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2021/05/25号
若手の向上心を育てる「憧れの存在」
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     人と組織の“元気”応援レター

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       2021/5/24



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平素はブロックスのDVD教材やセミナーをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。



梅雨入りした先週、かなりの大雨が降り緊急速報が鳴り響きました。河川が氾濫しそうとのことで近所で避難指示が出ていました。大事には至らなかったのですが、まだまだ続く梅雨の季節、気をつけないといけないですね。梅雨入りが早かったから早く梅雨明けするかなあと期待していたのですが、どうやら逆にいつもより明けるのは遅くなるそうですよ。



(メルマガ編集長 與田麻由子)



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(1)コラム 「いい会社、いい仕事」 

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若手の向上心を育てる「憧れの存在」



 先日、弊社で開催中の「若手社員の主体性を高める研修の作り方セミナー」で、「向上心」をテーマにした研修プログラムを実施し、皆さんで「向上心」について語り合いました。



 最近の若者は向上心が足りない・・・と言われていますが、皆さんはどう感じておられるでしょうか?

 確かに昭和の頃は、「もっと稼ぎたい」「昇進したい」という人が多くいたように思います。ライバルも多かったので、「あいつより上に行きたい」と一生懸命努力を続けてきた人もいます。そうした時代から比べると何か物足りなさを感じる人もいるかもしれません。



 ただ、本当に若者の向上心は少なくなっているのでしょうか。時々、テレビ番組などで学校の部活動の取り組みなどが紹介されますが、少しでも良い成績を収めようと先輩後輩が一丸となって必死に努力する姿を見ていると、向上心が足りないのは、若者でなくむしろ大人の方ではないかと思うこともあります。



 向上心を支えるものは「こうなりたい」という夢やビジョンです。部活の中の学生たちは、みんな「〇〇先輩のようになりたい」と、憧れの先輩を目標に自分を高めようとしています。そうした先輩は、自分の利益など考えませんから、部のため、後輩のために必死に動いてくれる先輩の姿が「憧れ」になり、後輩のロールモデルになっているのでしょう。



 しかし、社会人になってから見る先輩は、ただ業績だけを追いかけ、後輩の面倒をみる余裕のない先輩の姿ばかり。いろんな会社で伺いますが、最近の若手は、「憧れの先輩」「憧れの上司」がいないという時代なのだそうです。向上心の足りなさを若者のせいにしてしまいがちですが、もしかすると、私たち先輩や上司の側に問題があるのかもしれません。



 以前、伊那食品工業さんの訪問学習会の時に、若い社員の人たちが、口々に「先輩のようになりたい」と憧れの人の素晴らしさを語られることに驚いたことがあります。社員全体がいきいき働いている会社には、まだ「憧れの存在」が機能しているようです。



 リッツカールトンの方から聞いたのですが、同社では「上司や先輩は、後輩をがっかりさせてはいけない」という指針があるそうです。私たちは、学生時代に成長することの感動を味わった新人たちをがっかりさせていないか。
 今一度、自分自身を見直していこうと思います。



(株式会社ブロックス 代表 西川敬一)



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(2) 質の高い映像をつくるポイント(その2)
 
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その2:よいインタビューとは?



 商品のPR、採用活動自の企業PR、あるいは、社内の研修用の動画など、今様々な場面で動画が作られています。前回に引き続き、質の高い動画を制作するポイントをご紹介します。今回は、「インタビュー」がテーマです。



 前回は動画のコンセプトや構成・シナリオが大事だというお話をしましたが、例えばシナリオの中で、この場面では「社員の声」を入れたいと思ったとします。

 作り手は、「こんな風なコメントをしてほしい」と期待して撮影に臨みますが、よほど慣れているタレントなら、気軽に話をすることができますが、素人は、カメラを前にするとうまく話すことはできません。そこで、撮影者は、事前に質問を用意し、撮影までに練習をしてきてほしいとお願いをします。しかし、今度は、用意した内容通りに言おうとするので、「その通り言わなければ・・・」と余計に緊張しうまく話せません。それではどうするか?目の前に大きなボードを用意し、そこにセリフを書いておく。いわゆる「カンペ」です。

 これでなんとか、シナリオ上で「ほしいコメント」は撮影できます。ただ、慣れない人がセリフを読むと「棒読み」になり、気持ちが伝わらないという問題が生じてきます。



 プロの場合、このインタビューにいちばん気を使い、時間を使います。私たちDOIT!シリーズや志GOTO人シリーズの場合は、事前に質問を用意することはありません。その場で質問をし、その様子をずっとカメラで撮影していくのです。インタビュアーは質問の順番、表情、会話の受け答えなど雰囲気づくりに気をつけながら、相手が話しやすくなるように心を配ります。そして、その中の映像素材を何度も見直し、内容や気持ちが伝わるインタビュー・シーンを切り取っていくのです。



 例えば、「この会社は雰囲気がいいです」という社員のインタビュー・シーンでも、確かに、それが棒読みでも「伝えたいこと」は伝わっていて、成立していると言えるのかもしれませんが、その人が、どんな表情で言っているか、どんな気持ちで伝えているのか、その微妙な差まで伝わるのが映像です。ただ「言葉」が成立していたとしても、本当はいい映像と言えません。いかに心が伝わるコメントが撮影できるか。映像の質を高めるポイントの大きな要素です。



 ぜひ、いい映像を作っていきましょう。



ブロックスの映像コンテンツ制作事業のご案内

http://www.doit-fun.jp/produce/index.html



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Tel:0120-073-396





編集長のひとりごと

「紫陽花が咲き始めています。6月のイメージだったのですが、花も雨を感じ取るんでしょうね。とっても綺麗です。」