2006/05/26号
カタチと考え方
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メルマガ読者の皆さんこんばんは!
いつもメルマガDOIT!をご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。
来月18日(日)には「父の日」です。
皆さんは何かもうプレゼントを考えていらっしゃいますか?
私は、この日が近づくといつも思い出すのが小学校高学年の時。
父親にあげたプレゼントです。
その日の夕方まで、今日が「父の日」であることをすっかり忘れていた
私は急いで家の外に飛び出し、プレゼントを買い求めに行きました。
しかし、うちの周りは住宅街。気の利いたものを売ってるお店もなく
アイデアも出てこないまま、どうしようと途方に暮れておりました。
そんな時、道を歩いているうちに目に飛び込んできたのが自動販売機。
父はお酒が好きで毎晩飲んでいる姿を思い出した私は、「これだ!」
とばかりに500mlの缶ビールを3本買うことにしました。
苦し紛れのプレゼントですが、きっと喜んでくれるだろう。
お酒が好きな父だからお酌してあげようと、千円札を流し込み
ワクワクしながら家に戻りました。
ところが缶ビールを渡すや否や、父親の表情が凍ってしまい
出てきた言葉が「ありがとう。でも嬉しくない。。」でした。
厳格な父は、子供がお酒を買うことがどんな場合でも許せなく
いくら自分を喜ばせようという気持ちでも、正しい判断の
できなかったことに対して、長~いお説教が続きました。
人に喜んでもらうということは、相手のことを十分に考えないと
いけないものですね。大切なことを学んだ「父の日」でした。
今になって考えると、あの時のお説教は逆に私にくれた
プレゼントだったのでしょう。
現在では、たまに実家に帰る私と一緒にお酒を飲むのが
父の楽しみになっているようです。
(DOIT!企画開発チーム 村井秀彰)
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インタビュー特集(DOIT!79号より抜粋)
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【取材企業】 「ぶどうの樹(グラノ24K)」 (旅館・農業・ブライダル他)
【特集テーマ】
「夢」が人を輝かせる!
~ガキ大将社長が挑む嘘偽りなしの本物経営~
【会社概要】---------------------------------------------------------------
社 名 : 株式会社グラノ24K
本 社 : 福岡県遠賀郡岡垣町手野183
代 表 : 代表取締役 小役丸 秀一さん
創 業 : 1935年(設立1995年)
売 上 高 : 22億円
社 員 : 正社員:100名 パートアルバイト:250名
店 舗 数 : 22店舗
事 業 内 容 : 旅館、レストラン、ウェディング、ハム・ソーセージ製造、
農作物栽培他
*データは全て取材当時のデータです。
★代表取締役 小役丸秀一さんインタビュー★
「だからうちは、夢を語り続ける会社をつくることが夢なんです。
夢を語り続けること……。」
Q それが夢ですね。
「夢なんです。が、だからその、なら夢ってなんねってなるんですけど、
いや、夢を語り続ける会社をつくることなんですよっていうのあるんです。
だから普通、「年商何億」とかですよ、
「なんとかのビルを建てる」とかあるやないですか。
あげななんか、あんまりようないと思っとるんですよね。」
Q なんか、落語みたいですね。
「そうですか(笑)。
で、現実として、えっと毎期毎期確実な利益はつくっていきましょうよと。」
Q そうでしょうね。
「それで、それがないと夢語れんごとなります。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「うち、10年ぐらい前はやっぱ、ものすごい危ない時があってさ、
その時に、スタッフに、
もう、経費、経費、経費、経費、経費ばっかりの話をしよったんよ。
「経費削減せえ」と。そうしたら、若い子が泣いてさ、
「僕らは、悪いけど、給料も少ないし、
この田舎に他の仕事を辞めて来たのは、経費の話じゃないんです」と。
「社長の夢を、夢を一緒に見たいと思ってうちに来ました」っちゅうわけよ。
で、「経費のことは自分らに任せてください。社長は夢だけ語ってください」
って泣きながら言われてさ。
それから、「右手に夢、左に現実」って言いよっちゃけど。
だけど、やっぱり大切ですものね、それが。
だから、そういう意味では、
出来るだけ夢を語りながらというふうに思っておるんですけどね。
まあ、それが楽しいしね。
で、お金っちゅうのは、
やっぱり社員さんとか、スタッフの人を幸せにするために、
ある一定の生活のやっぱりね、基準になるお金はいるけど、
お金だけが幸せじゃないしね。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「僕、人が好きなんですよね。
で、もうずっと言ってるのは、
本田宗一郎さんはバイクとかあの機械が好きで日本一になったやろうし、
松下幸之助さんはやっぱり、「おれ、人が好きやけ」って、
人が好きやけ、日本一、人が好きになろうというふうに思っとんのやけどですね。」
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■DOIT!編集部より ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
■編集部だより
◆カタチと考え方
映像の編集の時も、取材中も、我々が大事にしているのは、
映そうとしている具体的な「カタチ」の裏側にある「考え方」や「思い」を理解することだ。
カメラに写るのは「カタチ」。しかし大事なのはその裏側にある「考え方」。
そこを理解しなければ、良い編集はできない。
寒い時に、寒そうされているお客様に膝掛けを渡す、という「カタチ」。
しかし、その行動で大事なのは
「寒い中わざわざ来てくださるお客様に感謝の気持ちを伝えたい」という思いだろう。
大事なのはその思いで、カタチは、膝掛けでなくても、カイロでもいいのだ。
しかし、普通、カタチばかりにこだあり、真似ようとする人が多い。
でも良いことだから、カタチだけの真似でもいいから、どんどんやるべきと思うが、
そんな人に限って長続きしない。
中には「膝掛けを豪華にしろ」的な本末転倒な差別化に走る人もいる。
カタチを映さないと映像にならない。しかし本当に伝えたいのはそこじゃない。
・・・難しいな~。
◆たかが挨拶、されど挨拶!
仕事柄、いろんな「伸びている企業」を訪問するが、
共通するのは社員の方の「挨拶」が気持ちいいことだ。
アポイントの電話をかけた時の応対、受付、そして応接室に入るまでに、
すれ違った人がみんな明るく挨拶を交わしてくれる。
それだけでない。生産部門や物流部門など、普段お客様と接することが
少ない部門の人も、知らない我々に気持ちよく挨拶をしてくださる。
そうすることがルールになっているからと言ってしまえばそれまでだが、
ここまで浸透しているとそれは「文化」だと思う。
普段から、従業員同士、明るく挨拶することが出来ていなければ、
いきなりは出来ないはず。
従業員同士が明るく挨拶ができるというのは、組織に摩擦や壁がない証拠。
協力関係にあるから十分に組織の力が発揮される。
「お客様には挨拶をする」のは当たり前の話。
しかし毎日、誰もが、気持ちよく、感動するほどとなれば、
当たり前のことも「凄いこと」になってくる。
売上をあげる施策からは最も遠いところにありそうな「挨拶」。
しかし、これが大事な時代になってきたようだ。
(DOIT!編集長 西川敬一)
★DOIT!編集長の気まぐれ日記更新中!
http://www.doit-fun.jp/tsubuyaki/index.php
◆DOIT!チーム熱血数珠繋ぎコラム ~小出編~ -------------------------------
●こんな出会いはいかがですか?
メルマガ読者の皆様こんにちは。
いつもメルマガDOIT!をご購読頂きまして
誠にありがとうございます。メディア事業部の小出です。
今日は本をご紹介しようかなと思います。
私はブロックス一の読書家だと自分では思ってます。
月に15冊程も読むでしょうか。とにかく本が大好きです。
ほぼ毎日本屋さんには足を運びます。
小説が大好きで、ハードボイルド・ミステリー・青春・時代劇・SFなど
幅広く興味のあるものは読みます。
本屋さんで本棚の間を歩いている時が至福のひとときですね。
その割りになかなかビジネス書など勉強になりそうな本には手が伸びません。
でもそれはそれでいいと考えてます。
本は疑似体験の宝庫です。そして知識の泉です。
それは小説においても然りです。
だから、本が苦手な方はまずミステリーでもなんでも
面白いものを読まれるのが読書家の第一歩です。
なんて偉そうなこと言ってすいません。
そんな私ですが、最近普段読まないような本にたまたま目が止まりました。
お名前だけはよく聞く中村天風先生の本です。
私は普段は正直手にも取らない本なのですが、なぜだかその日は手に取りました。
ちょっと読んでみたら、読みやすくて、いい言葉が一杯でした。
「本」にも出会いがあります、人と同じように。
いい出会いがあった時は本当にハッピーですよね。
今回はこの私の出会いを皆さんにもご紹介させて頂きます。
ご興味ございましたら、ご一読下さい。こんな出会いも、たまにはいいですよ。
(メディア事業部 小出敏裕)
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「折れない心!」 中村天風 著 扶桑社 1365円(税込)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4594051235/503-2704955-8815119?v=glance&n=465392
内容情報:いついかなる時といえど、
心の尊さと強さと、正しさと清らかさを失っちゃいけないよ…。
明治・大正・昭和、激動の時代を生きた哲人・中村天風の言葉の数々を紹介。
中村天風生誕130周年記念出版。
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