろんなことがありました。
セミナーに参加された皆さんが帰られた後、東京から来た私たちは
会場を片付け、ホテルに戻ることしかできません。
新幹線も動かず、電気も付かず、食べ物もない状況で
2日間山形に缶詰めになりました。
しかし、私はそこでいろんな素晴らしい人達に合いました。
自分も恐いはず、自宅に帰って部屋を確認もしたいはずのホテルの従業員
さん。夜、真っ暗なホテルのロビーで帰宅出来なくなった人に開放し
エレベーターが使えないのに、上の階から毛布を運んだり、
ガスも使えないはずのレストランで、スタッフの方がおかゆを振舞って
くれたり。ホテルの人達の自主的な行動がとても印象に残っています。
食べ物を買い出しに近くのコンビニに行ったのですが、
そこは長蛇の列。ここも電気が付かない真っ暗闇。
レジは電卓、ライターを灯しながら計算をしているので、時間がかかります。
それでもお客様は文句ひとつ言わずに並んでいる。
買い占める人もいない。
スタッフの人の応対も、パニックにならず実に丁寧な応対です。
「この商品は確か割引になっていたので安くしておきます」と
ちゃんと割引までしてくれる。
報道でも、冷静に振舞った日本人の素晴らしさを外国メディアが取り上げていましたが、やっぱり目の当たりにすると、感動します。
そんな3月11日からまもなく1年になろうとしています。
この日のことは忘れませんし、ここで受けた親切は、いつかお返ししたい。そんな気持ちです。
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2012 年 01 月 28 日 00:24
人の心をむしばむ、あるCS施策
今日の朝礼である社員が、「あるに訪問した時に、こんな話を聞きました」と教えてくれた話です。
その会社では、調査会社に各店舗の「顧客満足度調査」を依頼し、どの店のCSのどこおが悪いのか良いのかが定期的にわかるようになっているそうです。
まあ、ここまではいいのかもしれません。
しかし、その本部では、顧客満足度を上げて行こうと、「顧客満足度の高い店舗」にお金がフィードバックする仕組みを導入され、よりCSに対する取り組みを強化しようとされました。
確かにこの取り組みは確かにCSの意識を上げ、取り組みに対する意欲を高めていったのですが、困ったことも起きてきたそうです。
それは、アンケートを依頼する時に、お客様に「いいことを書いてください」とお願いをする店が出てきたということでした。
お客様を喜ばすことではなく「顧客満足の点数を上げること」が目的になってしまったのでしょう。
担当者は困っておられたそうです。
「外発的動機付け」(外からの刺激でモチベーションを高めること)が行き過ぎると、いろんな弊害が出てくると言われていますが、そのうちのひとつが「手縫きをするようになる」ということ。
私はこの話を聞いて、こんな話を思い出しました。
ある小学校で、「読書」の習慣をつけさせたいと、いちばん読書をしてきた子供に賞金を出すという方法を取り入れた時、子供たちは本を読むことではなく、「本をたくさん読んだという実績づくり」が目的になって、本の中身をろくに読まずにタイトルや目次のようなところを適当に書いた報告を出すようになってしまったという話です。
このCS調査のこともまったく同じことだと思います。お金という報酬のために手抜きをするようになってしまった。なんとも悲しい話です。
「目標を達成するためには、何をしてもいい、仕事の手を抜いてもいい」
もちろん、若い人たちには、こんな意識はなかったかもしれませんが、知らず知らずにこんな気持ちになってしまったのだとしたら、これからの仕事もきっと面白くなくなるでしょう。
お客様満足を追求する中での喜びも感動も味わうことも出来ません。
その中で生まれる人との絆も得られません。
読書をするという習慣と同じように、人に喜んでいただこうという態度は、人生にとって大切なことなのに、まるで逆の態度を育てている。
どう考えても、この「お金で釣る」施策はやっぱりおかしいですね。
でも、よくよく考えてみると、こうした「外発的動機付け」によって他の部分でも様々な「被害」が出ている気がします。
自分のことしか考えない人が増えて来ていること。
助け合い協力をしなくなってしまう組織が出来ていること。
お金や何かで動機を高めていくこともまったく不要だとは思いませんが、これに依存するとろくなことがありませんね。
何としても「内側から燃え上がるような動機」で働く人を増やしていきたいと、今朝も熱くなってしまいました。
ちなみに、お客様の声を経営に活かすことでCS日本一を続けておられることで有名なホンダカーズ中央神奈川の相澤さんに聞いた時、「CSにお金を付けるのは本当に駄目だ」とばっさり言っておられました。
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