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2023/09/05号
やりがいを見つける力
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     人と組織の“元気”応援レター

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       2023/9/5



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いつもブロックスメルマガをご愛読いただきありがとうございます。

先日、地元の子ども劇団の劇のお手伝いに行ってきました。動物たちが住む森を人間が公園やゴルフ場をつくって破壊していくという物語で、現在の課題に訴えるような作品でした。動物役の子供たちの演技にも胸を打たれ、守るべきものは何なのか、今やることは何なのか、自分にできることは何かを考えさせられました。ちなみに、我が息子は、そのゴルフ場開発をしていく悪い社長の役でした(-_-;)



(メルマガ編集長 與田麻由子)

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(1)コラム「いい会社、いい仕事」

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やりがいを見つける力



 よく、私たちは「この仕事はやりがいがある」「この仕事はやりがいがない」ということを言いますが、よく考えてみると、仕事は仕事であり、それぞれの仕事に「やりがい」という色がついている訳ではありません。

 例えば「トイレ掃除」。この仕事を「嫌な仕事を押し付けられた」「やる気にならない」とだらだらとやる人もいれば、同じ掃除でも「みんなが使うトイレだから、少しでも綺麗にしよう」と一生懸命、取り組む人もいる。当然ながら、やりがいを感じていると仕事は楽しくなり、感じていないとつまらなくなります。つまり、「仕事」には色がなく、色を付けているのは人です。



 「やりがいがある」とは「仕事の意義」を感じている状態です。トイレ掃除でいえば、後者の人は、仕事の奥にある「意義」に気づけた人。前者の人は、意義に気づけない人とも言えます。意義を感じる仕事は、前向きに取り組める。では、なぜ、意義に気づける人と気づけない人が生まれるのでしょうか。

 今、自分の仕事に意義を感じている人でも、もしかすると、最初の頃は、「なんで私がトイレ掃除を・・・」と思っていたかもしれません。ただ、どんな仕事も一生懸命に取り組んでみると、誰かから感謝されたりする機会に出会うことがある。一生懸命に取り組んだ。思わず、人から感謝された。そんな体験の中で、自分の仕事が「人に喜ばれる仕事だ」という意義に気づくことがあります。



 最初は「嫌だな」と思いながらも、「とにかく一生懸命にやってみよう」と切り替えて、集中して取り組んでみると、仕事の「奥深さ」に気づくことがあります。例えば「水を流すだけでは綺麗にならない」という壁にぶつかる。そこで「どうすれば、綺麗にできるか」と工夫する。それが成功する。そんな体験を通して「トイレを綺麗にする」ということの難しさや面白さに気づくこともあります。

 多くの人が体験されているかもしれませんが、やりがいを感じていなかった仕事が、やっているうちに、やりがいのある仕事に変わることがあります。一生懸命にやってみないと、その仕事に「やりがい」があるかどうもわからない。「やりがい」は、やった後にしかわからないものです。

 とすれば、どんな仕事も「やりがいのある仕事」にすることもできるし、「つまらない仕事」にもすることもできる。

 大事なのは、そこに「やりがいを見つける(意義を見つける)力」なのかもしれません。



(株式会社ブロックス 代表 西川敬一)



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(2)成功事例の学び方

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〇映像教材を活用する時のヒント



例えば、他人の成功体験を聞いた時に、「それは、あなただからできたことだ」と学ぼうとしない人がいます。確かに、他人のやり方がそのまま活かせるケースは少ないことの方が多いかもしれません。しかし、最初からそのような姿勢で聞いていては、学べることも学べません。



ブロックスの成功事例映像も見る人の姿勢によって学びの質も量も変わってきます。学びの姿勢がある人は「少しでも活かせることはないか?」という姿勢で事例を視聴しますが、批判的に見る人は、つい、評論家のように批評的な視点で視聴しがちです。その後も、「これは、他業界の事例だから、参考にならない」「規模が小さいからできることで、大きな規模の組織では無理だ」と理由を探して、学ぼうとしません。



他業界だからこそ、視点が変わり、ヒントになることもあります。表面的な違いはあっても商売の原則や組織の原則は参考になることもあります。他者の成功体験から、ひとつでも、何かを学ぼう、つかんでみようという姿勢で見ると、学びの量がぐっと高まります。



良い学び方は、まず素直に体験を味わうこと。映像の中に出てくる人の話を素直に聞いてメモをする。時間があれば、一緒に視聴した人と、良いと思ったことや気づいたことを話し合うと、さらに視点が広がり、学びが深まっていきます。具体的なやり方をそのまま真似る。あるいは、映像の中で感じた「お客様への姿勢」などでも良い。何かひとつでも、自社に取り入れようとみていると、様々なヒントが見えてきます。



社内研修なので、ご活用いただくケースが多いと思いますが、映像教材を上映する前に、少し他社の事例からの学び方、学ぶ姿勢をご紹介するだけで、受講者の学びや気づきの質が高まっていきます。



映像教材の活用法のご紹介

https://www.doit-fun.jp/shopping/howto.html

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編集長のひとりごと

「早くも来年の予定が公私ともに決まりつつあるので、2024年のスケジュール帳を入手しました!」