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2014 年 12 月 06 日 15:56

「知恵の場」京都スタート!

経済産業省の委託事業であり、2010年からスタートしている「知恵の場」は、サービス業の活性化が目的のセミナーです。

半年で5回のセミナー、サービス業を牽引してきた素晴らしい講師が入れ替わり登場していきます。

その「知恵の場」。2014年より、関西でのセミナーをブロックスがお手伝いすることになりました。

その記念すべき第1回目の講座を12月5日(金)に開催しました。

ゲストは元リッツカールトン日本支社長の高野登さん。ブロックスのセミナーにもいろいろとご参加いただき、日ごろから大変お世話になっている方です。

高野さんのお話は、いつ聞いてもインパクトがあり、自分を奮い立たせてくれます。

・売れないのは、「あなたから買う理由」がないから」
・ビジネスの「センターピン」は何か?センターピンをずらしていては成功しない
・相手が何をしてくれたら喜ぶのか?常にセンターピンを考えよ。
・何かをスタートさせるときは、「どうやるか」からではなく「何のためにやるのか」から。
・おもてなしとは、「何を以って、何を成すか」を追求すること
・最高のおもてなしは「成長」
・心のブレーキがおもてなしを阻害する。心のブレーキは「めんどくさい」
・挨拶とは、上の人から下の人に行うもの
・ホスピタリティの原動力は、自分のOS(哲学)。
・ボトムアップを成功させる手段がトップダウン
・自分を磨くための「レシピ」(行動の手順)を作りなさい
・私は毎朝、感謝を20言葉にし、「今日もいい一日になるぞ」と3回言う

こういうサマリーを書いてみましたが、その場にいないと、どう大切なのかわかりませんね。
話をされることは、単なる「言葉」だけでなく、その人の「人間性」も伝わるから、人の心に響くのだと思います。つまり、体験しないとわかりません(笑)。


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2014 年 11 月 24 日 13:27

実践学習会(伊那食品工業様+中央タクシー様)

先週、私たちが企画・運営をしている経営者のための「実践学習会」のツアーで、伊那食品工業様と中央タクシー様に訪問をしてきました。

どちらも、私にとって思い出の深い会社。
「いつか絶対、こんな会社にしていきたい」と思う会社です。

今回、伊那食品工業様では、塚越会長、塚越専務、社員の皆さまにお話を伺いましたが、私たちは翌日、参加メンバーで、伊那食品工業の人づくりの支えとなっている「庭掃除」に参加させていただきました。
3万坪という広い敷地を、毎朝、みんなで掃除をされるのですが、印象に残ったことを書きます。

(1)みんなでやることの大切さ
 一人ではたいへんな仕事も、みんなで一斉にやればやる気が出てきます。「みんなでやる」をとにかく大切にされている伊那食品工業さんの「一体感」づくりは、こんな掃除から生まれるのだと気が付きました。

(2)みんな駆け足
 伊那食品の掃除は、ダラダラとやる人はひとりもいません。掃除の後は朝礼なのですが、余裕を持って集まる人も、朝礼に遅れる人もいません。みんな朝礼の場に駆け足で集まってきます。
これが気持ちいいし、素晴らしいと思いました。



(3)工夫する
掃除は、単調作業というイメージがあるかもしれませんが、やってみるといろんなこを考えながらしなければならないことに気が付きます。
伊那食品工業さんでは、庭掃除が分担制になっていないので、その場で「自分は今、何をすればいいのか」と考え、動く必要があります。
そして、その上で「いかに効率的に行うか」「いかにきれいにするか」と考えて掃除する。
この工夫こそ、いきいき働く原動力になっているのだと思います。

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(4)一生懸命にする
朝礼でラジオ体操をされるのですが、そこに塚越会長も参加されていました。
私は、丁度会長の横でラジオ体操をしていたのですが、その横から聞こえてくる会長の声にビックリ。「いっち、にい、さん、しいっ!」と大きな声で掛け声をかけながら体操をされている姿をみました。
「リーダーが率先することが大事なんだよ」と仰っていた塚越会長。
まさに、その姿を見ることができました。
社員の皆さんの「今、ここ」に一生懸命なのは、こんなリーダーが育てられたのですね。



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2014 年 11 月 17 日 09:33

感じのいい対応と感じの悪い対応

先週の金曜日、神戸での「試写交流会」は「感じのいい対応と感じの悪い対応。その差は?」というテーマで行いました。
商品を購入する時、サービスを受ける時、私たちは、企業の「人」と接する訳ですが、この時私たちは瞬時に「あ、感じがいいな」「なんか、感じ悪いな」と、その接点のことを評価しています。

私たちは、何に対して「感じがいい、感じが悪い」と言っているのでしょうか?
試写交流会では、こんなところから話をしました。

ロボットのような対応をされた時
マニュアル通りの対応
思いやりのない行為・・・

感じの良い対応、具体的にはいろいろありますが、ひと言でいうならば、感じが良いのはそのお店の全員が「一生懸命やってくれる」「相手のことを考えてくれている」ということではないでしょうか?
その逆が、感じの悪い対応だとすると、伝わっているのは「行為の後ろにある働く人の心」です。

では、どうすれば、感じが良い対応ができるようになるか?

素晴らしい行為をマニュアルにして、「全員、これをやりなさい」と強制すると、一瞬はできるようになるかもしれませんが、もし「やらされ感」でやっている人がいるとすると、決して感じよくはなりません。

もし、10人の店員さんの9人が感じよい対応が出来たとしても、1人でも、感じの悪い人がいて、その人が対応に参加すると、それだけお客様は「感じが悪い」と思ってしまいます。

さらに、いくら一生懸命やっているという感覚を持っていたとしても、その行為が、相手の気持ちや心に寄り添ったものでなければ、「押しつけがましい」という気持ちになり、感じが良くはなりません。

お店で働くすべての人が、お客様を喜ばせることに一生懸命になり、心からそれを楽しんでいること。これが今の時代に求められる「感じの良い対応」のレベルではないでしょうか。

そこそこの「満足」が得られる時代は終わり、これからはきっとこんな「微差」が「大差」になっていくように思います。



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2014 年 11 月 10 日 18:07

反省と気づき

10月23日に、「日本を元気にするセミナー」が終わりました。
これは、毎年、ブロックスの全社員が関わって作り上げていくセミナーなんですが、今、それぞれの担当で「反省&次にどうする会議」をしてくれています。

今年も皆さんからお褒めをいただき、「たいへん満足」も「満足」も増えていますが、喜んでばかりもいられません。ご指摘もいただき、自分達でも反省点が山のように感じています。


みんなが、それをどう受け止め、それをどう反省するか?
成長するには、良い反省がいちばん大事。
そこがいちばん気になります。

そこでいつも思うことが、
ネッツトヨタ南国の横田英毅相談役がいつも仰っている、
「問題解決」をしっかりと考えていくアプローチです。

火事になったら火を消す(問題対処)のではなく、なぜ火事が起こったのかを探り、再び火事が起こらないようにする(問題解決)。

ここに知恵とアイディアを出し合っていけば、もっと良くなっていくはず。

忙しい中でみんな良く頑張ってくれています。
それぞれの成長につながる、良い反省と良い気づきが生まれますように。

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2014 年 09 月 29 日 13:45

駐輪所のスーパースター

DOITでお馴染みの「ヨリタ歯科クリニック」さん。

最近、寄田院長は講演の中で、駐輪所の整理を担当されている
小倉さんという男性職員のことをご紹介されています。

小倉さんは、定年後にヨリタ歯科さんで採用になり、
駐輪所の自転車の整理の仕事をされている方です。

自転車の整理といっても、
地域で人気のヨリタ歯科は毎日、患者様でいっぱい。
入れ替わり入ってくる自転車を整理するのはなかなか大変です。

小倉さんはそんな駐輪所で働きはじめられました。

しばらくすると、寄田先生のところに患者様から
感動の声が届くようになったそうです。

「あの方は、たくさん並ぶ自転車を一人ひとり覚えて
くれていて、声をかけて渡してくれるんですよ。」

そうするようにと指示を出していた訳ではないので、
先生もびっくり。

小倉さんは、自転車の整理という仕事に誇りを持ち、
一人ひとりのお名前や自転車の特徴を一生懸命に
憶えられていたそうです。

たくさんの自転車の中から、
「これですね」と渡されるのは確かに感動ですよね。

とかく高齢になると記憶力が衰えてくるもの。

それでも、少しでもヨリタ歯科の為にと頑張って
仕事をされています。

そんな小倉さんには、いつの間にかファンがいっぱいに
なっていたそうです。

そんな小倉さんに、先日久しぶりにお会いしました。


「西川さん、お久しぶりです」。

ちゃんと私の名前を覚えていてくださいました。
名刺交換もしていなかったのに・・・。

そして、改めて名刺を下さったのですが、その名刺には
ひとつひとつ手書きで、すべてメッセージが書かれていました。
それにまた感動。小倉さん、凄すぎです。

仕事はつまらなくすることも、輝くものにすることもできます。
すべては自分次第。どんな仕事でも輝かせることができます。

私は、小倉さんのような生き方に憧れます。

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2014 年 09 月 25 日 14:34

会社を動かす歯車に

先日、ある会社の若い人たちと話をしていたら、
「どうせ私たちは会社の歯車だから」と
何か諦めたような顔で仰っていました。

ひと昔前、この「どうせ歯車だから」という言葉は
よく使われていました。
だから、この歯車なんて言葉は死語になっているのかと
思って、「随分、古い言葉を知ってるんだなあ」と
思って聞いていたのですが、これから何でもできる
若い世代がこんな風に諦めているのはダメだと思って、
つい自分の思いをぶつけてしまいました。

「歯車、歯車っていうけど、歯車がひとつでも欠けたら、
その機械は動かないんだから、どこにもない金の歯車に
なれば?そもそも、人に動かされるのが嫌なんだったら、
モーター付きの“自分で動く歯車”になればいいんじゃないの?」

その若い人はきょとんとした顔で聞いてくれていましたが、
昔から私はそう思っていました。

そもそも、会社はみんなの協力と助け合いで動いているのだから、
歯車といえば「みんなが歯車」。
社長だってひとつの歯車かもしれません。
その歯車に誇りを持てないなんて悲しすぎる。

この話になるとつい熱くなってしまいます(笑)

会社を何かの機械に例えてしまうところが、
そもそもおかしいのでしょう。

会社は機械なんかではなく、心を持った人の集合体。
私は、愛と情熱をエネルギーに動いている人の集まりだと
思っています。

歯車というなら、歯車で結構。
動力を持ち、その歯車から会社を動かしているんだという
気概を持って、みんなから「この歯車のおかげだ」と言われる
ぐらいの働き方をしていきたいですね。

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2014 年 09 月 10 日 13:33

ブロックス社員旅行

先週の金曜日から私たちブロックスは
長崎へ社員旅行に行ってきました。

みんながお金を積み立てて、会社からも負担をして
久しぶりに行った社員旅行。
せっかく行くのだから、ただ観光して、食事をして
終わりというのではなく、みんなの絆が深まるような
楽しいものにしようと旅行プロジェクトのメンバーが
いろいろと準備をしてくれました。

中でも楽しかったのは、チーム対抗の観光めぐり。
長崎市内の様々な観光スポット毎に、その時に発表
される「ミッション(指令)」が渡されます。
例えば、「亀山社中で竜馬と写真を撮れ」というような
ものです。
メンバーは協力して、そのミッションをクリアします。
(クリアした証拠写真を撮ってきます)
ミッションにはそれぞれポイントがついているので、
たくさん回り、たくさん楽しんだチームが優勝という
ことになる訳です。

前の日に飲みすぎてふらふらになっていたメンバーも
だんだんと面白くなってきて、普段、自分ではやらない
ようなアトラクションにも挑戦したり、
自然と歴史を学んでいくなど、少しハードではありましたが
とにかく子供のように一日を楽しんできました。

夕方、ポイント発表と表彰、そして、それぞれのチームが
撮ってきた写真を見ながら、他のメンバーの楽しみ方を
共有していたのですが、それもまた楽しい時間でした。

ひとつのことをみんなで体験する。
これは物を買って得られるものではありません。

今回の体験は、ずっとメンバーの心に残り、たぶん
これからも、みんな共通の「幸せな体験」として
心に残ることでしょう。
飲み会の度に「あの時、こんなだったね」と語り合う
様子が目に浮かびます。

美味しい食事、見たことのない景色。みんなで行う体験。
気の合う仲間と過ごす時間は、本当に幸せでした。


社員旅行は面白くない。若い人が参加しなくなった。
そんな声を聞くこともあります。
でも、やってみて思うことは、やっぱり社員旅行は
会社にとって大切な行事ですね。

若い人が、自由に企画する社員旅行。
ぜひ、お薦めします!

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2014 年 09 月 08 日 17:08

「徳」を高める経営

私たちブロックスでは社内勉強会として毎月、
山崎宣次先生(ベルウェイ研究所)をお招きして、
私たちが目指すべきこれからの経営について勉強しています。

人間の欲望を広告であおり、購買意欲を刺激して売上を
あげていく従来のマーケティングや売上のために人を
機械やロボットのように扱い、動かそうというような
経営ではなく、「経営の目的は人が幸せになること」という
思想に立った、これからの経営やマーケティングのあり方を、
心理学や幸福学などの視点も交えて教えて頂いています。

その中で人を評価する方法として「徳点主義」という
考え方が出てきました。欠点や出来ていないことに着目する
原点主義でも、良いところを褒め、伸ばす加点主義でもなく、
「徳」という観点から人を見て、育てようとする考え方です。

「徳」というと古めかしい考え方に聞こえるかもしれませんが、
自分のことよりも他人のことを考え、思いやる気持ちや真心を
高めていくことは、きっと人間の「幸福」を高めていくこと
でしょう。

幸福は外側の「環境」にあるのでなく、その人の心の中にあります。

そういえば、DOITで紹介したバグジーさんには、
優しい心でお客様に対応した社員を表彰する「天使の仕事」
という制度がありましたが、これも「徳点主義」のひとつ
なのでしょう。

そんな制度が影響しているのでしょうか、バグジーさんの
社内ではお客様に対してだけでなく社員同士の助け合いや
思いやりが生まれています。

今、成果をあげた人を評価するという成果主義が、
組織や人にいろんな弊害をもたらしていると言われていますが、
「経営の目的は働く人の幸せ」ということに舵を切るのならば、
社員の評価の仕方も見直してみる時期なのかもしれません。

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2014 年 08 月 25 日 09:40

「それなりにいい対応」と「お婆ちゃんの対応」

皆さんもそうだと思いますが、私も消費者として、
日々いろんなお店を利用します。

自動車販売、携帯ショップ、スーパー、美容室、
クリーニング店、飲食店・・・。
10年前と比べてみると、どの業種もみんな「CSの
レベルが高くなっている」ような気がしませんか?

仕事柄、私はずっとCSを意識してみてきたから
かもしれませんが、10年前と比べたら日本の「おも
てなし」は確実に進化してきたように思います。

ひと昔前なら、「挨拶がなかった」「雑な対応を
された」と感じることがあったのですが、最近は
どのお店も「それなりにいい対応」をしてくれて
「不満」を感じることが少なくなっています。

各企業が「CS調査」や「CS教育」を行い、
改善を続けてきた結果なんでしょうね。

では、これから先の日本、この「接客レベル」は
どうなっていくのでしょうか。

「それなりにいい対応」が「普通」になってきたら、
それを上回る「素晴らしい対応」をしようと、
各社はさらにCS調査や教育に力を入れていくよう
になるのでしょうか。

そんなことを考えていたある日、ある昔ながらの
飲食店に入りました。なかなかの繁盛店です。

店に入ると、長年接客の第一線に立っているであ
ろう、その店の看板娘?「お婆ちゃん」が私を
迎えてくれました。

マニュアルに書いてあるような丁寧なお辞儀も
ありませんし、言葉遣いも方言丸出し。
でも、そのお婆さんのざっくばらんな対応(お人柄)
と料理の美味しさにひかれてみんながやってくるのです。

自然体で、全身から伝わってくる「喜ばせたい」と
いう気持ち。
この対応を見ていると、CS調査で標準化された
「それなりにいい対応」が味気ないものに感じて
しまいます。

標準化されたものは、どんなに「いい対応」でも、
やはり個性はありません。
どの店も似ているのです。

どちらがいいということはないのでしょうが、私は、
この「お婆さん」の接客を面白いと思い、なんだか
好きになりました。

「喜んでもらいたい」という素直な心で、その人が
その人らしくやる。

マニュアル対応のお店にはない「人の個性」が光る店。
だんだんマニュアルにだんだんと飽きてきている
日本のお客様の気持ちを考えていくと、もしかすると
この「お婆ちゃん」のような個性的&自然体の対応が
次の時代のCSのスタンダードになるかもしれませんね。

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2014 年 08 月 24 日 17:59

学び合う、高め合うお店

先日、ウッディチキンという美容師さんが集まる会の「サマーカレッジ」というイベントにお招きいただき、講演をさせていただきました。
ウッディチキンを立ち上げたのは伊藤豊さん(ラポットカンパニー代表)。DOITのガイドブックにいつも素敵なコラムを書いてくださっている私たちの仲間です。バグジーの久保社長も幹部メンバーとして運営に協力されています。
こうした勉強会は、よく美容室向け商品をつくるメーカーやディーラーさんが音頭を取り、販売支援の業務の中で行われるものですが、この会は各地の美容室が費用を出し合い、自主的に運営しておられるのが特徴です。

参加していて、「いいな」と思ったことは、どの美容室さんも、自社の「成功したやり方」をオープンに話されていること。ひと昔前なら、「自社でうまくいったことは他に教えない」ということも多かったと思うのですが、ここは違います。「厳しい時代なのだから、みんなで高め合っていこう」と切磋琢磨されているのが本当に気持ちよく、心のきれいな「いい仲間」なんだなあと思います。
どの業界もそうでしょうが、これからの差は「質の差」「人の心の差」でしょう。いくら「カタチ」だけを真似ても、それを実行する「人」の心(人間力)が違えばうまくいきません。だからこそ、みんなで切磋琢磨して「心」を磨く、こんな会に参加しているお店が成長していくのでしょうね。
バグジーの久保社長が惜しげなく、自分たちのやり方を他の店の方に教えておられましたが、こうして出していくからこそ新しいことも入ってくるのかもしれません。
「隠し合う時代」から「学び合う時代」へ。その時、どんな仲間と付き合うかも大切なのだと思います。

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2014 年 08 月 19 日 10:56

お店から伝わる「雰囲気」

先日、出張先でお昼ご飯を食べた時のことです。
アルバイトの店員さんに「お薦めは?」と聞いたら、
「これがうちのお薦めです!」と笑顔で応えてくれた
ので、それを注文しました。

確かに美味しく、食後にその店員さんに「美味しか
ったよ、ありがとう」と伝えると、本当に嬉しそうに
「良かったです」と言って、厨房の方に下がっていき
ました。

そして向こうから「○番テーブルのお客様が美味しか
ったって言ってくれていましたよ」と料理の人に伝え
る声が聞こえてきました。

精算の時、みんなが嬉しそうな顔で「また来てくださ
いね」と送り出してくれたのですが、その小さな出来
事がとても心地よく感じました。

よく、飲食店では「私は作るのが仕事」「私は料理を
出すのが仕事」と厨房とホールが自分たちの仕事の違
いを区別して仲が悪くなる店があるそうですが、きっ
と、このお店のメンバーはそんな小さなこと乗り越え
ていったのでしょう。

職種に関係なく、みんながお客様に美味しいものを提
供したいと思って頑張っている雰囲気が伝わってきま
した。

お店の雰囲気は、人と人の関係の雰囲気であり、その
お店の人達が何を大切にしているから伝わってくる
「空気」です。

お客様はきっとこの空気も選んでいます。
お腹を満たす美味しい料理と心を満たす美味しい空気
は最高のご馳走ですね。

日本全体にモノが溢れて物質的に満たされている今の
時代に足りないのは「心の充足感」。
幸せを感じる店に人の足が自然と向いていくのでしょうね。

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2014 年 08 月 08 日 17:54

未知の仕事がもたらすもの

先日、皆さまにお届けした「ブロックス元気新聞」。

たくさんの方から反響をいただき、制作したスタッフと
一緒に喜びをかみしめています。

どうすれば私たちの思いが皆さまに伝わるだろうかと
何度もやり直して制作したものなので、お客様の声が
本当に励みになりました。

今回の新聞づくり。
普段は総務的な仕事をしていて、こうした編集や
デザインの仕事に慣れていない大阪オフィスの與田が
紙面づくりを担当してくれました。

せっかく出すものなのだから、少しでもいいものを・・・。
慣れないソフトに悪戦苦闘をしながら、何度も何度も
やり直しをしてくれた彼女。
本当に大変だったと思います。

でも、そのおかげでプロには出せない、味わいがある
仕上がりになったと思います。

私自身もそうでしたが、やったことのない仕事に挑戦
するというのは、それはなかなか勇気もいるし、
負荷もかかること。

挑戦しなければ、安定して日々を送れているかも
しれません。
でも、その勇気と負荷のおかげでつかめるものが
たくさんあります。

現状に甘んじることなく、未知なる仕事に挑戦して
いくこと。
大切にしていきたいですね。


(代表取締役 西川敬一)

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2014 年 07 月 31 日 08:26

「お役に立ちたい」という純粋な思い

DOIT96号で取材させていただいた香川県の徳武産業には、毎月何百通も、お客さまからお手紙が届きます。「こんなにいい靴を作ってくれて本当にありがとうございます。」「母が歩く姿をみて感動しました。」。これまで靴で悩んでおられたお年寄りが、理想の靴に出会い、その喜びを伝えられるのです。

こんな感動を生み出している靴「あゆみシューズ」は、創業者である十河社長が何百人ものお年寄りの足を見て、話を聞いた2年間の開発期間から生まれました。

私も自分の親の足を見てびっくりしたのですが、足に問題を抱えているお年寄りは想像以上にたくさんいます。変形したり、むくんだり、腫れてしまったり。それに足が固くなってくると、小さな石でも躓いてしまいます。(皆さん、一度ご自身の親の足を見てみてください)

そんなお年寄りに直接会い、とことん話を聞いた十河社長は、「なんとかお役に立ちたい」という気持ちになられました。「歩く喜びをもう一度お届けしたい」。そんな使命感が「あゆみシューズ」の原点なのです。

この「人にお役に立ちたい」という純粋な思い。徳武産業のお客さまは、商品から伝わるこの思いに感動されているのでしょうね。私は、この手紙を読ませていただいた時に、涙が止まりませんでした。

そして、この経営者の思いは、社員にも伝わっています。「社長の純粋な思いに感動したから入社したんです」という若者がいました。徳武産業の社内には、「お客さまにお役に立ちたい」という思いが充満していました。

経営は儲けること、利益を出すことがもちろん重要です。でも、その根底にこうした人に役立ちたいという真剣な思いがなければ、経営がうまくいかない時に大事なことを見失ったり、目先の利益に惑わされてしまって、永続的な発展はないのでしょう。そもそも、利益だけ求める会社に、「よし頑張ろう」と本気で頑張る社員は生まれる気がしません。

お客さまや社員がついていきたくなるような、思わず感動してしまうほどの「純粋な思い」をどれだけ持っているか。こういう感動の手紙を読むと、経営者はもちろん、働くすべての人に、根底にある「何のために働いているのか?何のために商品を作っているのか?」という、仕事への至誠に対する根本の問いが、お客さまから突き付けられているような気がします。「自分の儲けの為」というような商品はもう誰も買いたくないのではないでしょうか。

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2014 年 07 月 30 日 11:07

「主体的に働く」を考えた

先日の土曜日、京都のウエダ本社様が主催される
「京都流議定書」というイベントで、DOITを
使ったワールドカフェを開催しました。

毎年行っているのですが、今回のテーマは
「自ら考え自ら行動する。主体的は働く社員を
どう育てるか」というテーマにしてみました。

そもそもなぜ主体的に働く社員なのか?という
テーマから始まり、そうした人が育つ環境とは
どんな環境なのか?そんな人を育てるにはどう
すればいいのか?などいろいろな角度から話し
合って頂いたのですが、皆さんの課題だったのか、
最初から最後まで大いに盛り上がっていました。

こうした話をしていると、よく「やらされ感」
という言葉が出てきますが、仕事をやらされている
というのは、本当は私には理解できません。

もちろん「嫌だ」と思う仕事があるのは理解できます。

いつも前向きになっていることはないし、
そんな気持ちになる時もあるでしょう。

でも、よく考えてみてください。

それでも、嫌だから辞めるという選択をせず、
会社に出社しその仕事に向かっているのは
その人自身です。

その人が「嫌だけどやろう」「納得はしていない
けどやろう」とどこかで決めて判断したから
仕事をしているのです。

主体的に「決めた」ことなのに、なぜ「やらされて
いる」のでしょうか。全部自分が決めたことなら、
そんな言葉は生まれてこないですよね。

「やらされ感」という言葉は本当におかしな言葉です。

よく、アフターファイブを「自分の時間」という
人がいますが、仕事も「自分の時間」のはず。

天から与えられた限りある人生。
自分の時間を大切にしていきたいですね。

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2014 年 07 月 29 日 10:50

失敗したっていいよ。

社員に本当の仕事の面白さを感じて働いてもらうためにも、自ら考え自ら行動する自律的な社員を生み出すためにも、会社の中に「失敗したっていいよ」「みんなでカバーするから、思い切ってやってごらん」というような風土が必要だと思います。

「人は失敗の中から大切なことを学んでいくし、成長する」というのは、誰でも自分の過去を振り返ってみればわかることなのに、最近は「失敗させない、ミスをさせない」ようにしようと、すぐに「教える」「マニュアル化する」「ルール化する」などの“管理”に走ってしまう会社も多く、その中で、失敗はしないけど、仕事の面白さも感じないという社員が育ってしまっているような気がします。社員の成長より、企業の業績が優先ということなんでしょうね。

確かに失敗は企業にとってリスクですし、その本人にとっても嫌なものでしょう。でも、新しいことに挑戦する時には、失敗がつきもの。何かを生み出した人に失敗がなかったということなんてありません。「失敗をさせないようにする」ということは、つまり「前にやったことをそのままさせる」ということで、それでは何も生まれてこないでしょう。

会社の中に、失敗をしてもいいんだ、新しいことに挑戦することはいいことだという空気があるからこそ、イノベーションも生まれてくるでしょうし、仕事の面白さも感じられるのだと思います。
「失敗をさせない」空気感が蔓延する世の中より、「いいよ、いいよ、少しの失敗ぐらい」「どんまい、どんまい」とかばい合う世の中や会社にしていきたいですね。

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2014 年 07 月 24 日 17:07

ビスタワークス研究所の大原さん

昨日、ビスタワーク研究所(ネッツトヨタ南国の別会社)さんが主催されている勉強会「示道塾」にお招きいただき、DOITのことや仕事への思いを話をさせていただきました。

塾長であり、ビスタワークス研究所の代表である大原さんは、ネッツ南国の取材以来のお付き合い。
日本を良くしていきたいという思いから、こんな活動を全国でされています。
昨日は20名程の中小企業の経営者の皆さんが集まって、勉強されていたのですが、皆さん少しでもいい会社に近づこうと一生懸命です。

なぜ、大原さんがこんな活動をするのか。
それは、日本を良くしていきたいという熱い思いです。
自分の会社の儲けを考えてのセミナーなんかではなく、高い志で運営されているセミナーですから、その熱が違います。

その想いはブロックスと同じ。
まさに同士のような関係だなと思いました。

子どもたちのためにも、もっといい社会にしていきたいという思いは同じ。
自分ももっと頑張ります。

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2014 年 07 月 22 日 09:48

「教えない」という教え方

皆さんは新人に仕事を教える時は、
どのようにされていますか?

右も左もわからない新人には、
手とり足とり丁寧に教えてあげるのが
いいのでしょうか。それとも放っておいて、
「自分で考えるクセ」を付けるのがいいの
でしょうか。

後者の「教えない」という教え方の代表と
いえば、「ネッツトヨタ南国」さんと
「未来工業」さんが有名です。

最初にある程度の仕事の流れを教えるだけで、
その後は何も教えない。
それがこの2つの会社の共通点です。

だから、新人は最初、何をすればいいのか、
どうすればいいのか、何もわからない。
戸惑いながら現場に出ていきます。

見よう見まねでやるものの、うまくいく訳が
ありません。失敗してお客様に怒られること
もあり、悩みます。

「どうすればいいんだろう?」。
新人は考えます。
そこで、先輩に聞きにいく。
これはごく自然な行為ですよね。

しかし、ネッツトヨタ南国さんは先輩の
対応が違います。

後輩:「先輩、こういう場合、どうすれば
    いいんですか?」
先輩:「君はどうすればいいと思う?」

後輩が聞いてきても教えないのです。
その場で答えを教えるより、「考えてみる」
ことが大事だと、自分が身に染みて感じている
からでしょうね。

「苦しいだろうな」と心配はするけれど
絶対に教えない。その方が成長する。
そう信じて考えさせるのです。

数年たった社員のひとりが言っていました。
「あの時は苦しかったけど、今になってみると
それが良かったと思います」。

「教えない」と何が生まれてくるのでしょうか。
「教えてもらう」と最初は楽ですが、それに
慣れてしまい、考えなくなってしまいます。

だから仕事に慣れてくるとロボットのように
なり仕事が面白くなくなる。仕事の面白さは
「考える」という行為があって初めて生まれて
くるのではないでしょうか。

「教えない」という教え方。
もう一度、真剣に考えてみる時かもしれませんね。

カテゴリー : メルマガコラム

2014 年 07 月 16 日 17:31

ヒーローインタビュー

先日の土日、我が社では年に一度の
「合宿」を行いました。

全国から社員みんなが揃って、会社の計画を
立てたり課題を話し合ったりするものですが、
今年は社員の発案で、夜に「ヒーローインタビュー」
というワークをしました。

どんな内容かというと、二人一組になり、
一方が「ヒーロー」、一方が「インタビュアー」に
なって、「立てた計画がすべてうまくいった、
1年後の自分になりきって」インタビューを受けると
いうものです。

インタビュアーは「すごいことになってますね!」
という質問から始まり、いろいろな角度から
成功要因を聞いていきます。

頑張ってきたことは?
ここまで計画がうまくいった理由は?
苦しい時にどう乗り越えたんですか?・・・

仲間の質問に沿って
未来を「過去形」で語っていくこのワーク、
傍からみていたのですが、
みんな本当に楽しそうです。

「1年後の未来」という設定なので、
話していることは「過去形」ですが、
実は、それが「これからの自分のしていきたい行動」。
自分自身で「成功イメージ」を語っている訳です。

インタビュアーに引き出されて、
自分のやるべきことがどんどん明確になっていきます。
みんなヒーローですから、誇らしげに答えています。

これは個々のビジョンを明確にする方法ですが、
みんなが本当のヒーローになれるよう、
私たちマネジメントもしっかり支援、
サポートしていきたいと思いました。

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2014 年 07 月 15 日 16:38

今日のお客様

今日は、ネッツトヨタ南国(ビスタワークス研究所)の長山さんが、ブロックスに遊びに来てくださいました。今度、大原さんが主催される「志道塾」に呼ばれているので、その話だったのですが、いろんな話で盛り上がっておりました。

私がネッツトヨタ南国さんに出会ったのはだいぶ前ですが、その当時のことも話題になりました。
アポイントを取って横田さんのお話を聞いて、私がいちばん感動したのは、その仕組みというより横田さんの雰囲気とお人柄。
その独特の考え方に、あっという間に引き込まれてしまいました。
決して、話がうまいとか、流暢にしゃべられる方ではないのですが、そこがまた魅力です。
それ以来、ファンになっているという感じでしょうか。

長山さんも感じておられますが、横田さんが素晴らしいと思うのは、決して偉そうにされないところ。普通、大きな会社のオーナーであれば、まわりの人が気を使い、持ち上げられてしまいそうですが、横田さんはいつお会いしても、そんな空気はありません。
あの独特の空気感があの会社の骨格になっているんでしょうね。

長山さんも、そうですが、ネッツ南国の人達はみんな「その人らしさ」をぞんぶんに発揮されていて個性的。放し飼いの動物園(比喩が良くないかも)のような空気管が大好きです。
うちの会社も個性的な人ばかりですが、ネッツ南国さんに負けないような、
もっと自由に、もっといきいきと働く組織にしていきたいです。

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2014 年 07 月 15 日 16:38

今日のお客様

今日は、ネッツトヨタ南国(ビスタワークス研究所)の長山さんが、ブロックスに遊びに来てくださいました。今度、大原さんが主催される「志道塾」に呼ばれているので、その話だったのですが、いろんな話で盛り上がっておりました。

私がネッツトヨタ南国さんに出会ったのはだいぶ前ですが、その当時のことも話題になりました。
アポイントを取って横田さんのお話を聞いて、私がいちばん感動したのは、その仕組みというより横田さんの雰囲気とお人柄。
その独特の考え方に、あっという間に引き込まれてしまいました。
決して、話がうまいとか、流暢にしゃべられる方ではないのですが、そこがまた魅力です。
それ以来、ファンになっているという感じでしょうか。

長山さんも感じておられますが、横田さんが素晴らしいと思うのは、決して偉そうにされないところ。普通、大きな会社のオーナーであれば、まわりの人が気を使い、持ち上げられてしまいそうですが、横田さんはいつお会いしても、そんな空気はありません。
あの独特の空気感があの会社の骨格になっているんでしょうね。

長山さんも、そうですが、ネッツ南国の人達はみんな「その人らしさ」をぞんぶんに発揮されていて個性的。放し飼いの動物園(比喩が良くないかも)のような空気管が大好きです。
うちの会社も個性的な人ばかりですが、ネッツ南国さんに負けないような、
もっと自由に、もっといきいきと働く組織にしていきたいです。

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2014 年 07 月 10 日 13:00

ブロックスの夏合宿

毎年、夏にブロックス全社員で合宿をします。
6月決算なので、今期の計画を詰めたり、お客様に喜んでもらうために何ができるかを考えたり、勉強をしたり。たっぷりと話し合う2日間を過ごします。

この合宿でみんなの話し合いを横で聞いているのですが、嬉しいことに毎年議論の質があがってきているような気がします。
みんなが成長している証拠ですかね。

愚痴を言わない

「できない理由」を探さない

人を大切にする、尊重する

笑顔でおだやかに話す・・・

みんな人間的に大きくなってくれています。

これからの10年、20年が楽しみです。

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2014 年 07 月 03 日 11:04

Aさんの生き方

先日、ある手の会社に勤めている10年来の友人、
Aさんが会社に来てくれました。

はじめて彼と出会ったのはうちの事務所でした。
「会社を良くしていきたいんです」と仲間と一緒に
来られました。そこで「ネッツトヨタも南国」のDVDを見て
衝撃を受けられる。

「でも、会社ではお金を出してもらえない」と言われたので、
笑って「どうしようか」と話したことを思い出します。

そこから、Aさんは仲間と二人三脚で、自分たちできることを
コツコツとやってこられたのですが、何千という人が働く
職場を変えるのは並大抵のことではありません。

何かをやろうとしては怒られる。うまくいかない。
何度も心が折れそうになりながらも、Aさんは自分にできる
ことを模索し、取り組んでこられました。

そして数年前、そんな活動が認められ、Aさんはついに
CS(顧客満足)の部門に異動。そこから仲間を巻き込み、
長年温めてきた企画、「DVDを使ったワールドカフェ」を
全社で展開するところまでこぎつけました。

最初、周りの人からは、「ワールドカフェ?なんだそれ?」
と怪訝な目で見られたそうですが、参加者の満足度や
そこから生まれる一体感がすごいと評判になり、
ついには社長の耳にも入り会社でも高く評価をされるように
なったのだそうです。

ずっと一緒に寄り添いながらお手伝いしてきた私たちに
とっても、本当に嬉しい話。感無量です。

私がAさんの素晴らしいと思うところは、
そんな行動力だけではありません。

Aさんは決して上司や会社の愚痴や不満を言わないのです。
最初の頃はそんなことも多かったと思うのですが、
いつの間にか彼の言葉から消えていました。

「現状が悪い、それ○○が悪い」と評論家のようなことは
誰でもいえます。
でも、Aさんはそこから「だから自分には何ができるか、
何をしていこうか」と考えるようになられたそうです。

諦めずに、そして明るくやっていると仲間が増えて、
渦が出来てくるのでしょうね。

年下ですが、会うたびに刺激をくれるAさん。
学ぶことがいっぱいです。

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2014 年 06 月 25 日 16:16

リーダーが持つべき信念とは?

先日、東京で開催した「試写交流会」では、
仕事の原点シリーズの第4巻「リーダーシップ」の中の
「信念を貫く」のDVDを題材に、皆さんで話し合いをしました。

話し合いのテーマは「これからのリーダーが持つべき信念とは?」。

このように問われると皆さんはどのようにお答えになるでしょうか?

まず、信念という言葉が曖昧です。
「確固たる信念を持っている人だ」とか「信念を貫いた」とか、
日常生活ではよく使いますし、リーダーはぶれない信念を
持っていたほうがいいということはみんな頭ではわかっています。

しかし、いざ、リーダーの信念とは何か?と問われると
戸惑われる方も多いのではないでしょうか。

今回の試写交流会でも最初はそんな雰囲気でしたが、
それでも皆さんが真剣に話し合ってくださいました。

そして、話し合いの途中で映像の上映。
「川越胃腸病院」と「タビオ(靴下屋)」の二人の経営者の
信念の映像を見たとき、皆さんがハッとした顔をされたのが
印象的でした。

「人の幸せのために、今を全力で尽くす」。

望月院長も越智会長も、人を幸せにするための仕事に心血を注ぎ、
この信念を何十年も持ち続けてこられました。

今回の議論の中では「やりたいこと、得意なこと、
人のためになることの輪の交わるところが自分の
ミッションである」というお話をされていた方が
おられましたが、自分の信念を持って仕事をしている人は
人からも尊敬されるし、自分自身も楽しいに違いありません。

リーダーが持つべきものはぶれない信念。
自分の軸。その信念をどう高めていくか。

テーマは難しかったかもしれませんが、
最後は皆さんが口々に「良かった」と仰ってくださいました。

普段なかなか話さないこと、しかし、仕事をするうえで
大事なこと。
年に一度は見直してみませんか?

「仕事の原点」のDVDは、そんな思いで作っています。
ぜひ、皆さまの会社でも、「大切なこと」を話し合う時間を
つくってみてください。

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2014 年 06 月 23 日 09:42

「強い関心」を持つ

私たちの会社では、毎朝朝礼で、本の一節を読んでいます。
その中で、松下幸之助さんの発言をまとめた言葉があり
いつも心に突き刺さってきます。

今日は、「強い関心」というお話でした。

「一般に我が社では、苦心して作った商品を大切にしないように
見受けられるが、自分たちが手がけたものが世上でどのように
扱われているのか、強い関心を持たねばならないと思う」

「私が昔、直接生産に従事していたとき、新しい品物を
代理店へ持参して見せると、『松下さん、これは苦心された品
ですね』と言われたことがある。こう言われたときは、自分は
無料で進呈したいと思ったほどうれしかった」

「これは高く売れて儲かるという欲望的意識ではなくて
よくも数か月の労苦を認めてくれたという純粋な感激だった
のである。この感激は、常に己の魂の至誠を商品にこめるもの
のみが味わいうるものであり、この喜びに全社員がひたるときに
こそ、わが松下電器が新に生産報国の実をあげ、確固たる
社会信用を獲得することができるのである。この精神から
製品検査所を通過しないものは市場に出さないのである。」

私たちも、いろんな会社のご依頼で映像を制作していますが、
そのプロセスは山あり谷あり、本当に苦労の連続です。
長い場合は半年も一年もかかる場合もあります。

しかしそれが完成し、お客様から「いい映像ですね。ありがとう。」と
言われたときは、もうそんな苦労は忘れてしまいます。
やってきて良かったなあと、
それこそ何にも代えがたい感動を味わさせて頂いています。

最近、大きな会社ではどこも分業が進み、
それぞれの人がが商品の一部を、会社の一部分を担当する
ようになっていますので、こんな風にお客様から言葉をもらう
という機会は、年々少なくっているのでしょう。
「自分が何のためにやっているのかわからない」という
感覚が仕事のやりがいを失わせているのかもしれません。

しかし、やはり、これからは、お客様の声を聞きながら
商品も作っていかなければならない時代です。
松下幸之助さんが仰っているように、「自分たちが作ったもの
が世上でどう扱われているか」ということに強い関心を示し
時はその現場に行ってみることが
ますます大切になってくる時代ではないでしょうか。
一部の人が聞くというのではなく、作っている人たちみんなが
そこに強い関心を示していくことが、
これから、どの会社にも求められているように思います。

お客様と接することは、「なんだこんなもの」と言われてしまう怖さも
あります。しかし苦心して作ったものを認めてくださるお客様から
感謝の言葉をもらえるのは、その場面でしかありません。

「この感激は、常に己の至誠を製品にこめる者のみが味わい
うるものである」

この感激は何度も味わいたいですね。

というか、感激のない仕事をしていてはいけないという
ことなのでしょうね。

出展:「松下幸之助成功の金言365」PHP研究所発行
~192ページ 6月17日「強い関心」より~


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2014 年 06 月 23 日 09:40

拡大路線の行きつく先

先日、あるショッピングセンタ―(SC)で働く知り合いと
お酒を飲んでいました。

彼はそのお店の配属になって1年。
情熱を込めて働いていたのですが、この間、会社の方から、
今度そのSCが閉鎖されるということが発表になったそうです。
彼は相当ショックを受けていました。

そもそも日本の人口が増えていない上、全国各地にSCが乱立。
その上、お客様を引き付けるための価格競争で
お互いに疲弊する状況です。
どのSCもいつつぶれてもおかしくない時代です。

しかし、そうだとわかっていても、働く人にとって
自分の職場がなくなるというのは辛い現実です。

彼がSCのために一生懸命頑張っていたのを知っているだけに、
私も辛くなりました。
次の職場探しに困っているパートさんもたくさんおられると
仰っていました。

こと競争の結果とはいえ、このようなことできるだけ
少なくなるようにできないものでしょうか。

伊那食品工業さんで聞いた話を思い出しました。
DOITの映像をご覧になられた方はご存知かと思いますが、
あの会社は社員の幸せが第一です。

ですから儲かりそうだという理由だけで、
社員が夜中に働くようなシフトも、
後で人を辞めさせなければならないような、
規模拡大路線は取らないと決めておられます。

理想の経営ですから、すぐに伊那食品さんのような経営を
行うのは難しいと仰いますが、このSCの話のような
拡大路線の経営はやっぱり無理があるような気がしてなりません。

ここがダメなら他の地域で稼げばいいではないかというような
話でもないでしょう。

やはり成長の時間がかかっても、価格ではなく
価値を求めて来店してくださる「ファン」を大切にし、
長くお付き合いをしていく。

小さくてもキラリと光る存在のお店(企業)になることが、
これから益々大切なってくるのではないかでしょうか。

働く場を失う人達の話を聞いて、いろいろな思いが重なった夜でした。

カテゴリー : メルマガコラム

2014 年 06 月 03 日 09:34

お役に立とうという気持ち

先日、ある人のプレゼントを買おうと思い、
百貨店の子供用品売り場に行きました。

普段なかなかこういう場所に行かないので、
どこに何があるかわかりません。
プレゼントのイメージはあるのですが、
何が良いか迷っていたので、売り場の女性に相談することに。

その方は、迷っている私の立場になって
親身にプレゼントを考えてくれまました。

ここまでなら良くある話なのでしょうが、
私がとてもいい気持ちで買い物ができたのは、
その人が醸し出す自然体な接客のおかげでした。

売り手と買い手という感じではなく、
友達のような立ち位置から一緒にモノを探してくれ、
あれやこれやと心配してくれるのです。

売ってやろうという気配は一切ありません。

「売る」というプレッシャーから離れた接客というのでしょうか。
その心地よさにすっかりハマってしまい、
予算以上の買い物をしていました。

百貨店で良く感じるのは「売ろう」という気持ちが全面に出る接客。
商品に手をかけた瞬間に声をかける、
よくある販売マニュアルに沿った対応です。

私の知り合いに聞いてみても、
みんなこの雰囲気が好きじゃないと言っているのに、
まだ、この雰囲気はいろんな販売の現場にあります。

私は「販売目標」や「ノルマ」ということが、
販売員さんを売り手志向の気持ちにさせてしまう
最大の原因だと思うのですが、やはりこれはなかなかなくなりません。

なくせるものならなくしたほうが現場の空気は変わるはず。
でも、もしなくせないのならば、接客の時だけは「忘れる」
ということはできないものなのでしょうか。

「売ろう」ではなく「このお客様のお役に立とう」という
気持ちでその場に向かう。

この気持ちがお客様に伝われば、
結果として売れていくのではないでしょうか。
今回の私の体験のように。

これは販売の素人の考え方かもしれませんが、
お客様はみんなそうあってほしいと思っていると思います。

皆さまはどう思われますか?

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2014 年 05 月 27 日 09:20

苦手な仕事

私は若い頃、企画書をつくるのがとても苦手で
できるようになるまでかなり苦労しました。

営業として、パンフレットを使って商品を説明したり、
お客様に良さを説明する仕事はしていたので、
そこは自信があったのですが、
転職して新しい仕事に移ったときに、企画書を使った提案が
求められるようになりました。

抽象的な概念を言葉や図にするにはどうすればいいのか。
最初から最後まで、論理立っていて、わかりやすい資料とは
どう書けばいいのか。
文章が長い、簡潔に書け、もっとシンプルに・・・
上司からも何度もダメ出しをもらいました。

確かに仲間の企画書と比較しても見劣りするし、
自分でもうまくいっていないことがわかるので、当時はかなり
落ち込んだものです。

本を買って勉強したり、
上司からダメ出しをもらいながら何度も書き直したり、
お客様に向かって説明しながら、恥をかいているうちに、
だんだん企画書とは何か、何を書けばいいかが
わかってくるようになり、しばらくすると
もう、企画書に対する苦手意識はなくなっていました。

その他にも、私の苦手はたくさんの人の前で話すことでした。
10年ぐらい前、ある方から、「講演をしてほしい」と頼まれたときは、
「そんなのは絶対に無理です」と何度も断り、逃げていたものです。

しかし、どうしても断りきれず引き受けた最初の講演は
緊張で頭が真っ白に・・・。何も覚えていません。

その当時、沖縄教育出版の川畑社長から
「何でもNOと言わず引き受けてみなさい」と言われ、苦手だった
講演を受けるようしてきました。
今はもう大丈夫です・・・(笑)。

「苦手だな」と思うのは、最初だけなのかもしれませんね。
本当は「苦手」なのではなく、
努力が少なくうまくやった経験がないので、不安や嫌だという思いが
強くなってしまっているだけなのではないでしょうか。

「苦手」なのではなく、「慣れていない」のだ。
私は、いつの間にはそう思うようするようにしました。

若い人にぜひ伝えたいのですが、
「苦手である」「私にはそんな資質はない」と自分で決めつけて
しまわないで、とにかくやってみることが大事だと思います。

苦手だと思っていたことでも、やれるようになったり、
もしかすると、意外と自分の知らなかった、未知の才能が
開花することもあるかもしれません。

「ダメだ」「やり直し」と言われると落ち込んでしまうかも
しれませんが、最初からうまくいく人なんてこの世にはいません。

悔しい思いも楽しんで、トライしてみてはいかがでしょうか。


カテゴリー : メルマガコラム

2014 年 05 月 20 日 10:25

自分が動けば状況が変わる

先日、開催した試写交流会では、
DVD「サントアン」59号を上映した後に、
特別ゲストとして同社の統括マネージャー、
高木真理子さんにお話を伺いました。

「サントアン」は兵庫県三田市の洋菓子店。
社長の塚口さんと奥様が、お客様の立場にたった店
を作ろう、本物のお菓子をお届けしようと始められたお店。
地域では、名前の知らない人がいないぐらい、評判のお店です。

高木さんはパートとして入社、
店長を経て昨年統括マネージャーになられました。

塚口さんは、社員の主体性を大切にする社長。
現場は、社員とパートが力を合わせて運営しています。
数年前、販売の責任者になったばかりの高木さんは
その時に、いろんな壁にぶつかったそうです。

ひとつは製造と販売のセクショナリズム、
部門の壁でした。

お客様のために心をひとつにする、
サントアンさんでもそんな時代があったそうです。
製造と販売が業務を押し付け合い、
職場はギスギスとした空気に。

そこで販売の責任者だった高木さんは
製造責任者のところに行き、
話し合うところから始めます。

何度も何度も話し合う。
自分から、話しかける。
でも、なかなか変わりません。

その時、「相手を変えよう」ではダメだ。
まず、「こちらが変わらなければ」
と思いついたそうです。

高木さんは、製造部門の人達がが販売に求めていることを
まず、全部やってみることにしました。

最初はたいへんだったそうですが、やっているうちに
次第に製造の人達が、販売の人の気持ちを受け入れるようになり、
いつの間にかその壁がなくなっていったようです。

そこに至るまで、2年間も悩んだという高木さん。

「愚痴や不満を言うだけでは何も変わらない。」
「自分が動こう」。
そう覚悟を決めてからいろんなことが変わってきたと
当時のことを話していただきました。

相手に指を向け、愚痴や不満を言い続ける人生を送るか、
自分にできることをしよう、
自分が変わっていこうと主体的に生きるか。

覚悟ひとつで人生は大きく変わります。

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2014 年 05 月 15 日 00:02

メッセージを伝える映像

今、ブロックス大阪事務所のスタッフ、Kさんが、
ある会社からご依頼いただいた映像を制作しています。

この作品は、その会社が主催するセミナーの冒頭で
上映する「オープニング映像」です。

ずっと続けてこられたセミナーが節目を迎え、
「皆さまへの感謝の気持ちとこれからの思いを
映像にしてお伝えしたい」というご相談。

そのメッセージ(文章)も含めて
ブロックスで考えさせていただくことになりました。

我が社にも、「ブロックス・ビジョン」という映像
があります。(YouTubeで見ることができます)

そのお客様はこれを見て、「こんな風なイメージで」と
言ってくださったのですが、やはり
伝えるテーマやメッセージが違うと、
同じ手法でも、同じようにはなりません。
そこが映像の難しく、面白いところです。

その会社の理念やトップの思いを聞くところから
始めました。
創業した人には、やはり熱い思いがあります。

それを出来るだけシンプルな言葉で。

みんながわかりやすい表現に。

心に残る映像と言葉を、
どう組み合わせていくか。

そしてオープニングということで
長くても3分間という時間の制約との戦い。

今回は、私も創作に関わらせていただいていますが、
「会社の思い」を短く、そして心が伝わるようにする
仕事はやりがいがありますね。

最終仕上げまで、もうひと踏ん張り。
がんばります。

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2014 年 05 月 09 日 10:53

日本を元気にするセミナーの日程が決定!

昨年は、台風の影響で10月に開催する予定をやむなく延期。

今年の月にリベンジ開催をした「日本を元気にするセミナー」ですが、

今年の日程が、ついに決まりました!

10月23日(金)13:00~ 東京・九段ベルサールです。

今年のゲストもすごいですよ~

詳細は近々、ご案内します。
どうぞご期待ください。

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2014 年 05 月 08 日 15:33

3億円が当たったら?

GW、今年は4日間休みを取りました。
といっても、なんだかんだで仕事もしてましたし、毎朝6時には起きていたのでのんびりという感じではありませんでした。貧乏性というか、仕事バカというか、昔からゆっくりするのが苦手です。
さて、いよいよ5月。会社も休み明けからみんな忙しくしています。
いつも思うのですが、うちの社員は本当によく働いてくれます。お客様も、この仕事も大好きだと思っていてくれるのが嬉しいです。

この間、ある本に「宝くじで3億円あたったら会社を辞めるか」という話がありました。
会社には「会社にぶら下がっている人」と「会社で力を発揮したい人」の2つのタイプがあって、会社で力を発揮したい人は、3億円が当たっても辞めないが、ぶら下がっている人は速攻で辞める人。そんなことが書いてあったのですが、、うちの社員はどうするでしょうか?

いい会社には、3億円があたっても、給料が減ったとしても、絶対に辞めず「私はこの会社、この仕事が報酬なんです」と言って、嬉嬉と働く人が多いそうです。

3億円当たることはなさそうですが、社員がそういってくれることを祈っています。


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2014 年 05 月 08 日 09:43

素晴らしい経営の実現をめざす実践学習会(2014年)のご案内

DOIT!を見てくださっている方から、
時々こんなご質問をいただきます。

「DVDに出ている会社は本当に、いつもあんな風に社員がいきいきと
働いているのですか?」

「映像だからちょっと誇張してあるのでは?」

私たちは昔から「その企業を等身大で紹介する」という方針で
映像を作ってきましたから、こんなご質問に対しては、

「あの映像に出てくる通りです。というか、本物の空気感は、
あの映像以上なんですよ」とお応えしています。

DOITは約10日も撮影していますから、単なる見学より確かに
たくさんのことが網羅されています。

しかし、その企業の醸し出す「社風」や「働く人のいきいきさ」は、
その場に立ってみないと、本当のニュアンスは伝わらないかもしれません。
映像屋としてはちょっと悔しいのですが、「百聞は一見にしかず」
という言葉は本当のようです。

私たちが主催する「素晴らしい経営の実現をめざす実践学習会」は、
「自社をもっといい会社にしていきたい」と頑張る経営者の皆さまと
DOITの企業を訪問して学びを深めていく勉強会です。

毎年1回、約30名の経営者や幹部の皆さまと全国を回り、
「いい会社」の経営を直に触れ学んでいただいています。

そんな「実践学習会」の2014年版の内容が、いよいよ概要が固まりました。

今回訪問するのは、DOITでも人気の高い9つの会社。

・伊那食品工業(長野)
・バグジー(福岡)
・ネッツトヨタ南国(高知)、
・徳武産業(香川)
・四国管財(高知)、
・中央タクシー(長野)
・沖縄教育出版(沖縄)
・グラノ24K(ぶどうの樹)(福岡)

そして今回は、以前この実践学習会にも参加され、
昨年「日本経営品質賞」も受賞された徳島の
「西精工」様にも訪問します。
※西精工様はDOITでは取材しておりません。

9月から12月までの4か月間。

ご自身の目で、「いい会社」に触れてみませんか?

今回もツアーのコーディネイトと解説は、
大久保寛司さんにお願いしました。

「詳しい内容を知りたい」という皆さまは、
どうぞお気軽に資料をご請求ください。

カテゴリー : セミナー

2014 年 05 月 01 日 09:23

やっぱり人柄

最近、ある会社の若手社員のA君と仕事をしました。
行ったのは社員研修ですが、その会社はA君のお客様で、
「西川さんにお願いしたいんです」と熱く頼まれたので引き受けることにしました。

A君は20代の営業マンなのですが、私も大好きな仲間のひとりです。
他社の社員なのに、つい応援したくなるやつです。

A君の良さはやっぱり「人柄」。
いつも笑顔で、明るいムードでまわりを盛り上げています。
会社では、新規開拓を担当しているので、たいへんだと思うのですが、
仕事を楽しそうにするので、お客様からも可愛がられているようです。

一緒に話をしたことがありますが、決してお客様への説明も
セールストークはうまいという訳ではありませんが、
その人柄で、お客様は安心されていくようです。

やっぱり人柄というのは商売にとって大切ですよね。
だからこそ磨いていかなければとならないんでしょうね。
「良い人柄」は後天的に作っていくものと信じて、頑張ってみようと思います。




カテゴリー :

2014 年 04 月 30 日 11:42

仲間の事例を見て、心をひとつにする

今、東京のオフィスでは、ある大手企業の映像を
制作させていただいています。

テーマは「お客様意識の向上」。

企業が大きくなればなるほど、
お客様と接する機会がない部門が増えてきます。

すべての起点はお客様。

みんなでお客様に向かっていかなければならないのに
お客様から遠い部門の人は、知らず知らずに
「私にはCSなんて関係ない」という気持ちになってしまい、
だんだんと「お客様満足」を考えなくなってしまう。
そんな状況をなんとかしたいというのが、
今回のテーマです。

会社のすべての部門の人が、もう一度
「私たちはお客様の喜びのために仕事をしているんだ」
と感じられるようにしたい。
社内の一体感をもっと高めたいというご依頼でした。

私たちは、社内の小さな成功事例を映像化することをご提案しました。
その映像をみんなで見て、お互いの思いを共有する。
シンプルですが、いろんなところでうまくいっているやり方です。

まず、社内の中で「お客様の感動を生み出した事例」を掘り起す
ところから始まりました。

そこにどのような社内の協力があったのか?
お客様担当の活動だけでなく、その裏にある「裏方部門」の努力も含めて
ドキュメンタリーの映像にしていきました。

先日、その映像がようやく出来上がってきました。

私も見たのですが、普段あまり表に出ない裏方の人達の言葉や仕事ぶりは
やはり見ごたえがありますね。
それぞれが誇りを持って働いておられることに本当に感動を覚えます。

私は、どんな部門で働く人でも
「人のお役に立ちたい」という熱い思いは絶対に持っているものだと思います。
そこがなければ、仕事は本当に無味乾燥なものになってしまいます。

そんな「共通の思い」をみんなで共有することが
ますます必要になってきているのではないでしょうか。

カテゴリー : メルマガコラム

2014 年 04 月 23 日 11:01

創業者の心を伝える映像

ある経営者の方から、「この会社は父親が創業したのですが、
もういい年になり、会社にもあまり出てこなくなりました。
父の思いや理念を映像に残せないでしょうか。」というご相談を
いただき、今、ブロックスで、この創業者のドキュメンタリー
映像を作成しています。

創業者から直接指導を受けた人たちも、次々に会社を引退し
創業のDNAがなんとなく薄くなってしまっている、という
危惧もあったのでしょう。

実際、入社したばかりの若い人たちは、創業者に合うのは
年に一度の会議の席だけで、実際に働いている姿も見ることは
なく、もちろん怒られたり、褒められたりする機会はありません。

創業者は、いろんな時代を乗り越えてこられています。

不況の時代もあった、
お客様が一人も集まらないときもあったでしょう。

そんな時に、どのように判断し、何を大切にしてきたのか?
何を大切にして、この逆境を乗り越えてこられたのでしょうか。

過去にあった様々な「苦難の話」を聞くと、
そこに、その会社の「理念」が見えてきます。

創業者が、命をかけて大切にしたきたもの。
それをドキュメンタリーの映像で残していく。

難しいオーダーですが、とてもやりがいを感じる仕事です。

しかし、いちばん新たな感動を覚えておられるのは、
この作品をオーダーを下さった息子さんではないでしょうか。

父親の知らない側面を知り、あまり語られなかったことを
学ばれて、次世代を受け持つ経営者として心に期すものが
あったと思います。

そして、ありがたいことに
制作を担当してくれているうちの若いスタッフに
とっても、「企業は何を受け継いでいくことが大事なのか」
「働くうえで大切なことは何か」を学ぶ
良い機会になっているようです。

昭和を生き抜いてきた大先輩。

私たちが学ぶことは大きいですね。

カテゴリー : メルマガコラム

2014 年 04 月 18 日 10:03

新規採用職員

ある自治体の新規採用職員研修を担当させていただきました。昔からDOITのファンで、街を良くしていきたいという元気な公務員Tさんからのたってのお願いとあっては、頑張らない訳にはいきません。

今回、新規採用職員は350人もの数になるということだったので、3回に分けて、「いきいきと働く」をテーマに、仕事の原点を活用したワールドカフェを実施することにしました。
ただ、なんかこのままやっても面白くないなと思って、提案したのですが、今回は、「いきいきと働いている先輩職員」をゲストに招き、私が「どのような気持ちで働いているのか」ということをいろいろ聞いていくインタビュータイムも設けることに。
毎回、いろんな部署から3名の先輩が来てくれて、自分の仕事のやりがいや苦しさをしゃべってくれました。インタビューは慣れているので、今回はまったく事前打ち合わせもなく、その場で思いつくことをどんどん聞いていくというやり方。主催者の皆さんもひやひやされていたと思いますが、それがやっぱり良かったと思います。
本音がでるし、苦しいこと、嫌なこともしっかり話してくれたうえで、やりがいを話していただけたので、新規採用職員の皆さんにも、リアルな「働きがい」が伝わった感じがします。

そうしたインタビューや映像を間にはさんだおかげで、話し合いの中身もどんどん深まっていったようです。
「いきいきと働くためには、主体的にやることが重要だと思った」「いきいきと働くためには、目的や目標をしっかり持つこと」「工夫改善をしていくこと」。最後にそれぞれが気づきを発表してくれましたのですが、みんなの顔がいきいきとしていて、嬉しくなりました。

このマインドを持続してほしい。上司や先輩は、この熱さをもっと高めてほしい。
なんだか最後には、自分の子どもを思うような気持ちになってきます。
仕事は面白いよ、どんな仕事も成長につながるんだから、何でも喜んでやれ、
新人らしくどんどんチャレンジしていってほしいなと思います。



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2014 年 04 月 14 日 16:42

「前に進む人」

先日、いつも「私はDOIT!の大ファン!」と言ってくださる、
ある会社のAさんと、その同僚の皆さんと一緒に
お食事をさせていただきました。

AさんとDOITの出会いは数年前。立ち上がったばかりのCS推進室で、
何をしていけばいいかを悩んでおられた頃のことでした。

ある方の紹介で「バグジー」のDVDを見る機会があったそうです。
映像の中でスタッフが涙を流すシーンやいきいきとお客様のために活躍する
社員の姿に衝撃を覚えられたとか。

「あのDVDでやるべき方向性が定まったんです」と、
その時のことを話してくださいました。

私たちの映像が、知らないところでこんな風に活用され、
人の気持ちや仕事の姿勢に影響を与えている。

本当に嬉しいことです。
この仕事をやってきて良かったとしみじみと思いました。

しかし、同じ映像を見て感動しても、そこで終わってしまう場合と
そこから踏み出す場合と人の行動は様々です。

Aさんがすごいなと思うのは、そこから、その感動を行動に移されたこと。
「人に喜ばれることの喜びがCSの本質であること」をみんなに伝え、
CSについてみんなで学習し「いきいきと働くことの素晴らしさ」を
自分自身の行動で見せてこられました。

一緒にお食事をしたメンバーは、そんな思いに共感したAさんの仲間。
本当にみんながいきいきと仕事に向かっておられることが
言葉の端々から伝わってきます。

「自分一人が動いたって会社なんて変わらない」と諦めることも
できたでしょうが、Aさんは「自分にできること」を精一杯やろうと
前に進んで行かれました。

私は、もし結果として会社が変わらなかったとしても、
Aさんの行動から生まれた「仲間との絆」は一生の財産として残るでしょうし、
諦めて愚痴や不満を言い続ける人生より、Aさんの人生は何倍も
楽しくワクワクした毎日になっているはず。

目標は達成できないこともあるけれど、大切なのはそこに向かう
過程をどう生きるか。
Aさんから勇気を頂きました。

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2014 年 04 月 07 日 16:33

ケーススタディのすすめ

先日、愛媛の中小企業の経営者の皆さまと一緒に
DOITの映像を使った「ケーススタディ」(事例研究)を
させていただきました。

DOITの映像は、「その企業がどのような経営を行って
いるか」を「知る」という側面ばかりが注目されますが
もっと活かしていく方法が、このケーススタディです。

事例を見た後に、様々な「問い」を立てながら
「なぜ、このような経営を行っているのか」をみんなで
考えてみる。こういう形の勉強方法が「ケーススタディ」です。

一般的な学習と大きく違うのは、ケーススタディで
大切にしているのは導かれた「答え」ではありません。
もちろん「答え」を導くように話し合いを進めていきますが、
「なぜ、このような決断をしたのか」「この判断には、
どのような意図があったのか」などとみんなで討議していく
そのプロセスの中で得られる「分析力」や「判断力」
「考察力」などの向上に重きを置いているのです。

これが私たちがいちばん「学びになる」と思う映像活用法です。

今回は、「ネッツトヨタ南国」さんの映像を題材に
参加者で「なぜこの会社の社員の人たちのやる気は高まって
いくのか?」というテーマを話し合っていきました。

テーマはこの他にも及んでいったのですが、面白かったのは
「ネッツトヨタ南国さんは、人材育成に関しては、
あえて効率の悪いやり方を採用している。」「それはなぜ
なんだろう?」というような議論にも発展していったこと。
人材に対する哲学にまで話が深まっていきました。

とても有意義な気づきが生まれた時間になり、
参加者の皆さんからも「楽しかった」というご意見を
いただきました。

経営者が経営理念を浸透させている要因は何か?
お客様はこの会社のどこに魅力を感じているのだろうか?
顧客満足を生み出している最大の仕組みは何か?・・・

ぜひ皆さんもこんなテーマで話し合ってみてください!

映像の見方がぐんと深まりますよ。

カテゴリー : メルマガコラム

2014 年 04 月 02 日 17:50

頑張れ、新入社員!

いよいよ4月、新しい年度のスタートですね。
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます!

今、どんな気分でしょうか?
ワクワクした気分ですか?
不安のほうが大きいですか?
未知の世界の入り口は、いつも不安と期待が
入り交ざって、なんとも落ち着かない気分でしょうね。

新人の皆さんには、これからいろんな研修や新しい業務が
与えられていくと思いますが、
私がぜひ皆さんが身に付けると良いと思うことを
ひとつだけ書いてみます。

それは「今、ここ」を全力投球する癖を身に付けること。

私たちが生きているのは過去でも未来でもなく「今」です。
私が知っている成功者の人たちは、みんな「今」を全力で
生きている人ばかりでした。

過ぎ去った過去に目を向けて、愚痴を言うこともなく
まだ来ない未来を心配して、不安になることもなく、
今、与えられたことに、全力投球する。
その積み重ねの中で新しいチャンスがやってきて
それにまた全力投球するから成功する。

「全力投球」は難しいことでしょうか?
コツはただひとつ、自分の持てる力を振り絞って
全力投球するだけです(笑)

挨拶に全力で取り組む。
朝の出勤もいちばんベストな時間に來る。
研修に、全力で取り組む。

新入社員は新入社員として全力で向かえばいいのです。

「こんな研修、無駄だよな」と手を抜いてする人。
「よし、全力でやってみよう」と努力する人。

その時の差は小さくても、一年も経つと、その差はうんと
大きくなっているものです。
そもそも「無駄かどうか」なんて、後になってみないと
わからないでしょ?

とにかく「今、ここ」を懸命に生きる習慣は、
これからの人生にとって本当に大事なことだと思います。

瞬間、瞬間を全力投球して、一度くたくたになってみて
ください。きっとその心地よい充実感が、「仕事の喜び」に
なってくるはず。
頑張れ、新入社員!


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2014 年 03 月 31 日 19:13

いよいよ4月!

うちの会社は6月決算なので、期末ではありませんが、世の中は年度末でばたばたしています。明日からの消費税の増税で、今晩は値札を変えたり、表示物を変更するなど、「帰れない人」が多いのではないでしょうか。

ともかく明日から4月。いろんなことが新しくなっていく月です。
私たちも忙しい時期ですが、気合いを入れ直して出発していきます。

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2014 年 02 月 27 日 09:54

バグジーの明日香ちゃん

DOITのシリーズで以前、美容室バグジーの新人さんの成長を追いかけたDVDを作成しました。感動の美容室バグジーに入社してきた新人を、入社式、合宿、配属先での仕事ぶり、成長のプロセスを半年間かけて追いかけた作品です。
その新人のひとり、東山明日香さんが、いよいよスタイリストとしてデビューすることになったとFacebookで教えてくれました。
そんなに器用でない彼女でしたが、この数年間、本当に努力をし、素晴らしい先輩に成長しているそうです。
明日香ちゃんには「デビューしたらカットしてね」と以前から頼んでいるので、今度近くに行ったら、お店に行ってみようと思います。
人の成長は本当に嬉しいですね。

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2014 年 02 月 26 日 10:55

日本を元気にするセミナー 無事終了

先週の金曜は「日本を元気にするセミナー」を開催させていただきました。10月の台風のリベンジ!果たせました。
セミナーに朝から参加してくださった、横浜の人事労務管理のプロ、山崎正枝先生がFacebookで、セミナーのまとめを書いてくださっています。
ご了解を得ることができたので、以下、ご紹介します。
皆さん、本当にありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブロックスさんの「日本を元気にするセミナー」(21日(金))に参加。
今回のテーマは「お客様の感動を生む心の経営~良き心、良き文化を育むこれからの組織づくり」。
ゲスト講師は、午前の部は、北九州の美容室バグジーの久保華図八社長。午後の部は花巻のホテル志戸平温泉㈱久保田浩基社長、徳島の徳武産業㈱十河孝男社長(2012年日本でいちばん大切にしたい会社大正・審査委員会特別賞受賞)でした。

いただいた言葉は、「優秀な人とは、優しさに秀でた人」である!!!

優しさに包まれた空気の中、心ふるわせて涙腺緩みっぱなしの私でしたが、いただいたことをまとめてみます。

3つの会社に共通するのは、組織づくりを通して経営改革を行ってきた点です。組織づくりのキーポイントは、
・従業員の心を豊かに、優しいものにすることで、自ずとお客様に優しさが伝わって感動が生まれ、結果として業績が上がっているということ。

・そして、この会社で働きたいという志を持った優秀な社員が自分から入社を希望し入ってくること。

・ともに、稲盛さんの盛和塾で経営を学ばれ、優しさと、数字に対する厳しさをうまく融和される経営をされていること。いい経営をされている経営者は、驚くほど本を読み、よく勉強されています。

以下、リフレクションとして、気づきをまとめてみました。

●美容室バグジー 久保社長
・評価基準を大きく変えたこと―売上一番の人を褒めていたが、お客様が一番多い人に変えた。客単価率をお客様紹介率に変えた。
評価基準は会社の品格を現わす。お金が軸では、お客様の笑顔から遠くなる。職場がギスギスする人との競争ではなく、去年の自分にどこまで越えられるかが大事。
・リーダー人材育成―「グループダイナミクス」を学び、やる気のある従業員5人ですわっとチームを作った。社長が行くセミナーなどに全て同行させて、特別教育をしている。

●ホテル志戸平 久保田社長
・「ありがとう経営」―会社と社員が互いに信頼し合うことから始まる。
・「わくわく手当」制度―震災後、今までの人事評価制度を止め、毎月のわくわくシート評価に切替た。経営理念を実践する行動しているかを評価するもので、毎月上司面談が必須となっている。評価は点数化し、毎月わくわく手当として支給される。
・社員とお客様からの「私のありがとう」詩集を編纂―「ありがとう」を発見する目と、表現する能力を養い、お客様に喜ば出て、楽しく仕事ができるいい取組みだと思いました。

●徳武産業 十河社長
・印象に残ったのは、「無機質を有機質にかえる」という言葉です。
靴をつくる機械、お客様である高齢者に送る手書きのまごころレター、そこに心を載せることで、意味づけされて有機質なものへと変容する。

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2014 年 02 月 18 日 18:07

追うべき数字

昨日、美容室の皆さんが集まる勉強会に参加させていただきました。
講師は、DOITガイドブックのコラムでもおなじみの、ラポットカンパニーの伊藤豊さんです。自分の出番が来るまで、伊藤さんの講義を聞かせてもらっていたのですが、その中でスタイリストさんが「自分の成長のためにチェックするべき数字」というお話をされていました。
新規のお客様の数やその月の総客数、単価や売上金額など、よくわかる項目もあるのですが、面白いと思ったのが、「失客数」や「紹介客数」、後、その月に何冊勉強のために本を読んだかという「本の冊数」、後輩指導のために使った時間が「技術に対して何時間」「心に対して何時間」と書くようになっています。
伊藤さんは、長年美容師さんを研究されていて、成長する美容師さんの特性を数字に落とされているのです。
「失客」をつかんでおくことは、自分の仕事に何か問題があったかどうかを知ることですし、「紹介」は、自分が担当したお客様が満足・感動しなければ生まれません。ひとつひとつの施術が変わってくるでしょう。
本を読む人は伸びる。自分のことばかり考える人ではなく後輩の指導もできるようにならなければ、成長はままなりません。
単なる「売上」や「利益額」だけではなく、「人の成長」を基軸にした「数字」をしっかりと追い続ける。どの業界にも必要なことだと思いました。
「お客様にお手紙を書いた数」、「お客様からお手紙を頂いた数」、「掃除をした時間」「いちばんに出社した回数」・・成長するためにチェックすべき項目はいろいろありそうですね。


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2014 年 02 月 12 日 11:51

望月院長から学んだこと

今週の月曜日に開催した「DOITフォーラム㏌大阪」は
おかげさまで満席となり、150名の皆さまに、ご参加いただきました。
ご参加いただいた皆さまには、心より御礼を申し上げます。

今回のゲストは、川越胃腸病院の望月院長。
ご講演を聞いていただくだけでなく、質疑応答の時間や
講演の感想を共有するワールドカフェなど、盛りだくさんの内容で半日を過ごさせていただきました。

望月院長のお話は、明確でよどみがありませんでした。
ぶれない哲学があるということは、こういうことかと質疑応答の中でのやりとりから、感じられた方も多かったようです。

映像の中でも感じ足られている方も多いと思いますが、川越胃腸病院の原点は、社員満足度の高さと、満足した社員による主体的な「ヒューマンサービス」です。

院長はそんな風土にしていくためには、まず経営者が、「経営は社員を幸せにすること」と認識し、覚悟をもって「愛すること」だと言い切られました。

そこから社員満足(幸せ)が始まります。
具体的な手法としては、対話をする、褒める、一人ひとりの鉱脈をみつけて伸ばしていく、任せるなど、院長がやってこられたことをお話されていましたが、私はすべての根本は、「幸せ」に対する考え方にあるように思います。

人はお金だけで幸せになる訳ではない。
人に役立つこと、自分が成長できる。
自分自身の「未見の我」を発見して、社会に役立つ人となる。
管理されて働くのではなく、自分の中にある
熱い思いで自由に動いていく。志を同じくする仲間と働く喜びを感じながら。

しかし、そんな風に社員が働く組織になるには時間が必要だということです。

院長が最後に仰ったのは、「石の上にも30年」という覚悟でやっているというお話でした。

これを聞いて、そんなに掛かるのかと思われた方もいたようです。
でも、私は、この覚悟こそ、「人がを幸せになる経営」にとっていちばん大事なことなのではないか、そんな風に感じました。

人をアメやムチでコントロールするとか、仕組みやルールで人を管理するとか、
手っ取り早く成果を出す方法はいくらでもある中であえて、30年と仰る望月院長。

「慌てて得たものは、すぐに壊れてしまう脆さもあるよ。」
そんなことを仰っていたのではないでしょうか。

最後に、このセミナーを通して体験した院長のことをご紹介します。

院長はこのセミナーのために、スライドを何度も何度も作り直され、
前の夜もホテルで修正し、新しいスライドを追加されました。

最後まで手を抜かず、「どうすればもっと喜ばれるか」を考え続ける。
この姿勢を傍で見ていると、「理念の伝承は、経営者が実践すること
がいちばんですよ」と仰った意味がわかります。
こんなリーダーの傍だから、「理念」が伝わるんですね。

リーダーの「あり方」「生き方」が問われています。

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2014 年 02 月 07 日 11:42

お礼状

ブロックスの社員には、取材をした後や訪問した後には、お礼状を書こうと伝えています。

なかなかみんなに徹底できているかというと、そうでもないので恥ずかしいのですが、メールではなく「手紙」で書くというのは、本当に大事なことだと思っているのですが、忙ししいとなかなかできない人もいるようです。

そんな中でも、名古屋営業所の蒲田さんは、毎回、時間をかけて筆を使ってハガキを書きます。
東京の綾部さんも、女性らしくイラストを書いたり・・・。
新人の3人も、いま手書きのハガキに奮闘中です。

やっぱり手書きの手紙は、その人の気持ちが伝わりますよね。
これで仲良くなったり、ご縁が深くなっていきます。

「ビジネス」というのではなく、やっぱりお互いの心も通いあう「商売」がいいですね。

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2014 年 02 月 07 日 00:27

いよいよ!望月先生が来阪

来週は、いよいよ「DOITフォーラムIn大阪」です!

準備でばたばたしていますが、望月院長にお会いできる、お話が聞けると思うとワクワクしてきます。
おかげさまで会場は満席。あっという間に埋まったのは、私と同じ気持ちの方が多い証拠ですね。

今回、レジュメを用意してくださったのですが、以前とはまったく違う内容にバージョンアップされていました。
川越胃腸病院のモットーは「究極のサービス業」ですが、単に「サービス業をめざす」というのではなく、「究極のサービス業をめざす」と仰っているのが、望月先生のこだわりだと思います。
レジュメも、単なるレジュメではなく、「わかりやすく、伝わる究極のレジュメ」。
見習うべきは、こんなところですね。

昨日よりも今日。今日よりも明日。
高い目標に向かって仕事をしていきたいです。

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2014 年 02 月 04 日 21:21

新入社員研修に役立つDVD

今日は、大阪での試写交流会。
テーマは、「新人の心を育む映像の使い方」とさせていただき、活用のポイントをご紹介させていだきました。

内容は、DVD教材を新人に見せる場合のポイント。

私は理屈を教える前に、「なぜ、それが大切か」を考えてもらうという順番が大事だと思っているのですが、今日は、実際に「仕事の原点①~出会いの瞬間」の映像を題材に「第一印象の大切さ」を語りあっていただき、それから「メラビアンの法則」などのお話をしました。

よく、新人研修などで「第一印象」の講義がありますが、だいたい最初に理屈。そして行動。
「なぜ大事なのか」を軽くすっとばして、「やり方」だけを教えるので、私はいつも納得できていませんでした。
教えられる前に考えてみる。そこで気づくことがたくさんあります。
そのモチベーションで、後で理屈と合わせて考えていくと、腹への落ち方はぜんぜん違います。

実際に今日の参加者も、その「落ち具合」に感動されていた方が多ったようです。

そして、今回は私が新人研修にいちばん最適だと思っている「DOIT93.94号 バグジー新人成長物語」をフル上映(1巻分だけ)しました。
やっぱり、いいですね。この作品。
作っていた時を思い出し、またバグジーの新人たちに会いたくなりました。

映像は、「何か」が伝わります。
理屈じゃなく、言葉にもならないもの。
言葉にすると陳腐になってしまうもの。

その「言葉にならないこと」こそ、人間にとって大事なことばかり。
新人に伝えたいことばかりです。

このバグジーの新人編。
今回、まだ見たことがない人が多くて、愕然としました。
あんなに頑張って売ってきたのに・・・。
もう少しがんばらなくては・・・。

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2014 年 02 月 01 日 00:03

試写交流会特別版「ねぎしフードサービス」


昨日は、東京の試写交流会。
今回は特別篇として、以前からDOITを活用していただき、「映像制作」もさせていただた「ねぎしフードサービス」さんをゲストにお招きして、質問形式でのセミナーを行いました。

ねぎしさんは、牛タン・麦とろの専門店を都内に30店舗も展開されている会社。日本経営品質賞も受賞されるなど、注目を集めている企業です。

今回は、以前に作成させていただいた映像を上映した後で、代表の根岸社長と共育担当(ねぎしさんは共に育むことが教育と考えておられます)の石野さん、そして特別に、新宿高島屋店のアルバイト、増田さんにご登壇をいただき、私がいろんな角度で質問をさせていただきました。

映像を見るだけでなく、そこに登場していた皆さんにインタビューする。何か映像の仕事を元に戻してしまうような錯覚になるやり方ですが、予定調和でない質問をぶつけていくと、予定的でない「本音の意見」が生まれてきて、ワクワクするような話がたくさん出てきました。

「ねぎしさんの素晴らしさは、いろいろとありましたが、いちばんは「課題を見つけ、目的に沿った対策を練り、目的が達成されるまで、粘り強く、諦めないで、徹底的にやる」という風土だと思いました。PDCAということになるのだと思いますが、ここにアルバイトも社員も店長もみんんが関わっていくところが根岸流。ここから「チームワーク」が生まれ、「帰属意識」が高まり、ぶつかりあう中で、人がどんどん成長する。すべての仕組みが社員がつくっているので、みんなが当事者意識になっていきます。

しかし、これはわかっていても難しい。
こんな業績が問われる時代に、社員に話し合いをさせ、じっくり考えさせる」というのはなかなかできないことじゃないでしょうか。
それでも、このやり方じゃないと社員は幸せにならない。この経営者の深い信念があって成り立つやり方なんだと思いました。

売り上げを求めて経営が行き詰ったという1970年代のお話も伺いましたが、根岸社長にとって、社員を路頭に迷わせ、家族まで巻き込んでしまったことが大きな反省と悲しみだったそうです。そこから始まった改革。すごいことだと思います。

アルバイトの増田さんが、「現場では社員もアルバイトも店長もない、どうやったらお客さまに喜んでもらえるかをみんなで考える会社です」と仰っていましたが、お客さまに向いて横一線の雰囲気の中で、どんどんみんなに挑戦してもらい成長させていこうという信念こそ、この会社の強さなんだと思いました。

楽しい3時間でした。またやりたくなってきました。


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2014 年 01 月 29 日 08:44

「すみません」ではなく「ありがとうございます」

以前、沖縄教育出版の川畑さんから、伺った話ですが、
沖縄教育出版さんでは、社員の人に、注意された時は、「すみません」というのではなく
「ありがとうございます」というようにと、教えておられるそうです。

確かに、「ありがとうございます」という気持ちで受け取れば
次に生かそうという気持ちになりますし、注意した方も、気持ちがよくなります。
でも、下の立場の人からすれば、注意された時に、なかなか感謝の言葉が出てこないもの。
上司の側が、どのように注意をするか。
感情に任せて叱ってしまうようでは、ダメでしょうね。
いろいろと反省をする毎日です。
ありがとうございます!

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2014 年 01 月 28 日 19:28

DOITフォーラム満員御礼&10席追加のお知らせ

川越胃腸病院の望月院長をお招きし、社員の育成、いきいきした組織づくりのあり方を学ぶ「DOITフォーラム㏌大阪」(2月10日)が、おかげさまで満席となりました。

・・・が、それでも「キャンセル待ちでもいいから申し込みます」という方も多く、会場と交渉した結果、追加で10席を確保しました。

残念ながら、後方の席で、今回の柱のひとつである「参加者同士の語り合い、気づきの共有」には参加していただけませんが、講演と質疑応答は十分に堪能していただけます。

もし、諦めておられた方がいらっしゃったら、「こんな席が空いているらしいよ」と声をかけてあげてください。

前の席でキャンセルが出たら、もちろん正規のお席にご案内します!

https://www.doit-fun.jp/seminar/2013/detail/20140210.php

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2014 年 01 月 27 日 18:46

面倒だから、しよう

今日のメルマガにも書いたのですが、ノートルダム清心学園理事長である渡辺和子さんの「面倒だから、しよう」を読みました。
シンプルな文章の中から、人への温かなまなざしと厳しさが伝わってきます。
2.26事件の時、眼の前で父親を殺され、激動の時代をクリスチャンとして生きてこられた重みというのでしょうか、そこらのビジネス書がかすんで見えます。

その冒頭の「ほほえみ」という詩が書かれていましたので、ご紹介します。



ほほえみ

ほほえみは、お金を払う必要のない安いものだが
相手にとっては非常な価値をもつものだ

ほほえまれたものを、豊かにしながらも、
ほほえんだ人は何も失わない

フラッシュのように、瞬間的に消えるが、
記憶には永久にとどまる

どんなにお金があっても、ほほえみなしには貧しく
いかに貧しくても、ほほえみの功徳によって富んでいる
家庭には平安を生み出し、社会では善意を増し
二人の友のあいだでは、友情の合言葉となる

疲れたものには休息に、失望するものには光になり
悲しむものには太陽、さまざまな心配にたいしては
自然の解毒剤の役割を果たす

しかも買うことのできないもの、頼んで得られないもの
借りられもしない代わりに、盗まれないもの、
何故なら自然に現れ、与えられるまでは、
存在せず、値うちもないからだ

若しあなたが、誰かに期待したほほえみを
得られなかったら、不愉快になるかわりに
あなたの方からほほえみかけてごらんなさい

実際、ほほえみを忘れえた人ほど
それを必要としているものはないのだから


            (渡辺和子)

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2014 年 01 月 25 日 17:46

評価

人を正しく評価するというのは、本当に難しいですね。
今日も、何回目かの評価制度の見直しをしていたのですが、これはどこまでやっても「完璧」は難しそうです。
それでも、みんな自分の頑張ったことを評価してもらいたいし、納得して働きたい。だから手を抜けません。
評価のタイミングを通して、ひとりひとちが、自分と向き合い、ここを伸ばしたい、もっと成長したいという気持ちになるような、そんな制度にしていくためには、もう少し練り上げる必要があります。
どこにもない、オリジナルな評価制度を作れるといいなと思います。

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2014 年 01 月 24 日 14:56

新人さんとの同行訪問

今日は、新人の田中君の同行訪問だったのですが、こうした時に楽しいのは、移動中の時間の会話です。
仕事を一緒にする機会が少ないので、新人さんが何に興味を持って、どんな風に成長しているのか、楽しく仕事をしているのかどうかなど、聞きたいことが山のようにあります。
田中君は、仕事は楽しそうですし、本を読むことやマインドマップにも挑戦しようとしています。
学ぶ姿勢が高まっているのが、いちばん。
少しでも、彼らの成長のためになるように、自分のやってきたことやノウハウ、そしてマインドを伝えていきたいなと思います。

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2014 年 01 月 21 日 13:26

閾値(いきち)

本で読んだのですが、「経験曲線」というのがあるそうですね。

簡単に言うと、「ある閾値までは、どれだけ頑張っても、頑張ってもなかなか生産性があがらないが、ある閾値(いきち)を超えたとたん、そこから加速度的に生産性があがっていく」というものだそうです。

これは、自分自身の経験でもわかります。
新しい仕事のしはじめは、何度やってもうまくいかない。成果も出ない。
それでも、なんとかやり続けていくと、いつの間にか、すっとうまく行くようになる。
営業を始めたときも、映像を作り始めたときも、ファシリテーションを始めたときも、みんな、こんな感じのスタートでした。

しかし、この閾値は、最初から「いつそれがやってくるのか」はわかりません。100回目か、1000回目か、1万回目かもしれません。
だから、途中で「俺には向いていない」と諦める人も出てきます。
そりゃあ、うまく行かないことが何度も続くと落ち込んでいくのもわかります。

でも、私は、「うまく行かないのはあたりまえ」「最初からうまくいくほうがおかしい」と考えてしまうので、落ち込みはしません。ただ、「口惜しさ」が残る。
「くそう」と思い、次の改善点を見つけ、また戦う。
この繰り返しを、案外楽しんでいるように思います。

その証拠に、閾値を超えて、うまく行き出すと、どうもモチベーションが下がっていく自分を感じています。出来るようになると、成果も見えてくる。結果が見えるとつまらない。さらに、もう工夫する余地がなくなるから、考えることが少なくなる。

このころになると、他のことに挑戦したくなっている自分がいます。

こんな私ですから、途中であきらめる人を見ていると、もったいないと思ってしまいます。
閾値までの働き方。
これを楽しめる人を育てていきたいですね。

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2014 年 01 月 16 日 13:17

試写交流会「特別篇」

昨日の試写交流会は、1月の特別企画ということで、私が「講演」をさせていただきました。何もできないやつが人前で話すなんて恥ずかしい話なのですが、今まで取り組んできたことや、いい会社の皆さんから教えていただいたことをお話させて頂きました。
DOITがまったく売れない時期で、経費ばかりかかっていた苦しいときに、ホンダカーズ中央神奈川の相澤さんが自分のところのDVDを300本、定価で買うと仰ってくださったことを話していたら、また涙が出てきてしまいました。値引きをしますといっても、「いいんだ、いい作品だから、定価で買いたいんだ。うちの社員の家族に配ってあげるんだ」と仰る相澤さん。本当に大好きな経営者です。

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2014 年 01 月 14 日 18:32

「良い仕事」の報酬

仕事から得られる報酬は、金銭だけではない。
これは、いろんなところで言われていることですが、まだ「報酬」は給料という一面でとらえている若い人は多いようです。
仕事は、それをしていること自体が楽しいことです。「仕事そのもの」も報酬といえば報酬。「昇進・昇格」も報酬の一部。それ以外には、「人から感謝される」ということや「信頼が深まる」ことや「人脈が増える」ということも生まれてきます。
仕事をしていると「能力」が高まるだけでなく、修羅場を体験したりするなかで「人間的な成長」も得られます。それ以外にも、仕事をすると「次のチャンス」という報酬があるという人もいます。
しかし、これらの報酬を得るには、ただ仕事をしていればいいというものではない。真剣に仕事に向き合い、本気になる「良い仕事」をしなければ、感謝されることもないし、能力も高まりません。
私は本気で仕事をしたときに得られる、「人間的な成長」と「良い人との関係」がいちばんの財産だと思っています。本気にぶつかりあった人とは、一生のお付き合いができ、またそこからさらに「良い仕事」をしていける。
今日は、過去に一緒に仕事をした他社の若い人がその会社を卒業するというので、お会いしていましたが、人とのご縁は会社という表面的なものが変わってもつながっていきます。若い人たちには「良い仕事」を経験してほしい。金銭以外の報酬をたくさん味わってほしいと、つくづくと思うこのごろです。

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2014 年 01 月 12 日 00:52

映像制作の面白さ

今日は三連休の初日ですが、会社で仕事をしています。

11月から2月にかけては、毎年、映像制作の案件が集中して、みんな休みも返上して頑張ってくれています。

映像制作の仕事は、お客様との「共同作業」になります。こちらの都合で動けないのが難しいところです。
良い映像は、お客様の理解と協力がなければできません。

このプロセスの中で、どれだけお客様の気持ちや想いを察することができるか。
また、映像の最終形態をしっかりとイメージしてもらえるようにどれだけ丁寧に対話をしていけるか。
イメージの世界ですから、お客様の頭の中と私たちの頭の中をしっかりとすり合わせていくことが最大のポイントです。
そして、最後には、お客様が事前に期待されていた以上の作品を提供する。

時には、お客様に「いえ、それではいい作品はできません」と言っていかなければならないときもあります。ここが難しくて、この仕事の最大の面白いところ。

私は何度もお客様と熱い議論をしてきましたが、今は若い人たちが、そんな風になってきてくれています。

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2014 年 01 月 10 日 17:23

成長の4つの要素

この間読んだ本に、「成長についての4つの要素」という話が書いてありました。

ボールの玉のようなものをイメージして、こんな風に説明されています。

①水平的成長
仕事の量や種類を増やすことで、仕事への順応や視野が広がること。経験を積み幅を持つという成長。繰り返しその仕事に挑戦したり、場数を踏んで自信をつけていくタイプの成長です。

②垂直的成長
これまで行ってきた仕事より、難度の高い仕事に挑戦し、それをクリアしたとき、あるいは、仕事の苦境や修羅場をくぐって、無事成功できたようなときに、垂直的成長を遂げる。
いわゆる「一皮むけた」とか「大人になった」という変化がある成長。

③ふくらみ
垂直的に、また水平的に成長していくと、ふくらみを持ちます。いわゆる「器がでかい」とか「存在感」があるということ。

④色合い
そのふくらみには、知らず知らずのうちに、その個人個人の特徴が現れます。あの人からはオーラだ出ているとか、いろんな風に形用される、その人の色。

ふくらみと、色合いが、職業人としてのパーソナリティであると、書いてありました。

垂直的成長も、水平的成長も大事ですね。
若い時は、とにかく、仕事の幅を増やすことが大事だと言われていますが、確かに、同じことの繰り返しの中で仕事の自信がついてきます。でも、それだけで満足していは、いい仕事はできません。一歩上に挑戦する。

うちのスタッフを見ていても、難度の高い仕事をし、修羅場体験をした人が、さらにいい仕事をするようになっています。そこに「追い込む」ということも、上司には必要なのかもしれませんね。

ブロックスにも、いろんな色あい、大きさの人材がいます。どんどん大きく、いい色になっていくように、転がしていきたいです。

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2014 年 01 月 09 日 17:54

徳武産業の十河社長夫妻

今日、徳武産業の十河社長の奥様であり、副会長のヒロ子さんからお電話をいただき、久しぶりにお話をしました。

お話をしていると、また撮影の時のことが蘇ってきて、懐かしく思い出を語り合っていました。

この十河社長ご夫妻は、本当に仲が良く、徳武産業を二人三脚で盛り立ててこられました。この会社社員の皆さんにとって、お二人はまさに本当のお父さんとお母さんのようです。二人を尊敬する社員さんのインタビューがとても印象に残っています。

経営者としても、また夫婦の姿としても、お二人は私の理想です。
お互いが仕事に夢中になり、困ったときは支え合って、いつも尊敬しあって、励まし合って。

こんな夫婦になりたいです。

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2014 年 01 月 08 日 20:45

メルマガ編集長、交代!

今年から、ブロックスのメルマガの担当が変わりました。

皆さんから親しまれていた伊原美保に変わり、今年からメルマガ編集長は與田(よでん)に、そして、うちの「女性スタッフ」(美女軍団?)が交代に原稿を書いていくことなりました。

伊原さんへの評価が高かっただけに、みんな荷が重い感じですが、それぞれの個性を出して自由に書いてくれたらいいと思っています。
頑張れ、新編集長!、女性陣!

ところで、この写真は、最後の時に伊原さんと一緒に撮ったものです。

彼女はこれから出産に向けて頑張っていきます。早く元気な赤ちゃんを連れて、ブロックスに遊びに来てほしいですね。(なんかおじいちゃんになる気分みたいですね・・)

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2014 年 01 月 07 日 20:14

模様替え

年が明けて、事務所のレイアウトを変えました。

ちょっと変えるだけでも、
気分が変わる。
物を探さなくなる。
動線が短くなる。
無駄をなくしたり、、シンプルにするというのはいいですね。

そんな事務所で、今日は打ち合わせの一日でした。

物事を決める時は、「何のためにやるのか」という目的を
徹底的に話すことが大事だと言われていますが、
うっかりすると、手段ばかりを考えてしまいます。

時間がかかっても、すべての会議で「目的」を明確にしていきたいです。

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2014 年 01 月 06 日 11:46

2014年スタート!

新年あけましておめでとうございます。旧年中は格別のお引き立てに賜り誠にありがとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

皆さま、お正月のお休みはいかがお過ごしでしたでしょうか。
初詣で三世代の家族が揃ってお参りをされている光景などをみると、ほのぼのとした気持ちになります。家族が揃うお正月はいいですね。

さて、今年もいよいよ始動開始。
2014年はどんな年になるでしょうか。

私たちは映像を通してたくさんの「いい会社」をご紹介してきましたが、そんな会社の人たちは日々、働くことに喜びを感じていて、毎日会社に行くのが楽しい!と仰っています。

自分の仕事が人の役立っているという実感と誇り。
殻をかぶらず、あるがままの自分でいられる喜び、
自分の資質が活かせて働ける喜び。

会社の仲間がひとつの目的に向かっている一体感。
「何かあったらみんなが助けてくれる」という信頼感。
尊敬する先輩や上司がいることの喜び。

上司からの愛や信頼感を感じながら、思う存分働けることの充実感。
いい会社の社員の人たちは、本当にのびやかです。
いきいきと働けるというのは本当に素晴らしいことだと思います。

こんな会社にどうすれば近づいていけるのか。
ブロックスは、今年もこんな「いい会社」をめざす皆さまのお力になるべく、全力で走っていきたいと思います。
何度やってもうまくいかない。
一人ではなかなか変えられない。
うちの会社は大きな組織だから難しい。
そんな皆さんの「一歩」を踏み出すお手伝いができるように、
映像を中心にいろんなサービスを展開していたいと思っています。


去年もいろんなことが起こりました。予期せぬことは毎年のようにやってきます。
だからといって不安になっても、暗くなるだけ。

私は未知の世界が大好きです。
2014年がどんな年になるのか、今からワクワクしています。
自分の信じる道を、今年も一歩一歩、着実に進んでいきたいと思います。

今年も、ブロックスにご期待ください!

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